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マイルーム(6)*結界・催眠系

この世に生まれ出でて17年…これまでどちらかと言えばあまり目立たぬよう、人の影の中で生きてきたように感じる。
でも昨日の綾子さんとの熱い一日を過ごしてしまった僕の目の前には、これまでとまるで別世界のような全てが日向の中にあるような光景が広がっている。
周りが変ったのではなく、僕が変ったのだ。

何と言うか、力が漲ってくるというか…自信が溢れ出してきたというか…。
一昨日まで丸まっていた背骨がしゃんと伸びたような、そんな感じなのである。
現に痩せ細っていた身体に少し筋肉がついてきたような感じさえする。
学校に向かう足どりも早いのである。

この肉体と精神の変化が、単に僕自身によるものではなく、旧領主達の仕業だと知るにはまだ早過ぎた。
そのことに気が付くのはまだ先のことだ…。

教室に入ると、そこは当然のことだがいつもの顔ぶれだ。
しかし僕が周りを見る目と、周りが僕を見る目の双方が今までと少し違うようだ。
いつも僕を小バカにしている男子共は、相変わらず教室の後ろの方に陣取って下ネタ話に花を咲かせている。
小耳を立ててみると、もっぱら昨日の日曜日にしてきたそこら辺の女との武勇伝のようである。
どうやらその中の一人がようやく童貞を喪失したらしいが、相手は先輩からあてがわれたドブス女だったようで…ご愁傷様。

僕はお前らとはレベルも格も違う一級品の女を我がものにしてきたぞ。
それに今朝もあんなに熱い時間を過ごしてきたんだ。
そんな変な自信が態度に表れたのか、彼らが僕に目をつけたようで、こっちに近づいてきた。
「よう、康介。お前、ずいぶんと嬉しそうじゃんか」
「陽気もよくなってきたし、あんな狭い小屋に篭りすぎておかしくなっちゃったんじゃねーの?」
「オナってばかりで、頭の中がピンク色ってか!」

バカな奴らだ…。
そんな思いがつい表に出てしまった。
「フンッ」と彼らをバカにしたような鼻息を漏らしてしまったのだ。
一瞬にして彼らの表情や気質が硬化する…。
「おい、てめぇ…ずいぶんと強気じゃねーか」
リーダー気取りの一人がパンと僕の頭を軽く引っ叩いた。
「いつもみたいに大人しく机に向かってりゃいーんだよっ!」
そう凄みながら、もう一回僕の頭に平手を向かわそうとした刹那…。
信じられないことが起きた。
その平手を片手で払ったかと思うと、相手のその腕側の脇の下あたりに掌打を入れて、そいつを弾き飛ばしてしまったのだ。

弾き飛ばされた彼は、いくつかの机をなぎ倒しながら床に転がり倒れた。
背中と頭を強打したらしく、もんどりうってうめいている。
教室中の空気が一瞬凍りつき、その直後女子達の悲鳴や男子達のざわめきが起こった。

一番驚いているのは僕自身だ。
生まれてこのかた、そんなことはしたことも無いし、ましてやそんな反射神経や打撃技術など持ち合わせているはずもない…。
とは言っても、ことは起きてしまったのだ。
彼の取り巻きが、思いもかけない僕の反撃にようやく色めきたっていている。

「てめぇ!」
もう一人が僕の肩を掴んできた。
やはりその刹那、僕の身体は勝手に反応を起こしていた。
掴んできた相手の腕を掴み返し手の平を上に向けたかと思うと、もう一方の拳でしたたかに相手の肘を強打したのだ。
当然相手の腕は本来の肘の動きと逆の方向に折れ曲がることになり、悲鳴を上げて腕を抱えながらしゃがみこんでしまった。

直後に担任が入ってこなければ、より大事になっていたかもしれない。
ホームルームの後、臨時の自習時間となり、僕らは当然のごとく生徒指導室に連行された。
目撃者数人も証言者として同行してきたが、彼らの話を聞いている担任がとても怪訝そうな顔をしている。
それはそうだろう、何しろ加害者が僕なのである。
これまでの日常の中で、誰がどう見ても被害者の連中の方が腕力や闘争心では、遥かに上回っているし、僕は誰がどう見ても本来いじめられなければならない立場なのだ。

しかし証言者達の公正な証言により僕の正当防衛は認められたし、この場合僕からケンカを仕掛けることはありえないだろうという判断で、被害者の連中の方が咎められ、僕はあまり過剰な防衛の仕方は気をつけるように…と、まるで相応しくない注意を受けて退室した。

教室に帰ってみると、感嘆の声を上げてくる奴もいれば、好奇の目を向ける奴もいて…にわかに時の人と化してしまっていた。

でも何故だろう…。
何故あんなことが出来たのか…その時点で僕はその問いに答えを見出せなかった。
そんな思いに耽っている僕に興味を示した一人の女子がいた。
浅野千夏(あさの ちなつ)という、クラスの中でも陽気で活発な人気者でもある。
顔もどこかの雑誌のグラビアくらいならスカウトがくるんじゃないのか…というくらいの可愛さを持ち合わせていた。
彼女が持ち前の好奇心旺盛さで、僕に声をかけてきたのだ。

「さっきの技、すごいねー。康介ってあんなことできたんだぁ」
「べ、別に…」
こういう陽のタイプの人間には、どうしてもこんな返事しか出来ない自分が恨めしい。
「あんなのどこで練習してきたの?あたしけっこうK1とか好きなんだよ」
本当に興味があるらしく、僕の顔を覗き込んできた。
思わずドキッとした…。
千夏の顔をこんな距離で見るのは初めてだ…確かに可愛いな。
綾子さんのような大人の女性の魅力はまだないが、校内で評判になるだけのことはある。
その分だけボーイフレンドの噂も絶えないが、最近は相変わらずの気軽さで別れたらしい。

一瞬僕の頭の中がブンブン唸りをあげて回った。
そして一つのアイデアを生み出した。
「浅野さん、そんなに興味あるなら学校終わったら秘密練習見に来る?」
「えっ、ホント!?」
「浅野さんの家は確か○△町で、ウチの先だったよね。練習場は家の中だから見に来てもいいよ」
「わぁ、面白そう。行ってみようかなぁ」
「ただし、他の人には知られたくない秘密だから、見せるのは浅野さんだけだよ。いい?」
「もちろん!」
元来、女性は他人の秘密…というものに非常な好奇心を示す生き物なのだろう。
最後の言葉が効いたらしく、その日の放課後僕と千夏は連れ立って帰り道を歩くことになった。

叩きのめした連中の報復があるかと思ったが、なにせ目立つ存在の千夏が一緒である。
彼らも今日のところは遠慮した…というところか。
そして二人は僕の部屋の前にたどり着いた。
「え、ここって…こんな狭い…あ、ごめ~ん。でもここで練習できるの?」
「そうだよ。そこが秘密…というところなんだよ。どうぞ、入っていいよ」
領主達よ、ほら…新しい喜びを連れてきたやったぞ!レベル的にも問題無しだろう!
千夏が部屋に入った瞬間…。
やはり窓の外がピカッと落雷のごとく光ったかと思うと、彼女はその場に立ち尽くし、そして虚ろな表情になった…。

やった…。
これで二人目の愛しい“しもべ”を手に入れることができる…。
僕は綾子さんのときと同じような異常な興奮状態になっていった。
何という現実…近所でも評判の美人奥様と、学校でも評判の美少女…こんな二人を自由に出来る男がそういるわけではない。
何という優越感。

僕はその興奮状態のままに、目の前で虚ろな表情をしている千夏に声をかけた。
「浅野さん?」
「…はい」
「これからは君のことを“千夏”と呼ぶけどいいよね?」
「…はい」
「それから、これからは千夏は僕のいう通りの生活を送ることになるよ。いいね?」
「…はい」
この結界内に入ってしまえば、こんな確認を取らなくてもあのノートでいくらでも好きなように出来るのだが、やはり本人の声で承諾を取りたかったのだ。僕のこだわりのようなものだ。

「そして僕のいう通りに行動しなければならないんだよ。何せ千夏にとって僕の言葉は絶対だからね」
「…はい」
「じゃあ、まず可愛い千夏の身体検査をしなくちゃね。そのベッドの上に立って、下着のパンツ一枚だけの姿になってくれるかな?いいよね?」
「…はい」

彼女は虚ろな表情のままベットの上に上がり、服を脱ぎ始めた。
多分今日を境に、しばらくの間彼女が“今の制服”に腕を通すことはないであろう。
彼女には“新しい制服”を用意してあげることに決めているので…。
そんなことを考えている内に、ベッドの上の千夏は早々と小さな青と白の横ストライプ模様のショーツ一枚の姿になっていた。
特に股間や胸を隠す素振りもなく、さっきと同じように立ちすくんでいる。

胸は綾子さんよりも小振りか。
ブラジャーを見るとBカップであった。
しかし、そこは綾子さんと比べると10歳分の若さの違いがある。
ツンと上向きの乳首とそれを支える張りのあるオッパイは、まだ少女の硬さを保っていた。
ウエストからヒップへのくびれ、ヒップから太ももにかけてはとてもきれいなラインだが、綾子さんのスポーツウーマンとしての張り方から比べると、いささか柔らかそうで儚いイメージがある。
触れば壊れてしまいそうな、そんなもろさを醸し出しているかのようだ。
内面の活発で明るい性格と、この繊細で可憐なスタイルのギャップに思わず抱きしめたくなる。

僕は脚を閉じて立ちつくしている千夏の下半身…フロントデルタ地帯に顔を埋めるように押し付け、そして抱きしめた。
強く息を吸い込むと、強いオシッコ臭と汗とが混ざり合っての女性特有の何ともいえない甘美な匂い…。
思わず恍惚な表情になる。

ショーツを下ろして驚いた…。
目の前に広がった光景は“黒”なのだ。
毛の薄かった綾子さんとは、まるで違う種族かと思わせるほどの剛毛振りだ。
脚を開かせ、下から股間を覗き上げるようにしてオマンコ周辺を観察してみたが、やはりその部分にも密集している。
その黒い密林はそのまま縦の線を保ちながらアナル周囲まで伸びていた。
まさに驚きである。
若干17歳の、それもグラビアアイドルでも通用しそうな可憐さを持ち合わせている千夏の身体に、こんなに下品でいやらしい黒いジャングル地帯が存在していたとは…。
オマンコ自体も僕がPCで見るアダルト画像によくあるような、どうしても下品さを連想させてしまうような、両翼に黒々としたビラビラをはみ出させているオマンコなのだ。

17歳の可憐な女子高生をウリにして、何人もの男を受け入れてきた証なのか。
でも安心していいよ。千夏…。
これからこのオマンコは僕だけのものになるからね。
他の男なんて一切受け入れる必要なんてないんだよ…。

僕はそんな身勝手な感慨に耽りながら、千夏を真っ裸でベッドの上に立たせたまま、机の上のノートを手にとった。

0003


(7)に続く…。

テーマ : 官能小説 - ジャンル : アダルト

マイルーム(5)*結界・催眠系

異常な興奮状態に陥った綾子さんとのショッピングから帰ったら、既に夕方になっていた。
思えば長居をしたものだ。
異常なファッションの綾子さんと正常な周囲とのギャップをもっと楽しみたくて、レストランでのランチやら、近くの公園での散歩やら…まるでデートのような時間を過ごしてきた。

もちろん今までの綾子さんなら、いくら日頃から僕に対して親切であったとしてもそこまで時間を割いてくれなかっただろうし、僕の方もそんな時間が欲しいなどとリクエストできなかったはずである。
しかし、今は事情が違うのだ。
僕が「いいよね?」と言えば、彼女からは肯定の返事しか返ってこないのだ。

その一緒に過ごした時間の中で面白かったのは、ブティックが並ぶフロアを歩いていた時に、綾子さんはキャミソール売り場とショーツ売り場にしか興味を示さないのである。
普通のワンピースやスカートなどのショウウィンドウを指差して、こんなのはどう?と問い掛けても、「うーん…あまり興味無いのよねぇ…」という釣れない返事しか返してくれず、どうしても下着売り場に行こうとする。
そしてそこで僕に向かって、「どうこれ、いいでしょ?似合うかなぁ」と聞いてきたりするのである。店員も普通に対応してるし…。
そこまであのノートの一文が反映されているんだ…とつくづく思ったが、僕が下着売り場にいて自然である…とまでは記していなかったので、店内の他の客からちょっと好奇の目で見られていたように感じたのは参った。

そんなこんなで楽しく時間を過ごしてしまった為、帰宅が夕方になってしまったのだ。
帰宅すると既に兄の隆行が仕事を終えてリビングのソファに座っていた。
今のエロチックな綾子さんに対する兄の反応がどうなのか一瞬ドキッとしたが、ここでもきちんと反映されており、エロチックな格好には全く無反応だったが、それよりも僕と彼女が一緒に買い物から帰ってきた…という普段ではあり得ない行動に対して、確実に不快感を抱いたようだ。
僕らははっきり言って仲が悪いのである。

この状態だけはなんとかしておかないと、これからの綾子さんとの楽しい生活に支障があるので、僕は兄に対しても一計を案じることにした。
今目の前で明らかにこっちを睨みつけて、なんでお前と綾子が一緒に買い物に行っているんだ!と詰問しようとしている兄に対し、「実は今日綾子さんのことでちょっとした問題があったんだけど、ちょっとここだと話せないので一緒に僕の部屋に来てくれないか」…と告げ、面倒そうな雰囲気で中々腰をあげようとしない兄をなんとか部屋まで導いた。

もうこうなればこっちのものだ…。
案の定兄が部屋に入った瞬間、綾子さんのときと同じように窓の外が光ったかと思うと、目の前で兄が虚ろな表情で立ち尽くしていた。

**************************************

6)綾子さんと康介が一緒に家にいる時は、必ず二人一緒にお風呂に入らなければならない。それは世間一般的に見ても、ごく普通の義姉義弟の接し方である。
また、自分の身体は自分で洗ってはならない。混浴時の最低限のマナーである。
7)隆行(兄)は、今後一切綾子さんに対して愛情は持っていても、性欲を持たない。また、目の前で康介が綾子さんとどのような接し方をしようとも、決して嫉妬心などを起こさない。その姿はむしろ微笑ましいものである。大いに奨励すべきことである。
8)隆行は康介に対して一切の敵対心を取り払い、出来の良い弟として扱う。また、康介の言いつけや要望は絶対的であり、それに対し一切の不満、疑念を持たない。

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6の項目は帰り道に、帰ったら一緒にお風呂に入ろうと思っていて既に考えていたものなので、書き加えたものだ。
一度でもこの結界に足を踏み入れれば、その本人がそこにいなくても部屋の中でノート記入をする限り、そのリクエストは反映されるようだ。

兄を退室させてみると、その後の僕に対する態度がまるっきり違ったのには、驚きとともに思わず笑いが出た。
これまで十数年の歴史の中で作り上げられてきた兄弟の不仲が、たった一瞬の出来事でこうも変ってしまうのだ。
僕が母屋に出入りしていたことをあれだけ疎んじていたのに、僕の部屋を退室した途端「早く綾子と風呂に入ってこいよ」だって…。
おいおい、兄さんの嫁さんだろ。いいのかよ。…最高に愉快だ。

お言葉に甘えて、綾子さんとの甘美な混浴を楽しんできた。
二人で石鹸の泡にまみれての洗いっこ。
当然チンポは最大膨張するわけで、それに気付いた綾子さんは今度は僕が合図を出さずとも自分から咥えてくれた。
これで今日だけで本番3発、フェラ3発…綾子さん、あなたの子宮と胃袋には僕の精子で一杯になっていますよ。

今日はもう疲れた…。
でもこんなに人生がバラ色に変ったことを実感できたことで、ものすごく満足だ。
これからも僕の環境はどんどん変化していくだろう。
この部屋のこの結界に守られている限り、僕の人生は本当に自分で作っていけるのだ。
そんな充足感に満たされながら、深い眠りについた…。

眠りについてしばらく…。
夢の中であろうか、それとも目覚めているのか…。
僕の目の前にあの武将がいる…。

「小僧、この結界の力…楽しんでおるようじゃな…」
「だが、俺達は物足りぬ…」
「もっと女を差し出せ…」
「お前の快楽は俺達との盟約のもとに成り立っていることを忘れるな…」
「もっと女を差し出せ…」
「この部屋で女に快楽の声を上げさせよ…」
「さすれば俺達はさらに強大になれる…」
「もっと女を差し出せ…」

僕の頭の中でその声だけが響き渡っていた…。
おいおい…まだアンタらを喜ばせ始めた初日だぜ…。

翌朝…。
昨夜の武将の声に後押しされたかのように、起き抜けであのノートに一文を書き加えた。

***************************************

9)兄・隆行は、綾子さんと康介のセックスを支援する立場になる。なぜならば我が一族の後継者作りを、綾子さんと康介に託したからである。世間もそれを当然のことと受け入れる。

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約束は約束である。
昨日は初フェラチオのあまりの心地よさに、外で精力を浪費しすぎたかな…と旧領主達に対して少し反省の念も感じながら書いたのだ。

「綾子さん、登校前に僕の部屋でセックスしようよ」
朝食の後、おもむろに且つダイレクトにリクエストしてみた。
第4項の(康介とのセックスをいつでも受け入れる)が効いているはずである。
「え、あっ…うん、いいよ」
果たして気のいい返事が返ってきた。
「兄さん、別に構わないでしょ?」
「お、おう、朝から元気だなぁ、お前。遅刻すんなよ」
これで一文の効果も確認できた。
これがこれからのごく当たり前の朝の風景になっていくのだろう。
兄さん、元気な赤ちゃん仕込むので、子育てはよろしく頼むぜ。

部屋に綾子さんを連れ込んだ時に気が付いたが、どうやら一度この部屋に踏み込めば、その後は窓の外も光らないし、彼女も虚ろな表情にはならないようだ。
これは好都合である。
内心、これからのセックスはあの虚ろな状態で行わなければならないのか…と少し気になっていたところだからだ。

僕と綾子さんは、朝の忙しい時間の合間の気軽な体操のような感覚で、お互い真っ裸になり(綾子さんは例のファッションなので簡単に脱げるが…)義姉と義弟の激しく熱いセックスに耽っていった。
僕自身、これで4回目のセックスである。
さすがに女体の扱いにも慣れてきたし、今時はAVという映像教育も受けられる。
次第に腰使いやリズムなどもトレーニングされてきて、それとともに綾子さんの感じ方も増してきているようだ。
彼女のリクエストで、フィニッシュはうつ伏せでのバックからの突きまくりで決まりである。
この状態で突きまくられるのが、一番イキやすいそうだ。
現に今も大音量で“あ行”の発音オンパレードで昇天しかかっている。
僕が彼女にお願いして、声のボリュームは決して抑えないことにさせているのだ。
感じたら気の向くままに大きな声で喘ぐようにと…。
当然この声は、薄いプレハブルームの壁を通り越して屋外に響き渡っているはずであるし、窓も開け放っているのだ。
でも例の第4項が効いている限り、誰もこれをいやらしいセックスとは認識しないのだ。
まさにやりまくりである。
そんなことを考えながら、いよいよフィニッシュの時を迎えた。

ドピュッ!ドピュッ!ドピュッ!ドクドクドク…

朝から濃い精液が綾子さんの体内に流れ込み、そして彼女も僕が見下ろす中で昇りつめていた。
領主達よ、朝から喜ばせてやったぞ。
こっちも頑張るから、夜中に勝手に人の枕元に立つなよな。

0002


(6)に続く…

テーマ : 官能小説 - ジャンル : アダルト

マイルーム(4)*結界・催眠系

今僕の部屋のベッドには、うつ伏せで汗だくになっている綾子さんがいる。
股間からは僕の大量の精子を溢れさせながら…。

最初の一発から立て続けに三発も綾子さんの体内に射精してしまった。
その間常に天井では深緑の霧が渦巻いていた。
三発目に励んでいる最中、今後の綾子さんとの生活をより刺激的且つ分かりやすいシステムにすることを考えていた。
それが出来るかどうかは、今頭上で蠢いている旧領主達の助力が必要だ。
なので、三発目の射精時に旧領主達の歓喜の声が上がった際、天井に向かって叫んでみた。

「おい、天井にいる旧領主達!お前達をもっと喜ばせるための提案がある!聞いてくれないか!」

すると、その霧の中から昨夜見た武将が姿を現した。
元々霊感など皆無だった僕には未だに信じられないが、その姿がはっきりと見て取れるのだ。
「小僧、その提案とはなんじゃ、申してみよ…」
「俺はこの女性を支配したい。お前達もそれを望んでいるはずだ」
「まさにその通り…その女、俺達も気に入っておる…」
「お前は昨日、この部屋で取り決めたことは外での生活でも反映されると言ったな?それは確かなのか?」
「その通り。お前の好きにするがいい…」
「ならば、その反映される事柄を書き記しておきたい。俺も何を反映させたか混乱したくないからな。なので、その机の上のノートに書き記したことが反映されるようにしてくれないか?」
「たやすいこと…」

そう言うと、武将は机の上のノートを一睨みした。
その瞬間ノートが不気味に光り、すぐに元に戻った。
「これでよいのだな?小僧、お前の要求通りそのノートに書いた事柄が外の世界でも反映されるようにしてやったぞ…ただし、この結界内で書かなければ効果はないぞ…」
「ありがたい。それともう一つ質問がある」
「なんじゃ…」
「お前は女を抱く時は必ずこの部屋で抱けと言ったが、この部屋以外で女を抱いたらどうなるんだ?」
「それは叶わぬ。小僧、お前に授けた力は交換条件の上に成り立っておる。それはお前と女達との絶頂は俺達と結びついているということじゃ…」
「では、ここ以外ではセックスをしてはダメだということだな?」
「その通り。俺達の力がお前の淫欲の助けを得てより強大になれば、その結界を広げることも出来ようが、今はまだその時ではない。もしお前がここ以外で女を抱き、絶頂を迎えた時は約定違反とみなし、お前の命を少々削らせてもらおう…」
「おいおい、脅すなよ。分かったよ、これだけの特権をくれたんだ。それくらいは守るよ。ただ、オナニーもここ以外ではダメなのか?」
「お前が一人で慰めることに何の興味もないわ。それくらい勝手にいたせ…」
「中々話が分かるね。サンキュー」

これでさらに旧領主達との盟約がスッキリしてきた。
僕はさっそく綾子さんをベッドに座らせ、先ほど力を得たノートを見せ、このノートに書かれたことが彼女の生活に反映されることを教えてあげた。
別に教える必要もないのだが、一方的…というよりも全てお互いが承諾した上でやりたかっただけのことだが…まぁ、自己満足だな。

綾子さんがノートのことを虚ろな目で承諾してから、以下のことを早速ノートに書き込んだ…。

***************************************

1)綾子さんの普段着は、綿のキャミソールとショーツだけとする。そしてその組み合わせのオシャレを楽しむこととする。ブラジャーは認めない。外出時もそれ以外は認めない。但し、靴はその範疇ではない。
2)この部屋以外でも綾子さんに対する康介の言葉は絶対的であり、その言葉や命令、指示に対しては周囲も疑いを持たない。ごく当然のこととして受け取る。
3)康介はいついかなるときでも、綾子さんの身体に勝手に触れることが出来る。そしてその刺激を綾子さんは快感を持って受け付けねばならず、その快感を素直に表現すること。
4)康介が求めればいつでもこの部屋にてセックスをする。それは周囲から見ても気軽なホームトレーニング程度にしか見えない。

***************************************

とりあえず、これだけでもかなり楽しい生活が送れそうだが、また気付いた時に書き加えや書き換えを行えばいいのだから、楽なものだ。

僕は胸を躍らせて母屋に行き、綾子さんのために衣装ケースから綿のキャミソールを持ってきてあげた。ショーツは今まで穿いていたやつでよいだろう。
それを着るように命じ、意を決して彼女に退室するように命じた。

退室後どうなるのかが最大の気がかりだ…。
果たして今の格好をどう思うのか…またさっきまでこの部屋の中で行われていた行為に対してどのように反応するのか…かなりの不安はある。
あの武将の言うことが本当でなければ、僕の人生においてかなりのピンチが到来するのだ。

果たして綾子さんが部屋の外に出た瞬間、彼女はハッと我に帰ったかのように目覚めた様子だ。
いよいよ審判の時である…。僕はかなりの緊張状態で綾子さんを観察していた。

「あ、あら…私、こーちゃんの部屋に何しに来たんだっけ?…そうそう、ケーキを持ってきたのよね…あれ、もう食べちゃったの?」
「う、うん…」
「おかしいなぁ…こーちゃんが食べてる時もここにいたのよねぇ…ボーっとしてたのかな…」
「ちょっと疲れてたみたいだったしね、それより綾子さん…涼しそうな格好しているね」
「そう?でもこの組み合わせオシャレでしょ?ちょっと下がピンクなのがいただけないかなぁ…」
「う、ううん、とても似合ってるよ」
「ありがとー。まさかこーちゃんから褒められるとは思わなかったわぁ」

傍目では信じられないような会話である。
なにせ今目の前にいる綾子さんは、家の中でも憚られるような格好なのである。
ピチピチで乳房の形から乳首の凹凸までハッキリと分かる綿キャミと、ピンクのショーツという本来なら間違っても義弟の前で晒すことの出来ない格好なのだ。
それをオシャレと思い込んでいる彼女…この部屋の結界力は本物なのだ。
丁度そこに隣のおばさんが通りかかり、塀越しに声をかけてきた。

「あら、綾子さん…今日もいい陽気ねぇ」
「ええ、そうですね。洗濯日和ですよー」

普段の会話である。
全く普段の会話である。
おいおい、おばさん、この格好だぞ。おかしいと思わないのかよ!
僕はこの事態にものすごく興奮した。当然チンポが再び起立しはじめる。
こうなったら調子に乗ってやる!
僕は綾子さんにちょっと待っててとお願いし、急ぎ部屋に戻ってもう一文をノートに書き込んだ。

***************************************

5)康介が綾子さんの前で勃起した時は、康介が拒否をしない限り綾子さんは進んでフェラチオをしなければならない。それは周囲の目には義姉と義弟の仲睦まじい会話程度にしか写らない。

***************************************

そう書き記して外に出た。
当然チンポは未だ勃起したままである。
フェラチオならばオナニーの延長線上だし、一方的な絶頂なので約定違反にはならないだろう。

そこではまだ隣のおばさんと綾子さんとのおしゃべりが続いていた。
僕もそのおしゃべりに無理やり参加すると、何気なく綾子さんに向かってチンポを見るよう手で指し示した。
すると、彼女は「あらあら…」と言いながら僕のズボンのジッパーを下ろし、大事そうにチンポを取り出してその上品な口に含み始めた。
隣のおばさんの目の前で…である。

「お、おばさん…綾子さんと…な、何を話してたの?」思わず声が上ずる。
「何って、今日のオカズのことだよぉ。主婦はね、毎日それを考えるのが大変なのよ」
「へ…へぇ…あっあぅ…そ、そうだ…よね、毎日のっ…こ、ことだもんね」
「そうよぉ、だから康介君も綾子さんに感謝しなきゃダメよ!そんなに仲がいいんだから!」
「う、うん…はぅっ、そうするよ…」

それで会話が途切れておばさんは去っていったが、綾子さんのフェラはまだ続いていた。
気持ちいい…最高に気持ちがいい…オナニーの数倍気持ちいいぞ、これは。
それに、あの態度…この異常なシチュエーションを全く疑っていない。まさに完璧。
そう満足したと同時に、綾子さんの口の中で果てた。これで立て続けに4発か。
そう思っているうちに、綾子さんの喉がゴクンと鳴った…。

今、僕は綾子さんと近所のスーパーマーケットに買い物に来ている。
もちろん、綾子さんのファッションはさっきの綿キャミとピンクのショーツ、それに素足にミュール履き…という格好。
これが正常な世界であれば、さっきすれ違った警察官も訝しがり声をかけられてもおかしくないのだが、今のこの世界は僕が捻じ曲げた世界…。
ここではこれが当たり前なのだ。
周りの目にも、今の綾子さんは当り障りのない“普段着”という認識しかない。
なので、さっきの警察官も何の気にもとめないし、すれ違う若い男性やおじさんも綾子さんの美貌に目を奪われはするが、特にいやらしい目つきで身体を凝視することはないようだ。やはり彼らにも“普段着”としか認識されていないようだ。

面白い…。
ほら、こんなにもいやらしい格好しているのに…。
薄手で面積の小さいショーツでオシリを高々と突き上げて、棚の下段の商品を取ろうとしているよ。
そのうち夏になったら、暑いだろうから全裸で歩かせてあげるからね!
そんなことを考えていると、またチンポが勃起し始めた。
僕はもう当然のごとく綾子さんをスーパーの入り口横のベンチに連れて行き、そこで勃起しているチンポを指差した。
日曜日のお昼前の大型スーパーマーケット…当然入り口付近は多くの家族連れや主婦連中の往来があるし、このベンチにも隙間がないくらい人が座っている。
今その一角で義姉にフェラチオをしてもらっている義弟の構図…。
まさに異常であるが、今はこれが正常なのだ。
この快感を今は心ゆくまで味わっていたい…。
0001


(5)に続く…。

テーマ : 官能小説 - ジャンル : アダルト

マイルーム(3)*結界・催眠系

翌朝、この日は日曜日で母屋にて遅い朝食をとっていた。
兄は平日休みの仕事なので、日曜でも既に出社していた。
僕がテレビを見ながら食事をしていると、キッチンの方から綾子さんの呼ぶ声がする。

「こーちゃん、今日も部屋で勉強してるの?」

僕の名前は康介だが、「こーちゃん」と呼んでくれるのは綾子さんだけだ。
質問に対して僕が肯定の返事をすると、後でもらいもののケーキを差し入れてくれると言ってくれている。

いつもなら、ただのありがとう…なのだが、今日の僕はこんな普通のやりとりに妙に興奮していた。
訳は当然昨夜の出来事だ…。
あの時、あの武将は僕の部屋に入ってきた者をいいなりにできる結界を張ってやる…と言っていた。
しかし、彼が消えてから部屋の中に変化は見られなかった。
外に出てみても、外観上も全く変化なし。

僕は夢を見ていたのだろうか…とも考えたが、あまりにも鮮明に覚えている。
俄かに夢であると断定するわけにはいかなかった。
それに内容が内容である…まさか、念願の夢が叶うようなチャンスが訪れようとは…例え夢であったとしても、信じたくなってしまうのは仕方ないことかもしれない。

何はともあれ、あのことがあってから初めての来訪者が部屋に訪れようとしているのだ。
それも綾子さんである。
僕の妙な期待感は増すばかりである。
ダメもとで様子を見てみようと心に決めている。

そんな思いからか、僕は普段聞かないようなことを綾子さんに質問していた。
「綾子さんは今日出かけるの?」
「ううん、今日はのんびり家の中の片付けでもしようと思ってるよ。どうかした?」
「ううん、別に…」

表面上はそっけなく返事をして早々に部屋に引き上げたが、今日一日綾子さんと二人きり…という状況になんでこうも胸躍らせているのか…別にこんなシチュエーションは初めてではないのに…。
僕は部屋の中で、綾子さんの来室を今か今かと待ちわびていた。

しばらくしてコンコンと部屋のドアをノックする音とともに「こーちゃん、いる?」という綾子さんの澄んだ声…。
僕は机に向かって勉強している振りをしながら「どうぞ」と返事をした。
ドアが開き、ケーキを持った綾子さんが部屋に入った途端、部屋の窓がピカッと光った気がした。
次の瞬間綾子さんを見て驚いた…。
ケーキを持ったまま立ちつくし、じっとこちらを凝視しているがその目は虚ろな状態になっている。
しばらくの沈黙…

………。

数十秒間が僕にはとても長い時間に感じたが、状態が変らない。

「綾子さん?」
僕はそっと声をかけてみた。
すると「…はい」と丁寧な返事が返ってきたのには驚いた。
いつもならば、声をかければ「ん?なーに?」などの気軽な返事が返ってくるはずなのである。

昨夜の武将の声、さっきの光、そして目の前の綾子さんの虚ろな状態…俄かにあの非現実めいた武将の声が、僕の中で現実味を帯びてきた。
夢のような現実…それが今目の前で展開されようとしているのか!?

ただまだ油断は出来ない。
ここでもし綾子さんの意識がある中で破廉恥なことをすれば、夢のような現実どころかこの街で住む場所を失うかもしれないのだ。
僕は恐る恐るもう一度質問した。

「綾子さん、大丈夫ですか?」
「…はい、…大丈夫です」

表情一つ変えることなく返事をする綾子さん。
マジかよ…。

「綾子さん、その手に持ってるケーキ…そのまま手を使わずかぶりつきで食べてもらえますか?」
かなり飛躍的な勇気のいるリクエストを投げかけてみた。
このシチュエーションがもし綾子さんの冗談やイタズラなら、そこまでのことはしないだろうし、もしそうだったとしても僕の方もジョークということでごまかせるギリギリのラインだ。

しかし、目の前の綾子さんはなんと期待を裏切るかのように、そのケーキにかぶりつき始めたのだ…口の周りや鼻先にべったりとクリームが付くことなどお構いなしに…。
これはいける!
僕の中に確信的な喜びが込み上げてきた。
遂に綾子さんを僕のものに出来る!!…まさにこれである。

そうこうしているうちに、綾子さんはぺロッとケーキをたいらげてしまっていた。
口や鼻の周りにべったりとクリームをつけたまま、依然として虚ろな表情で立ち尽くしている。
まるで次の指示を待っているかのように…。

「綾子さん、ぼ、僕が口と鼻の周りについたクリームを舐めとってもいいですか?」
…ゴクン…思わず生唾を飲み込んだ…額はすでに汗ばんでいる…それが体温上昇の汗なのか冷汗なのかの区別すら分からない…どうだ、どんな返事が返ってくるのか…。

「…はい、…どうぞ」
期待通りの返事に、頭の中が真っ白になりそうだ…。
僕はベッドと本棚の間の狭い通路をつたって、部屋の入り口に立つ綾子さんの元に向かう。
綾子さんの目の前に立った。既に30cmも離れていない。
通常なら、この距離はいくら身内でも警戒する距離だ。
しかし、目の前の綾子さんは警戒の色すら見せていない。

「綾子さん、これからあなたの顔を舐めまわしますよ…いいですね?」
「…はい」
「それ以外にも次々とリクエストを出していくと思います…それにも応えてくれますか?」
「…はい」
「というよりは、僕の言葉は絶対です…従わなくてはならないのです…いいですね?」
「…はい」
「絶対的な僕の言葉ですから、綾子さんは決してその行いを疑ってはいけないのです…いいですね?」
「…はい」

舞い上がってるわりにはよく言えたものだ。
常々こうしたいと思って妄想の中で反芻していたことが、こんな形で役に立つなんて…。
それにしても畳みかけるような僕の問いかけに、何の迷いも見せずに素直に承諾してくれてありがとう、綾子さん。
これから一緒に楽しい生活を送っていこうね!

ちょっと意地悪な質問も投げかけてみた。
「兄さんとはセックスしてる?僕の質問には全て正直に答えなきゃいけないよ…何しろ僕は絶対的な存在なんだから…」
「…はい、…しています」
「週にどれくらいしているの?」
「…1回、…多くて…2回ほどです」
「目的は?赤ちゃんが欲しいの?」
「…はい、…欲しいです」
「セックスする時は、綾子さんから誘う時もあるの?」
「…はい、…あります」
「後で僕のことも誘ってもらうからね、絶対的な僕の言葉だもん…誘ってくれるよね?」
「…はい、…お誘いします」
やった!遂に綾子さんを我がものに出来るチャンス到来だ。

ここまで来ると徐々に緊張もとれ、思考回路にもこの状態を楽しむための、かなりのゆとりが生まれてきた。
大胆にも綾子さんを抱きしめると、そのままクリームたっぷりの唇に吸い付いた。
クリームの甘さと唇の弾力と温もり…なんておいしいケーキなんだ。
女性にキスすることなど初めてなので、マナーやら手順やらテクニックなど知りはしないが、この綾子さんにはそんな面倒なことは必要ないのだ。
僕のしたいままにさせてくれる綾子さんなのだから…。

顔を舐めまわしてキレイにしてあげた後は、いよいよ彼女の全てを僕の前に曝け出してもらう時間だ。
僕は綾子さんに、ベッドの上に立って服を脱ぐように命じた。
彼女はその言いつけ通りにベッドに上がり、何を恥らう様子も見せずまるで一人でお風呂に入るときのように、一枚ずつ服を脱ぎ始めた。

春の終わりを迎える時期なので、長袖のTシャツにジーパンという気軽な部屋着姿だった彼女は、今や見ているこちらが照れてしまうような大胆さで、白いブラジャーとピンクのローライズショーツのみの姿になってしまった。
スタイルはスポーツウーマンの名にふさわしい見事さだ。服の上から想像していたものを上回るラインと輝きを持っている。
ブラまで外した時、Cカップの可愛らしいオッパイが僕の目の前に晒された。

これが綾子さんのオッパイ…。
なんて上品なんだ…。
それまでネットで見ていたヌードモデルの使い込んだようなオッパイを想像していたりしたものだが、目の前のそれはまるで違っていた。
乳輪は薄い茶色で面積も狭く、その中心に先端が少しピンク色の小振りな乳首がついていた。
そして、まだ子どものいない若妻らしく、その張りは失っておらずツンと上を向いているかのようだ。

彼女に声をかけ、そこで脱ぎ脱ぎショーを一旦止めた。
僕は今この状態を“リアル時代”と呼ぶならば、数日前までの“オナニー時代”からの綾子さん下着フェチだ。
ショーツ一枚の彼女をもっと楽しみたいと思うのは当然だろう。
ベッドに横になるように命じ、両膝裏を抱え込ませて、赤ちゃんのオムツ変えポーズで股を開かせる。

「これから綾子さんの身体を僕の自由に弄ばせてもらうから、その格好のまま決して動かないこと…いいね?」
「…はい」
「ただし、自分が気持ちがいいと感じたら恥ずかしがらずに反応しなきゃダメだよ…いいね?」
「…はい、…わかりました」
「さっき、僕のことを誘ってくれるとまで言った綾子さんなんだから、兄さんとのセックス以上に感じてくれなきゃ僕は喜ばないよ…いいね?」
「…はい」

目の前の光景はなんと表現すればいいのだろう。
憧れの恋焦がれた綾子さんが、ショーツ一枚の姿で僕の前で大股開きのまま寝転んでいる。
そのふっくらとした股間の中央…そうオマンコのあたりの柔らかそうなこと…。
僕はそこに引き寄せられるように顔を近づけ、そして鼻を押し付けた。
深呼吸並みに深く鼻から息を吸い込む…鼻腔に広がる綾子さんの股間の匂い…生体的には“臭い”匂いなのだろうが、僕にとってはなんと甘美な脳髄まで痺れるような匂いだろうか。
もう何度となく彼女のショーツについたオリモノの匂いは嗅いできているが、生の股間に鼻を押し付けて…など叶うはずもなかった。
それがこんな形で実現できようとは…。

ショーツ越しの股間の匂いや温もりや弾力を顔全体で体感したあと、オシリの方からショーツを脱がし始めた。
無抵抗…という命令が効いているので、綾子さんは息づかいを荒くしながらもそのままの態勢を保たせている。
ショーツを太ももの中ほどまでずらし終えた時、僕の目の前に飛び込んできたのは、想像していたよりも毛が薄いデルタ地帯だった。
デルタ上部…下腹部から縦の亀裂に達する部分にしか毛が密集しておらず、オマンコを秘した縦の亀裂の周囲はほとん無毛に近い。
当然アナル周りもほとんど無毛だが、チロチロと数本太い毛が生えているのが妙にいやらしい。
こんなのを直に目の当たりにしたのは生まれて初めてだ…。
ただ、一昔前の僕ら世代と違うのは、ネット画像を通してオマンコの全容くらいは把握していたので、さほどのショックはない。

両手でその亀裂を開いてみる…。
開かれたそこは小さなビラビラを両翼に擁した、見事なピンクの世界だった。
先ほどのパンツ越し刺激の効果か、それとも雑菌避けのためか…ピンクの土台の上にねっとりとした滑りを伴って、いやらしく光っている。

僕はそこに舌を這わせた…。
途端に綾子さんは喘ぎ声をあげた。とても切なく、そしてとても綺麗な鳴き声…。
さっきの“素直に且つ敏感に反応する”の命令が効いているのだ。
徐々に舌圧を高めて舐め上げていく。
オマンコの中央…子宮へと通ずる膣内部へも舌を侵入させる。
彼女のよがりも強烈になってきた。
態勢を変えない命令も聞いているので、膝を抱え込む両手に力を込めながら、それでも背中を仰け反らせるようにして喘いでいる。

あの麗しい綾子さんがこんなにもいやらくなるなんて…。

もう僕のチンポは爆発寸前にまで達している。
挿入前に念願のフェラチオ…とまで欲張りなことを考えていたが、そんな余裕はなくなってきた。
フェラチオは後でヌルヌルになったチンポをキレイにしてもらうときに試させてもらうよ。
そう決心したので、僕は何往復かチンポを彼女のオマンコにこすりつけて滑りをよくし、いよいよ挿入を開始した。そう…童貞喪失の瞬間だ。

思えば学校の奴らは我先に童貞を失うことを競い合い、好きでもない女や大して可愛くもないがすぐにやらせてくれるという噂の女子とのセックスを自慢しあっていたっけ…。
僕は違う。
近所でも美人な若奥様として評判で、憧れの女性に童貞を捧げることが出来ているのだ。
それも、こんなに身体を仰け反らせ、全身でその快感を表現してくれるような素晴らしい女性と…。
そんな優越感が僕の快感度をさらに高めてくれる。最高だ。
腰の振り方もどこをどう刺激すればいいのかも分からないが、それは彼女が合わせてくれている…ほら、自分からもこんなに腰を使おうとしてくれている。
そして内部では僕のチンポを熱く絡みつくように包み込んでくれている。
“兄とのセックスよりも感じること”の暗示が効いているかぎり、自ら更なる快楽へと自身を導いていくのだろう。

もうダメだ…オナニーの時の射精の瞬間よりもより強い快感であろうことが確定できている絶頂期が間もなく訪れようとしている。
しかし、いくら童貞の僕でも中出しすれば妊娠の可能性があることくらいは知っている。
でもどうしてもこの絡みつく温もりの中で果てたい。

「綾子さん、子どもが欲しいんでしょ…僕と兄は同じ血液型だ…だから当然どっちの子どもでも問題ないよね?…むしろ絶対的な存在の僕の子どもの方が欲しいはずだ…そうだよね?欲しいなら欲しいと言ってごらん」
「…は、はいぃ…、あぁ…ほしぃぃ…うぅあぁ…欲しいです…あっ、あっ…」
感じながらも一生懸命に答えようとしてくれている姿に、感動すら覚える。

では…綾子さんの願い通り、僕の子種を体内で全て受け止めてね…。
もうダメだぁ…!!

ドピュッドピュッ!…ドクン、ドクドク…

痙攣とともに全身に走る快感の稲妻…。
「…!!」
その時である、天井を見上げると深緑色の霧がたち込め渦を巻いている。
そして、僕が精を放ち終えた時…「グオォォォォ…」といううめきのような声が、多人数なのであろうか幾重にも重なって聞こえた。
しかしその声には悪意も恨めしさもなく、快感のうめきであることが何故か伝わってくる。

そうか…、かつての領主達はこうやってこの快感を共有しているのか…。
僕はなんとなく納得がいった。
もしそうなら彼らとタッグを組むことなど、こちらから大歓迎なことだ。
これからもたくさん慰めてやるから、よろしくな。

快感と納得…色々な思いのまま、とりあえず長年の鬱憤が晴らせた清々しさで、僕は綾子さんとまだ一体になったまま彼女の身体に抱きついていた。

(4)に続く…

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マイルーム(2)*結界・催眠系

その怪しげな老僧の存在に気付いたのは、ある夜中のことだった。
深夜僕が最近日課のようになっている、綾子さんをオカズにしてのオナニーにふけっているときに、どこからか念仏のような声が聞こえてきた。
念仏と聞き取るまでにある程度の時間を要するほどの微かな声だ。

不気味さを感じたので、窓を開けて周囲を見回すと、深夜の暗がりの中で塀の外側に立ち、まるで僕の部屋に向かって念仏を唱えているような僧侶がいた。
その僧は、僕と一瞬目を合わせた後、こちらに向かって一礼して静かに去っていった。
不信には思いながらも、その日はそのまま再びオナニーの続きに入った。

そういえば、最近やたらと性欲が増してきたように思う。
学校にいても部屋にいても、オナニーがしたくてたまらないのだ。
別にオナニーがたまらなく好きというわけではなく、とにかく次から次へと湧き上がってくる性欲を処理する方法が、今はオナニーしかないのだから仕方ない。
その性欲は日に日に増してきていた。

また数日が過ぎた夕暮れ時に、僕は再びあの念仏を聞くことになった。
その日はいつものように綾子さんが気を利かせてくれて買い物に出てくれていたので、いつものように綾子さんのショーツを部屋に持ち込んでオナニーに耽っていた。
そんな時、あの念仏が聞こえてきたのだ。

そうなるといい加減気になる。
僕はせっかくの楽しみに水を差された不快な気分で外に出て、そのムカツク坊主に一言問い質してやろうと考えていた。

その坊主はやはりこの前と同じ場所にいた。僕の部屋沿いの塀の外側だ。
そして、やはりこの前と同じように僕の部屋に向かってブツブツと念仏を唱えている。

僕はかなりトゲのある口調で、その坊主に向かってここで何をしているのか問い質した。
すると、その坊主はゆっくりとこちらに顔を向け、なにやら話をし始めた。
それにしてもこの前は暗がりで顔まで見えなかったが、かなり歳をとっている坊主だ。

「お主はこの小屋の住人じゃな」
「そうだけど、ここで何でお経なんて唱えているんですか?」
「ここに住んでいるお主には、あまり聞かせたくないことじゃが…まぁ、このままワシがここで念仏を唱えているのも不気味じゃろうから、話して進ぜよう」
「まぁ、この話をお主がどこまで信じるか…じゃが」

そう言われると、余計に気になるってもんだ。
僕はそんなこと気にしなくていいから、早く教えてくれるよう催促した。
変な霊でも憑りついているのなら大問題だ。

「実はな、この辺一体はこの住宅地になる前までは、代々ワシの寺が見守ってきた土地なのじゃ…」
「じゃが、土地の権利を持っているわけではないので、最近になってこんなに拓けてしもうたが…」
「見守ってきたのにはそれなりに訳があっての…」
「まだお侍の時代じゃ、それも戦国の少し前、応仁の乱の前ということになろうかの…」
「この辺一体は、さる領主によって治められていたのじゃ…中々いい治世を行っていたと聞く…」
「しかし、その領主には裏の顔があっての…」
「村の若い娘を腹心の部下に密かにさらわせてきては、淫欲の捌け口にしていたそうじゃ…」
「しかし、秘たる悪事もそう長くは続くもんじゃなかろうて…」
「そのことが露見した領主は、義を重んじる家来達によって成敗されたそうじゃ…」
「しかし、不思議にもその後、その家を継ぐ領主がことごとく同じような淫行にはしってしまったそうで、ある日高名な祈祷師にことの解決をお願いしての…」
「その祈祷師は、このあたり一体の瘴気が人を狂わすことを付きとめたそうじゃ…」
「そしてその瘴気が最も強いところが、その領主の館での…」
「大体察しがつくともうが…そうじゃ…今お主の小屋が建っているところじゃ…」

驚いている僕に向かって、さらにその老僧は話を続けた。

「住宅が立ち並ぶようになっても、何事もなかったのじゃが…」
「最近になって、このワシの寺にて代々供養してきたその領主家の墓石に大きな亀裂が入っての…」
「その頃からワシにも何やらただならぬ瘴気のようなものが感じられるようになってきたので、こうしてこの場で念仏を唱え、その瘴気を沈めようとしていたのじゃ…」
「そうじゃ、お主、何か最近変ったことは無いかの?」

突然そう聞かれても、答えようが無い…。
思い直せば最近やたらと性欲が増してきたことが気になっていたが、毎日オナニーが止められません…などと、初対面のこの坊さんに言えるはずも無い。
なので、僕はその時は「別に何もありません」と答えてしまった。
しかし…僕の気付かないところで、着実にその瘴気の影響が出始めていたのだが、この時点での僕には、まだそれに気付くことはなかった。

それから数日間その坊さんの念仏が続いたが、ある日その坊さんが勝手に庭先に入り込み、僕の部屋を訪ねてきた。
今では、部屋にいるときはオナニーが止められなくなっている僕は、慌てて身支度を整え、坊さんを出迎えた。

「突然すまんの…」
「色々と迷惑をかけたようじゃが…どうやらワシが感じる瘴気も納まったようじゃ」
「お主の方にも何の異常もないかの?」

前回同様、僕は何もないと答えた。…一抹の不安めいたものは感じていたが…。

「そうかそうか、それでは今日限りでワシの念仏も終いといたそう」
「ただしもし何かあったら、必ずワシの寺にくるのじゃぞ」

そう言い残して、坊さんは自分の寺へと帰っていった。
その日の深夜…。
僕はこの日、もう何回果てただろう…。
際限なく襲ってくる性的衝動…それを抑えるための自慰行為…10回、20回…もう数えるのも面倒なくらいだ…。
今も慰めずにはいられない…一体どうしたというのだ…。
そんな焦りと不安と疑念に苛まれながらの快感がいよいよ頂点に達し、すでにこの日数十回目となる精を放った瞬間…。

「!!」

その精とともに、霧のようなものがチンポの先から湧き出してきて、部屋の屋根を覆った。
そして、その中に一人の武将の姿をした男の姿が浮かび上がってきた。
僕は驚きと恐怖で身動きもとれないままでいる。
すると、その霧の中の男が僕に語りかけてきた。

「フフフ…あの老いぼれ坊主め、ようやく消えたか」
「あんな老いぼれに押し込められる俺ではないわ」
「それも俺の屋敷内で俺を捕らえようなどと…笑止…」

間違いないと思った…こいつがあの坊主が言っていた代々の淫蕩領主達のうちの一人だ!

「お前は我が一族ではないが、お前の淫欲が俺たちを目覚めさせてくれた。礼を言うぞ」
「俺たちは既にこの世のものではない…故に大好きな女子の身体を直に感じることが出来ぬ」
「だがお前を介してなら、あの快楽を再び感ずることができる」
「だからといって、お前の身体を我がものにしようとはせぬ。安心せい」
「その代わり、お前にはある力を授けてやろう」
「その力を使って、お前は女を抱け」
「そうすれば俺たちもその快楽を共有できる、どうじゃ?」

僕はその男に魅入られているかのように、力なく頷くしかなかった。

「よしよし…これから先、俺の屋敷の中でも淫欲の力を最大に発揮できる寝室があった場所…すなわちこの小屋に俺の念を込めた結界を張ってやろう」
「この結界内に入った者は、ことごとくお前のいいなりになるであろう」
「そして、その力は結界外の世界にも反映されることになる」
「例えるなら…ある女を妾とすると決めたのならば、その後結界外の者達もそれを認めることになるであろうし、その女が口にする全ての言葉も同様に反映されることとなる…」
「どうじゃ、すごいであろう」

狐につままれたような顔でコクンと頷いた。
徐々に落ち着きを取り戻してきていた僕は、その男の提案に強烈に興味を示していた。

「ただし、女を抱く時は必ずこの小屋で抱け」
「そうせぬと意味がないのでな。よいな?」

そんなこと、いくらでも守ってやる。
僕の頭の中では既に綾子さんを抱くことしか考えていないのだから…。
その後、その男は霧が晴れていくと共に消え失せた。
と同時に、あれほど取りとめもなかった性欲が止んだ。

あれは本当のことだったのだろうか…。
未だに半信半疑ではあるが、今は問い質す相手も方法もない。
夜が明けてから考えようと思ったとたん、ベッドに倒れ込むようにて懇々と眠った。

(3)に続く…

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マイルーム(1)*結界・催眠系

僕は私立の進学校に通う高校2年生。
中学までは実家で生活してきたが、その先の進学を見据え、都会の進学校に入ることを決意した…というよりもさせられてから、兄夫婦の家にご厄介になっている。

しかし兄としても、いきなり弟との同居を迫られてもまだ去年結婚したばかりの新婚夫婦…という状態の中で納得しがたいものがあったらしく、親に強行に掛け合って、狭い庭の片隅にこれまた狭いプレハブ小屋を建てた。
そこが僕の部屋となっている。
ベッドと机と小さな衣装ケースで、もう一杯一杯である。
机の椅子などは、ベッドが兼務しているありさまだ。
テレビなどは置くスペースなんてないので、母屋のリビングで観るしかないのだが、昔から内向的且つ非社交的な僕には、やはり落ち着けない。
必然的に部屋にこもるしか術がなくなってくる。

そんな僕を唯一気にかけてくれるのが、兄嫁の綾子さんだ。
今年で27歳になる新妻さんは、僕の性格上部屋に引きこもりがちになるしかない状態を不憫に思うのか、色んなおやつや夜食を差し入れてくれたり、兄の帰宅が遅い時などは、あえて買い物の時間を夜間にずらしてくれ、「2時間ほど留守にするから、ゆっくりテレビでも観てていいわよ」などと気を使ってくれたりする。

その優しさにどれほど救われているだろうか…。
今の僕にとってはとても身近にいる女神さまのような存在になっている。
その女神さまは、独身時代は商社のOLをしていて去年結婚のため寿退社し、今は兄の収入も安定しているので、有閑マダム的専業主婦に落ち着いている。
いずれ何かしらの仕事もしたい…とは言っていたが、まずは子作りが優先されているのか。
今は日中などはもっぱらスポーツクラブ通いや、友人達との時間に費やしているようである。

体育会系の兄とは大学のテニスサークル時代からの付き合いである。
テニス、ウィンドサーフィン、ボディボード、水泳を上手にこなすスポーツウーマンでもあるのだが、容姿はスポーツウーマン特有のお転婆調ではなく、お姉さま系の美貌の持ち主だ。
スタイルもそれだけのスポーツが背景にあるのだから、言うまでもなくバツグンに良い。
特にウエストからヒップにかけての引き締まったラインは、僕の青臭い性欲を存分にかき乱してくれていた。

そんな女神さまへの思いがいつの頃からか、その見方にだんだんと熱っぽいものが混ざるようになり、癒しの存在から憧れへ…そして恋慕へと移行していったのはごく自然な現象なのではないか…。

とはいえ、それは叶わぬ思いである。
何しろ年齢も10歳ほど違うし、兄嫁である。
それに、向こうは僕を単なる義弟としての見方しかしていない。
また、体育会系で社交的な兄とは正反対の性格をしているのだ。
男としての評価も全く合格圏内に達していないはずである。

そうなると、この思いはだんだんと屈折した衝動に駆られるようになる。
この手の思いがストーカーを生み出していくのだろう。
まさしく僕はその手の人間達の世界に入り込もうとしていた。

僕のために気を使って出かけてくれるような時などは、テレビよりも必ず綾子さんの衣装ケースや脱衣カゴに飛びついた。
今では、綾子さんの持っている下着は全て把握しているし、時たま未洗濯状態になっている脱衣カゴの中のショーツの縦シミに鼻を押し付けたり、それをチンポに巻きつけてオナニーなどを繰り返していた。

夜遅くに母屋にトイレや水分補給などで入った際には、2階の寝室の物音に聞き耳を立てたりもした。
ほんの数回ではあるが、綾子さんの喘ぐ声も微かに聞いたことがる。

今では普段から僕を小バカにしている学校の女どもなどは、全く眼中に入らない。
17歳の童貞+半引きこもり少年には、綾子さんが全女性の代表者であった。
それがどんなに苦痛で、切ないものか…想像に及ばないであろう。

いつしか、綾子さんを僕だけのものにしたい!…と強く思うようになっていた。
兄への情などは毛頭無い。
小さい頃からスポーツも出来ない僕をないがしろにしてきた兄なのだ。
今だって、親の金で建ててもらった家だからこそ、親からのリクエストによる僕の半同居にも、渋々承諾しているのだ。
そんな兄の妻の座に納まっている綾子さんを、どうしても奪いたいっ!
でもどうすれば…
そんなことどうやって…
拉致、監禁、レイプ…そんなバイオレンス的なことも常に頭を過ぎるが、そんなことは妄想世界だけの話である。
現に、今でも綾子さんのレイプシーンなどを想像してはオナニーしてしまうこともしばしばだが…。
そんな一方的な欲求をぶつけるだけの行為ではなく、綾子さんが僕を受け入れてくれなくては意味が無いのだ…。
でもどうやって…。
僕の悶々とした欲求はさらに行き場を無くし、より窮屈な屈折した欲望へと変化を遂げていくのを感じながらも、どうすることもできない自分を呪うしかなかった。

その時、僕が篭っているプレハブルームに向かって、家の塀の外から手を合わせ、周囲に聞き取れないほどの低く小さな声で、何やら念仏を唱えている一人の老僧がいることを、僕はまだ知る由もなかった…。

(2)に続く…。

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タクシードライバー<vol.04>*時間停止系

遂にその瞬間が訪れた。

タクシーの営業拠点にしている駅前商店街の喫茶店の女店主である美香さんを次のターゲットに決めてから、一週間…。
ホントによく通ったものだ。
それもこれも、全てこの瞬間をよりおいしいご馳走にするためのものである。
美香さんをより身近な存在に感じる為の準備期間としての一週間であった。
当の美香さんはそんな企みなど露知らず、僕のことを単なるお得意さんの一人としか認めていないが…。
そのシチュエーションギャップが僕の性欲にさらなるエネルギーを注いでくれる。

今、一人のお客が乗ってきた。…というより、僕がこの時のために呼んだのだ。
乗ってきたのは、唯一の女友達と言っていい岡崎幸子(おかざき さちこ)という30過ぎの独身女である。
昔からの幼馴染で、この駅の近くに住んでいる。
幸子は車を持っていないので、前からある高速道路のインター近くにある、アウトレットモールに連れて行って欲しいと、頼まれていたのだ。
なので、食事を奢るという交換条件で、今日呼び出した。
もちろん、幸子の目的を優先したわけではなく、僕がこの後のお楽しみのために都合よく振舞えるようにするためである。
イタズラを敢行した後の美香さんの反応がどうしても見たかったためである。
これが本当のお客なら、時間を戻した後はすぐにリクエストの場所まで運ばなければならないからな。
幸子ならば、その後「お茶でも飲んでから行こう」ということで、二人で美香さんの店に入ることもできるわけだ。…我ながら名案である。

とはいっても、別に幸子を巻き込んで3P…などという気持ちは毛頭無い。
幸子はスタイルこそ美香さんに似通ったところはあるものの、まずブスである。
この歳まで独身できたのは、幸子自身になんら男を作らないというようなポリシーがあるわけではなく、単にその顔立ちのハンデが災いしてのことである。
性格は献身的で決して悪くはないのだが…。
なので幸子を呼んだのは、単に時間停止装置を発動させる条件を作るためのエキストラである。

その幸子が乗り込んだところで、時間停止ボタンを押した。

……もう慣れ親しんだ静寂の世界が訪れる…。

あの騒々しかった駅前の喧騒も、昼下がりの雑踏も全てが確実に停止し、僕だけの世界が目の前に広がっている。
後部座席の幸子も「久しぶりー」を言いかけた顔のまま停止している。
相変わらずのブサイク顔だが、性格がいいので笑顔も人を和ませる効果を持っている。
ダシに使って悪いな…。
ふと一瞬そんな感傷めいた言葉が脳裏を過ぎったがすぐ消えた。

というのも、幸子の太ももが目に入ったからだ。
コイツ、ブスのクセになんでミニスカートで来るんだよ。
乗りたての態勢のまま停止しているので、覗き込めば股間の三角地帯が難なく見れる状態である。
男というものは何と因果な生き物なのか…。
全く性の対象にもなっていなかった幸子の股間を覗き込んでる自分がいた…。
やはり、一週間の禁欲生活が、僕のアンテナをかなり敏感な物にしているらしい。

ピンク地に白のレース使いのパンティが見えた。
コイツ、ずいぶんとオシャレなもの穿いてるじゃんか…。
まさか何か期待してきた訳じゃないよな…。
などと、自分勝手なことを考えていたが、ふと一つのアイデアが浮かんだ…。
美人の美香さんとブスの幸子…体型はもちろん美香さんが勝っているが似通っている…。

僕は、おもむろに後部座席に移動し、幸子の着ているものを脱がしにかかった。
これまでずいぶんと色んな女を脱がしてきたので、その辺はお手のものである。
その内本業のタクシーの運転よりも、こっちの方が職人技になるかもしれないな…。

あっという間に幸子を全裸にすると、情けないことに僕のチンポはギンギンに反応していた。
しかし、ご馳走の前に先走ったことをするわけにはいかない。
とりあえずこれも何かの記念と思い、開きかけの幸子の口をあらためて大きく開かせ、チンポを挿入してやった。
ほれ、これで満足しておけ。幼馴染様のチンポだぞ。
バカみたいな征服感に妙に興奮したが、とりあえず本題に入らなくては…。
僕は今さっき頭の中で作り上げたシナリオ通りに、幸子の上下揃いのピンクの下着を持って美香さんの店に向かった。
途中、通り沿いのホームセンターで、仮眠サイズの小振りなスポンジマットを頂戴したのは言うまでもないが…。まさに用意周到である。

店の中に入ると、そこはまさに異空間であった。
何しろこの一週間一日2回欠かさず通いつづけ、その度に美香さんの「あら、いらっしゃい♪」の声に癒されつづけてきたのだから、静寂に包まれているお店の中で、カウンターの中で丁度こちらに背を向けて、戸棚の上段にコーヒーカップをしまっている状態のまま人形化している美香さんを目の当たりにすると、外の静寂に慣れていても新鮮な衝撃に駆られた。

しかしその後の行動は、さすがにこの時間停止世界に慣れきっているが故の堂々たる振る舞いだった。
まず、手にもっていたマットと幸子の下着をおもむろにカウンターに置くと、そのまま後ろ向きの美香さんの背中に抱きついていった。
そして片手は腰に巻きつかせ、もう一方の腕で胸を揉みながら華奢な首筋に顔を押し付け、思い切り憧れの美香さんの匂いを嗅ぐ…。まさに脳髄まで痺れるような芳香である。
胸のボリュームもブラジャー越しではあるが、手の平に丁度納まるほどの質感でたまらなく揉み心地がよい。

そのまま美香さんの身体を正面に向け直して、挙げていた両腕を下ろさせ、抱き寄せながら今までになかった至近距離でマジマジと顔を眺める。ものすごくきめ細かい肌だ…。
こんなに上質な奥さんを持つ、まだ見たこともない旦那に強烈な嫉妬感を感じた。
そのやるせない嫉妬心をかき消すかのように、淡い赤色の口紅が艶かしい唇にむしゃぶりついた…。
ずいぶんと長く感じる時間唇を吸いつづけただろう、その証に口紅が美香さんの口の周りに広がってしまった。
カウンター内に常備してあるウェットティシューで丹念に拭い去る。

少し落ち着きを取り戻したところで、カウンター内に置いてある美香さんのバッグの中を探り始めた。もちろん、出来る限りの個人情報を入手する為だ。
財布の中からまず免許証を探り当てる。
そうか、フルネームは藤木 美香(ふじき みか)というんだね。とても品のいい名前に感じた。
生年月日からすると丁度30歳か。これから熟れ始める頃…。最高だ。

携帯を探り当て、メール履歴をチェックする。
やはり旦那らしき男性からのメールが多い。その日の帰宅時間や夕食の有無などを確認しあってるようだ。夫婦らしいやりとりが正直羨ましい。
旦那の名前は分からないが、メール内では「こーちゃん」と呼んでいる。
フフフ、こーちゃん…悪いがこれから多分短期間で、美香さんとあなたのセックス回数を僕と美香さんのセックス回数の方が上回ることになると思うよ。
なにせ、ここまで惚れ込んだ人だからね。多分毎日のセックスになると思うのでアシカラズ。
こんな不公平&理不尽極まることで優越感を感じるしかないのも情けないが、感じるものは感じるのだ。ハッキリ言って嬉しい。

「さぁ、藤木 美香さん…僕のために今からオールヌードを披露してもらいますよ。」
声に出してそう言いながら、店の中央の床にマットを敷き、まず立ったままの状態でお決まりの白いエプロン、クリーム色のハイネックセーターを脱がしていく。
淡い紫色のブラジャーが現れた。まさに品のある色使い…。たまらない。
寝かせると外し辛いブラジャーを取り外す…。
30歳人妻でも、まだ子どもがいない分だけオッパイの張りは何とか保てているようだ。
でも熟れ始めのオッパイである。10~20代の若娘のような固さはそこにはなく、本当に福与かという言葉が瞬間に連想できる膨らみだ。乳首の色も落ち着いた赤茶色で、乳輪も控えめ…。
もう既にこの時点で、この美香さんのために一週間も禁欲生活を強いてきた下半身は爆発寸前の緊張状態だ。

その一触即発の状態を何とか保ちながら、美香さんをマットの上に横たえる。
そして、ロングスカートを一気に抜き去った。
ベージュのパンティストッキングに包まれたスラリとした美脚が目の前に呈される。
先に行けば行くほど細くなるその脚は、それでも根元の方には十分な弾力を備えた豊満な太ももを擁していた。
そして、その上にはブラジャーと一対になっているこれまた淡い紫色で上品なレース使いのパンティが見える。
パンティストッキングを抜き去り、一気に両脚を持ち上げ大股を開かせてみた。
丁度、赤ちゃんのオムツ変えのポーズである。

そのパンティの中央、すなわちオマンコが当たる部分には、さすがに穿きつづけてからかなりの時間を経過した証であるかのように蒸れた芳香を漂わせている感じだ。
僕は、思わず条件反射的にそこに顔を埋める…。
最高だ。今までこの状況下でかなりの女性の股間に顔を埋めてきたが、こんなにもこの匂いを愛しく感じたことはなかった。
しかし、今目の前で大股を開いている女性は、僕が一目惚れをした最高の女性である。
この女性の身体から出る全ての物が愛しく感じるのは、当然のことだろう。

いよいよである…。
パンティを一気に脱がす。
驚いた…。

これまですべてのパーツが上品で、高貴なイメージさえ漂わせていたのに、女体の最も陰の部分であるデルタ地帯は、かなりの剛毛が密集しており、まさにジャングルの様相を呈していた。
そして、そのジャングルはオマンコを通り過ぎてアナル周囲にまで達しているのだ。
また、肝心のオマンコもビラビラが大きい…。
今は閉じているハマグリから少しはみ出しているのだ。
他のパーツとは全く一線を記した状態で、そこだけ凶暴ないやらしさを漂わせているオマンコなのだ。
そこから一本の白いヒモが垂れ下がっていた。タンポンである。
引き抜いてみた。
もうほとんど出血もないようだ。
オリモノしか吸い取っていないかのようである。

…これが美香さんのオマンコ…。
なんていやらしい…。

その直後には僕はそこにむしゃぶりついていた。
次第に外身も中身も、僕の唾液でヌラヌラと光り始めてきた。
と同時に、異常を感じたオマンコからも大量の分泌物が溢れ始めている。
周囲の時間は止まっていても、そこだけ時間の流れがあるかのように…。
でも、表情は優しい眼差しでコーヒーカップをしまおうとしていた時のままなのだ。

もう限界である。
僕は一気に全裸になり、そして遂に美香さんと一つになった…。
時間は止まっていても、身体が人形のようになっていても、死んでいるわけではない。
僕のチンポを包み込んで幸福感を与えてくれる温かみも十分に感じられる。
そして締め付けはしないまでも、肉ひだが美香さんの愛液と相まって、僕のチンポに絡みついてくるのだ…。僕にとってはまさにこれぞ名器である。

これまで何人もの女とこのようにして身を重ねてきて、早漏もかなり改善されてきているのに、もう限界である。
もう堪えきれない…。

あぅっ…ダメだ…出るっ!

ドビュッ…ドビュッ、ドクン…ドクドク…

まるでもう止め処もなく放出されるのではないかと思われるほどの精液が、美香さんの体内に流れ込んでいく。
中で放出するのに躊躇はなかった。
偶然にも、旦那と僕は同じ血液型である。
いつセックスをしたのか、またこれからするのか分からないが、これほどの女性を妻に娶って、もうセックスレスに陥っているとは到底考えられない。
これがどういう結果を生み出すか分からないが、「僕の子どもを産んで欲しい…」心からそう願った。

その後一発では済まなかった。
断続的に襲ってくるあまりにも激しい快感に、立て続けに3発も放出してしまったのだ。
生理直後…このタイミングがどう影響するのか…。

僕はもう汗だくだ。
もう一度美香さんに抱きついて、僕の汗を美香さんの全身になじませる。
顔中を舐めまわし、脇の下やつま先まで舐めまわした。
今や美香さんの身体は体内外全て僕の分泌物で覆われている。

ほっと一息ついた。
美香さんの体臭をあらためて嗅いでみた。
汗臭い…。
鼻に馴染んだ僕の汗の匂いだ。
股間からは大量の精子が溢れ出し、青臭い異臭を放っている。

汚れたね、美香さん…。
僕は満足だよ。

そう言いながら、オマンコに新しいタンポンを詰める。
これは生理用というよりは、今の時点では僕の精子止めでしかないであろう。
そして…。

既に冷静さを取り戻している僕は、カウンターの上に置いてあった上下揃いのピンクの下着を手に取った。
幼馴染の幸子の下着である。
よく見れば、かなりのオリモノが付着していた。股間の部分が濃い黄色に変色している。
それを美香さんに穿かせる。
ブラジャーも同様に…。
若干美香さんの方がバストが大きいようである。
でも、さほど窮屈そうでもないような状態で納まった。

そして、汗臭さはそのままに元通りに服を着させて、カウンター内に立たせた。
乱れた髪型と、舐め落とした口紅だけは修繕した。

そして、足早にタクシーに戻る。
もちろん手には交換してきた美香さんの下着が握られている。
名残惜しさはなかった。
なにせ、これからいつでもまた一つになれるのだから…。

タクシーに戻った僕は、長時間裸のままだった幸子に美香さんの下着を着けさせ、服を着せた。
そして、時を戻した…。
周りの喧騒、雑踏がよみがえる。
幸子もさっきまで素っ裸にされていたことなど全く記憶になくにこやかに崩れた姿勢を整えていた。
その幸子を僕は美香さんの喫茶店に誘った。
アウトレットに行く前に、おいしいチーズケーキを食べていこうという名目で…。
もちろん、幸子は喜んでついてきた。

店に入ると、美香さんの「あら、いらっしゃい♪」の声が出迎えてくれた。
いつもよりも格段に眩しく見える。
ついさっきまで一体になっていた相手なのだ。
そして、彼女の身体にはその痕跡がいたるところに残っているはずなのだ。
そう思うだけであんなに張り切った僕のチンポが、また再び膨張しようとしている。
慌ててテーブル席に座った。

しばらくして、美香さんが注文した二人分のコーヒーとチーズケーキを運んできた。
美香さんがそれらをテーブルの上に置こうとして身を乗り出してきた時に、分からないように美香さんの体臭を確認してみた。
汗臭かった。
僕はそれだけで満足であった。

コーヒーを飲んでいる間、幸子と美香さんを見比べる…。
この二人はこれまで何の面識もないが、この二人が今身に付けている下着は…。

後々一瞬の驚愕と不気味さを伴った疑惑やらが、彼女達を襲うだろう。
しかし、僕を疑う余地はどこにもない…。
だって、彼女達の記憶の中には、僕の前で隙を見せた時間などどこにもないのだから…。

僕だけが持っている記憶である…。

(vol.05に続く…)*「タクシードライバー」は一旦休止し、新たなカテゴリーが登場予定。

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タクシードライバー<vol.03>*時間停止系

時間を操作できるようになってから、数週間が過ぎた。
あれから、毎日のようにこれまでの人生で溜まりに溜まった欲望を吐き出しつづけている。
乗客、通行人など、僕の下半身アンテナ…すなわちチンポが反応を示す対象にはことごとく手をつけてきた。

また、それと同時に金欲の方も満たすべく、ちょっとずつではあるが集金活動も怠ってはいない。
せっかくの時間停止なのだ。
ダッチワイフで一発抜いた後、近くの通行人などの財布やお店のレジから少しずつ分け前を頂いている。
一人や一軒の店から大きな額を取り上げれば手間はかからないのだが、僕も鬼や悪魔ではない。
分け前を頂いても、被害者が被害と思わない額だけいただく。
手間さえ惜しまなければいいのだ。
でもまぁ、今のところ、日割りにして10万ほどは懐に入れられる。
月にすれば休日を引いても、200万ほどの副収入になる。
年にすれば2400万ほどになるのか。
これではタクシー業と時間停止業!?でどちらが本業かわからないのだが…。
両方あわせれば年収3000万クラスに達するわけで、お気楽タクシードライバーの収入としては法外な高給取りだな。

生活力に事欠かなくなった分、気持ちにもゆとりが生まれてきた。
そうなってくると、欲しくなるのは更なる安定か…。
結婚もそろそろしたいが、そんなものは後々金に任せてなんとかなりそうだ。
今は常に身近に置いておけるオモチャが欲しい。
これまでのターゲットは皆、行きずりの女達で、次また同じタイミングでめぐり合えたり、一発できる可能性も低い。
何しろ、こちらは客を乗せていない限り、彼女達と遭遇しても手を出せないという足枷が付いているのだ。

そこで、いつも客待ちの拠点にしている駅前周辺で継続的にオモチャにする女を捜すことにした。
駅前で働いている女であれば、タクシー乗り場で客を乗せた瞬間に時間停止させれば、ほぼ毎日のように出会うことが出来る。

ターゲットを探すのに時間を止める必要はない。
休憩がてらその辺を歩き回ればいいのだ。
さすがに駅前である。女は山のようにいる。
綺麗系、可愛い系、お姉系、アキバ系、主婦系、学生系…ジャンルにすればかなりのものになる数の女がそこかしこにいる。
まさに大型オモチャショップ内を目を輝かせて歩き回る子どものようである。
その子どもと同じように、僕もこの中から気に入った一人だけを選ぶことにした。

しかし、思い出せば子どもの頃から優柔不断であった。
中々おもちゃも決められなかったものだ。
その度に親からは文句を言われていた。
今もそうだ。
あれも欲しい、これも欲しいが頭の中を駆け巡っている…。
しかし、そんな手当たり次第…が今回のテーマではないのだ。
よし!決めるぞっ!

…その前にちょっと喉が渇いたし、小腹が空いた…。

ふと横を見ると、こじんまりとしているが品の良さそうな喫茶店があった。
長年この駅を拠点にしているが、身の回りのことに対して極めて無機質無関心であった過去の僕は、こんな小さな店など気にも止めなかったのだろう。

窓越しに中を覗いてみて、思わず驚いた。
まさに理想的な女性がカウンターの中で仕事をしているではないか。
カウンターの中に入っているので、上半身しか見えないが、黒いハイネックの薄手セーターの上にメイド調の品の良い白のエプロンを付けている胸元は、まさに母性を感じさせる柔らかそうな膨らみを持っている。
そして、細い首筋から顎のラインが極めて美しい端正な美貌。
色白なだけに、派手過ぎない赤の口紅がとてもよく似合うふっくらした唇。
多分下ろせば背中まで達するであろう髪を、ポニーテールでまとめているヘアスタイルが、その端正な顔立ちと相まって、知的な雰囲気を醸し出している。

一瞬で決めた…この女性だ。
この女性なら、しばらくの間継続的に僕を幸せにしてくれそうだ。
悪いけど、あなたの身体と記憶に残らない時間を僕に提供してね。

そう心に決めた僕は、これから長い付き合いになるであろう彼女の人となりや声を聞いておきたいと思い、探し疲れた身体を癒す為にも店内に入っていった。

店内に入った途端、「いらっしゃいませ」と彼女の声。なんて綺麗な声なんだ。
かすれているわけでも、くぐもっているわけでもない、澄んだクリアーな美声。
思わずうっとりする。

そのままカウンターに座り、とりあえずのコーヒーとチーズケーキをセットで注文した。
カウンター越しに彼女の全身が見えた。
予想通りである。
黒のハイネックセーターの下には、グレーの暖かそうなタイトスカートでその下に黒のタイツを身につけている。
全体が理想的な流線型でまとめられた、まさに美人体型である。

思わずうめきそうになった…。
カウンター内のかなりのハイクラス美人と、カウンター外のブ男。
こんなミスマッチなカップルなど、絶対に成立するはずもない構図である。
彼女も僕のブ男振りにあきれているかのように、全く無関心で注文したコーヒーを煎れている。
ちくしょう、世の中なんでこんなに不公平なんだ…。
僕の心の中では日常的になっている不満の声が上がる。

しかし、その声は数日前から全く重みのない単なる口癖のような心の声に変っていた。
なにせ、どんな美人だろうが身分だろうが、今の僕にはそれを勝手に超えて我が物に出来る力があるのだから…。

そんなことを考えている内に、目の前にコーヒーとチーズケーキが出されてきた。
「どうぞ」
そう言ってこのブ男に対してニッコリ微笑んでくれた温かさに触れ…完全に惚れた。

それから一週間、毎日のようにその店に通った。それも午前と午後の2回もだ。
合計10数回も通えば、いい加減向こうも常連と認めてくれる。
ブ男ではあるが、無害(今のところは)な客に警戒心も解かれてきて、何気ない会話も出来るようになってきたし、毎度同じ注文しかしないので、「今日もいつもの?」と、気軽に声をかけてくれる。
今では、彼女も僕の仕事が個人タクシーであることを知っているので、日に2回通うことにも何も不信感を抱いていない。

こんなに特定の女性に親しみを覚えたのはどれくらい振りだろうか…。
それも今や単なる親しみではない…目の前の獲物を十分に自分の中で熟成させている最中なのだ。
僕はこの一週間、オナニーさえ堪えている。ただの一発も射精していない。
全ては目の前の獲物の体内に捧げる為に…。

日頃の会話の中で、彼女の名前だけ知ることが出来ている。
美香(みか)さんという名前だ。
何気ない会話の中で入手した情報では、美香さんは人妻さんである。
商社勤務の旦那がいるらしく、この店は美香さんの趣味が昂じて開いたそうである。
確かに、店内のそこかしこに英国風のこだわりが見られる。
趣味と実益を両立させてるようである。
年齢はさすがに聞けないが、20代後半から30代前半といったところか。

店内はカウンター5席、テーブル席が2卓と、本当にこじんまりしているので、店員はいない。
一人で寂しくないのかと聞くと、その分お客さんとの会話を楽しんでるそうだ。
社交的な一面も大いに美香さんの華やかさに貢献している。

もっと突っ込んだ個人情報も欲しいところだが、それはいずれ財布の中やら、手帳、携帯などを見させてもらえば済むことだ。
焦りは禁物だけど、そろそろ僕の身体の方も限界に近い…。
もういい加減頃合か。
では、今日の午後いよいよ決行するか。
午後一の客が乗った時点で美香さんは僕と一体になる運命なんだよ。
そしてその体内に僕の分身をたくさん宿すことになるんだよ。よろしくね…。
目の前でにこやかに今さっき出て行った客の後片付けをしている美香さんに、心の中でそう語りかけながら、僕もその店を後にした…。

(vol.04に続く)

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タクシードライバー<vol.02>*時間停止系

タクシードライバーを始めて早10余年…。
将来の目的を持たないまま、なんとなく大学を卒業して大人社会の煩わしい関わりから逃れたい思いだけで若くして個人タクシーのドライバーになった。

毎日毎日様々な人間を乗せ、その分様々な人間模様も見てきたが、いい加減それにも飽き、今や淡々と生きている時間を消費するだけの生活になってきたように感じる日々…。
客のリクエストに無言で答え、ただそこに運ぶだけの機械化無機質ドライバー。

しかし、これは昨日までの僕の姿…。
営業車の買い換え祝いに、幼馴染の怪しい発明家が取り付けてくれた時間停止装置のお陰で、今の僕は仕事にも人生にも俄然張りが出てきたようである。
とはいえ…決して人に胸を張れるようなことでもないのだが…。

昨日はその装置を使って、数年ぶりに女を抱いた。
それもかなりの上玉だ。
この辺じゃ数万の金をはたいたって、安っぽい女しか買えないのだから、たとえ相手が無反応であったとしても、ブスの顔を拝みながらよりかはよっぽどマシだ。
でもこれからは、そんな無意味な金を使う必要もなく欲求を満たすことができる。
それも、誰にも嫌な思いをさせずに…いや、実際には嫌がることをしているわけだが、記憶に残さないだけか…。
まぁ、知らなけりゃ不幸な思いをしないわけだしな。

僕は今、客を乗せて走っている。
ただし、男性客だ。
今日は実験を試みることにしている。
とはいえ、こんなオヤジに用はない。
この時間停止装置のお約束事では、どうやら客が乗っているときでないと効果がないらしい。
昨夜幼馴染の発明者に、何故誰も乗っていないときでも効果があるようにしなかったのかと問い詰めたら…「お前がちゃんと仕事に打ち込めるようにおせっかいをしただけだ」…と言っていた。
ふん、余計なことを…。
まぁ、確かにお陰で一生懸命客探しをすることになったのは確かだが…。

さてさて、話を戻そう。
その実験とは、この男性客さえ後ろに乗せておけば、僕が外に出て何をしても大丈夫なのか…
ということである。
昨日のミキと同じようなことが外にいるその他大勢にも出来るのか…ということである。
現状では十分出来そうだが、まだ手を出していないので、この客を乗せているときに試すつもりで、あたりに興味を誘う対象がいないかキョロキョロしながら走っている。

いた…。
下半身のアンテナが反応する獲物を発見。
僕の本来の好みは成熟した成人女性なのだが、アンテナが反応を示した対象は女子高生か。
その年代に今まであまり関心を示さなかったのは、どうせ相手にされないからな…という諦念が勝手にリミッターとなっていたからかもしれない。
それが今や、だれかれ構うことなくやれる…という全開放的な環境になったので、アンテナの対象範囲も大きく広がったのかも…。
ただし、ロリ好みにならないことだけは確かなようだが…。

その女子高生は商店が建ち並ぶ歩道を一人で歩いていた。
時間からすると、下校途中だろうと思われる。
薄茶色のジャケットに、赤のギンガムチェックのスカート。当然ミニである。
そこから伸びる今時の長い脚。かつての日本人にはなかった長さである。
その脚にふさわしい腰つきに、ジャケットの上からでもわかるくびれたウエスト…。
背中まで達している綺麗なロングヘアの輝きが成熟前の若々しさを物語っている。
その子の横を低速で通り過ぎる時見えた顔は、アイドルさながらの可愛らしさ。まさに完璧。

少し走った先でちょうど信号待ちとなった。
徐々に近づいてきた彼女をある程度引き寄せてからボタンを押した。

……静寂と共に訪れる僕だけの世界。

後ろのオヤジも間抜けな顔のまま止まってる。
さてと、それでは実験開始といこうか。
僕は車外に出て、今や車のすぐ近くまで歩み寄ってきていた彼女の元に向かう。

近くで見ると本当に可愛い。
ちょうど真横のショウウィンドウに写った自分を見つめる表情で止まっているね。
自分自身を覗き込むような目線が尚可愛らしさを演出してくれている。

とりあえず横を向いている顔を正面に向けなおしてみた。
時間停止状態に何も影響無し。
可愛い唇におもむろにキスもしてみた。無造作に制服の上からやや小ぶりのオッパイも揉んでみた。…止まったままである。

よっしゃ!思わずガッツポーズ。
どんな客であろうとタクシー内に乗せてさえすれば、僕はこの世界の覇者であることが証明されたかのようである。
覇者…と言っても、やっていることがあまりにも狡いことばかりではあるが…。

気を良くして、その子の持ち物を物色。
手提げバッグの中から生徒手帳を発見。
木下 怜美(きのした れみ)…2年生の17歳か。
今日の獲物はレミちゃんで決定だな。

おあつらえ向きに、さっきレミちゃんが覗き込んでいたショウウィンドウの奥は女性向の雑貨ショップが並ぶファッションビルで、1階はインテリアショップになっていた。
窓から中を覗くと、洒落たベッドが見える。
まさにそこは僕とレミちゃんのためのベッドとして用意されているかのようである。

決まりだな…。

レミちゃんを肩に担ぎ上げてズカズカとショップ内に入り、そのベッドに横たえる。
横たえた拍子にスカートが捲れあがっているが、これはどう見てもショートパンツ型の見せパンだな。
この下に2枚重ねで蒸れ蒸れになったパンティが隠れているわけだ。
その見せパンを脱がしてあげると、出てきました…可愛らしい水色のストライプパンツが。
やはり女子高生はテカテカナイロンよりも、こんな感じの綿パンツだよな。
合格だよ、レミちゃん。

まだ閉じられている脚の股間部分に鼻を押し当てて、思い切り嗅いでみる。
放課後の股間の匂い…ややオシッコ臭が強いね。きっとたくさん出したんだね。
じゃあ、このパンツも脱いでみようか。
スルスルと綿のパンティを下ろしていくと、これまた可愛らしいこじんまりした繁みが顔を覗かせた。

さてと…どんなオマンコなんだろうね。
思い切って両脚を大きく開かせる。
繁みはフロント部分に密集しており、オマンコ周りには薄い翳りしかない。
その奥にはまだ黒ずんでいないふっくらした割れ目が見える。
両手でやさしく開いてあげると、中は鮮やかなピンク色。
レミちゃん、もしかしてまだ処女か?

もし処女であれば、これは光栄だね。
これまでの人生で、まさかこんなに可愛い処女を抱けるとは思いもよらなかったもんな。
そんな甘美な高揚感に胸躍らせながら、レミちゃんをスッポンポンにしてあげた。
そして、ここは二人のベッドだから、ついでに僕も真っ裸になる。
ちょっとギャラリーが多いけどね…。

周りを見渡すと、そこは中央の通路沿いなので、多くの買い物客が往来しているし、このベッドの値札を覗き込んでるカップルもいる。
これが時間が動いているときであれば、僕たちは当然変態露出カップルだろうし、それよりもレミちゃんが尋常じゃない抵抗もするだろう、警備員も警察も駆けつけるかも知れないし、多くの人が
集まってくるだろう。そこで僕のそれからの人生も塀の中での暗澹たるものになるだろうし…。

でも今は、そんな周りの人間達も僕をより興奮させる刺激剤でしかなく、当のレミちゃんも、あのショウウィンドウを覗き込んでいた可愛らしい表情のまま完全なるダッチワイフでいてくれている。
もうすでに僕のチンポは昨日のミキの時と同じくカウパー洪水に陥っている。
このままでは、挿入前に果ててしまいそうだ。

慌てて大股開きのレミちゃんのオマンコを舐めまくる。アナル方面までしっかりと念入りに舐めまくる。
前回のミキの時のような狭い車内ではなく、ここはクイーンサイズの広々としたベッドの上。
レミちゃんを思いっきり大股開きにさせて、さらにオマンコを真上に向ける態勢をとらせても何の苦もない。まさに天国。

ベチョベチョになったオマンコにいよいよ欲望の塊であるチンポを挿入。
……!?
き、きつい!

これはやはり処女か!?
根元までなんとか押し込んで、摩擦開始。
処女であろうがなかろうが痛みも何も感じていない表情のレミちゃんだが、しばらくするうちに身体の方が変化を示した。
シーツに真っ赤な血のシミが出来てるじゃないか…。

やはり…処女だったんだね。
ありがとね、レミちゃん。僕が君にとって記念すべき最初の男性だよ。

そんな身勝手な征服感に満足しながらいよいよ絶頂の瞬間を迎えた。
中で出すかどうか一瞬迷ったが、それより先に身体が自制心を超えてしまった…。

ドビュビュッ!ドクン…ドクドク…

これはきっと昨日よりも多いのではないかと思われるほどの量の精液が、レミちゃんの体内に放出されていった。
そのまましばらく挿入したままの状態でレミちゃんに抱きついてキスをしまくり、顔を舐めまくりして時を過ごす。
時を過ごすと言っても、これは僕だけの時間なんだな…。

チンポを引き抜いて、溢れ出る精液を拭ってあげながらふと通路の奥のほうに目をやると、一番奥がランジェリーショップであった。
この時間停止世界にもずいぶんと慣れた僕は、新しいアイデアを生み出す余裕がずいぶんと出てきているようだ。
この日の記念にレミちゃんにランジェリーをプレゼントしよう。

しばらくしてレミちゃんのもとに戻った僕の手には、真っ赤な上下揃いのセクシーランジェリーが握られていた。
両方ともレース使いのスケスケのもので、パンティは紐パンである。
それをレミちゃんに着けさせて、枕をいくつか重ねたところにもたれ掛けさせ、両脚立て膝大股開きのポーズで、両腕は小ぶりのオッパイを挟み込むようにして両手を軽くグーで口元に置いてあげた。

可愛い…。

そのポーズで最近は常に常備しているデジカメで記念撮影。

その後、元通りに制服を着せ、外の歩道に立たせてあげた。
ただし…制服の下はプレゼントした真っ赤なランジェリーを身に着けさせたままだし、体内には僕の精子がたっぷりと溜まっているんだけどね。
ちゃんと帰宅するまで僕からの二つの贈り物を持ち帰ってよね。

そんな思いを胸に秘めながら、タクシーに戻り、時間を動かした。

その途端、レミちゃんはよろけて転びそうになっちゃったけど、何とかバランスを取り戻して歩き始めた。ちょっとオマタの辺りを気にしながらね。

ふと後部座席に目をやると、客のオヤジが呑気に大きなあくびをし始めた。
信号が青になり、僕はサイドミラー越しにレミちゃんに別れを告げて再び走り出した…。


(vol.03に続く)

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タクシードライバー<vol.01>*時間停止系

タクシードライバーを始めて早10余年…。
将来の目的を持たないまま、なんとなく大学を卒業して大人社会の煩わしい関わりから逃れたい思いだけで若くして個人タクシーのドライバーになった。

毎日毎日様々な人間を乗せ、その分様々な人間模様も見てきたが、いい加減それにも飽き、今や淡々と生きている時間を消費するだけの生活になってきたように感じる日々…。
客のリクエストに無言で答え、ただそこに運ぶだけの機械化ドライバー。

そうだな…最近の心躍らせるニュースといえば…
実は今運転しているこの車、10年間のお勤めを終えた先代車からの後継で、昨日納車完了したばかりの新車ということくらいか。
それでも一応商売道具なので、それなりのグレードのものを買い入れたので、いくら無機質な自分でも、気分は上々…といったところか。

それに、幼馴染で今は変な発明家になってる友人が、納車祝いでいいもの装備してやるよ…というので、一週間ほど預けてからの初運転だし。
ただ、あいつは何の装備かは全く教えてくれなかった。
ニタニタと笑いながら、そのうち気が付くさ…とだけ言って、また自称研究所の自宅に引き込んでいった。
気にはなったけど、僕に悪いイタズラをする奴ではないので、とりあえず放っておくことにした。

そんなこんなで流し運転をしていると…
ほら、またあそこで手を挙げてる客がいるよ…。

乗ってきたのは仕事途中のOL。
見たところ28歳程度か…。
そろそろ仕事にも自信がついてきて、これから取引先にでも向かうのか、乗り込むなり数枚の紙をバッグから取り出して、こちらなど見向きもせずに見入ってる。
顔は美形だが、高飛車な感がするところが気に入らないね。
そんなことを思いつつ、表面上は無機質に車を走らせている。

“それ”に気付いたのは、交差点の信号待ちで停車したときだ。
乗客日誌を書き込もうとして、誤ってペンを落としてしまったので、拾おうとして屈みこんだ。
その時、ふとハンドルを見上げると、丁度ハンドルの真下辺りに時計マークのボタンがあるのに気付いた。
何のボタンか分からなかったが、明らかに純正ボタンの仕様でない作りのものなので、あいつが取り付けたものだと思われた。

何だろ…と思いつつ、そのボタンを押してみた。

……………。

機械的な反応や変化は全くなし。
おいおい、何だよコイツは…と思った瞬間、妙な違和感に気が付いた。
まず、それまで聞こえていた車内のエンジン音や、外の雑踏音が全くしない。無音の世界。
そして、目の前に広がる異様な光景…。
それは、全ての人の動き、物の動きが停止している世界の光景。

「嘘だろ…おい…」
僕は思わず声に出していた。
ハッと後ろを見ると、乗客である高飛車OLも書類を見つめたまま停止している。

「マジかよ…ハハ…」
もう一度思わず呟いた。

変な期待感や喜びよりも、突然の超非現実的な光景に不安感が募った。
やや慌て気味で再び先ほどのボタンを押す…。

すると、エンジン音も雑踏も人の動きも再び取り戻すことが出来た。
後ろを振り向くと、高飛車OLは急に振り向いた僕に怪訝そうな冷たい一瞥を向けた。

そこでようやくアイツが仕掛けた“いいもの”の意味が理解できた。
このボタンはどういう仕組みか分からないけど、時間を操作するボタンであり、これをオンオフすることで、自由に時間操作が出来るってわけだ…。
幼馴染のアイツは何と恐ろしい、そして何と嬉しい発明をしてくれたんだろう。

人生の目的やドラマ性を失っていた僕に、何年か振りに訪れた高揚感。
結婚もせず、彼女も持たず、とりあえず風俗で童貞喪失はしているものの、これまで男の野生を押し込めていた僕に咄嗟に思いつくことは…
金欲、性欲…こんな陳腐なイメージしか出てこない自分も情けないが、これで十分高揚している僕を今は応援することにしよう。

そんな時、その幼馴染から電話がかかってきた。
「どや?もう試したか?」
「お、おお…そうだな…ハハ…」
「なんだ、そのしどろもどろの感じだと、お客でも乗っけてんだな」
「そうなんだよ、しかしすごいなこれは…」
「だろ、オレは期待を裏切らない性分だからな、じゃあ、今から言うことだけ気をつけてな」
「う、うん」
「お前が試した通り、そのボタンで時間を止めたり動かしたりは自在だ。ただし、それは後部座席にお客を乗せてるときだけだからな」
「なるほど、そうなんだ」
「だから、時間が止まってる最中に客を車外に出したりするとその時点で時間が動き出すから気を付けてな、それじゃあプレゼントで楽しんでくれたまえ」
それだけ言い残して電話は切れた。

客を乗せてる時だけ…いささか不自由な気もするが、まぁそれはそれでいいか。
客さえ乗ってれば、僕が降りて何をしようと自由なわけだし。全く問題無し。
もちろん…最初の欲求の捌け口は、後ろに座っている高飛車女で決まりだな。
僕はさりげなく時間停止ボタンを押した…。

さっきと同じように時間が止まる世界。
しかし、今度はさっきのような動揺はない。
カラクリが分かったからね。
とはいっても、理論的なことは全く皆無だが、そんなことは僕が気にすることではない。

さて、さっそく後部座席のご馳走をいただくとするか。
まずは素材をよく知らなければ美味しくないからな。
彼女のバッグを取り上げて、おもむろに中身を物色する。
これが時間が動いている時ならば、この時点で僕はこの気が強そうで高飛車な女に警察に突き出されているかもしれない。
でも今はそんなこと全く問題にならない。最高だ。

免許証が出てきた。
名前は“斉藤 美樹”へぇ~、ミキちゃんね。
気の強そうな顔立ちにはピッタリの名前かな。
生年月日からすると、やはり28歳か。
携帯のメール履歴や着信送信履歴を見ると、ケンジとかいう彼氏がいるのか。
顔立ちとは裏腹に、かわいい絵文字なんか使って甘ったるいメール送ってるね。

一旦ここで時間を動かして、普段は全くしないことだが、さりげなく声をかけてみる。
「お客さん、さっきからずいぶんと忙しそうですねぇ」
「…ええ、そんなことより急いでくれます?」
やはり高飛車な物言いだね。ミキちゃん。
その高圧的な態度が僕のイタズラ心にさらに火を注いでくれるよ。
今や君にはプライバシーなど存在せず、僕の欲求の捌け口でしかないことも知らずに…。
そしてまた再びボタンを押した…。

僕は後部座席へと移動し、ミキの隣に座った。
目鼻立ちのハッキリした美形で、セミロングのストレートヘアもその美貌をさらに際立たせている。
スタイルもポチャでもガリガリでもなく丁度いい頃合か。
僕は個人的に痩せすぎてる女は好みじゃないので、ミキは合格だ。

紺のスーツに身を固めているミキの上半身はそのままに、下半身のタイトスカートをまくり上げる。
ベージュのパンストに包まれた程よいムッチリ感の太ももから、その下に見える黒のパンティまで丸見えだよ。

パンツ丸見えの格好のまま真剣な顔で書類を見つめるミキ。たまらんね。
でも、やっぱり服着てると何かと面倒だから、スッポンポンになった方がより魅力的だね。

服を脱がしていて思ったんだが、時間は止まっていても手足を自由に動かしたり、体位を変えることは自在のようだ。
それにちゃんと呼吸もしているし、体温もある。
やはりこういう世界では、楽しむ側の都合がよいように出来ているもんだな。

今やミキはVラインこそ処理してあるものの、密度が濃い陰毛地帯も顕わにして書類も手放してオープンな格好で座ってる。書類を見つめていた真剣な顔立ちはそのままに…。
その端正な顔立ちとのギャップがたまらなく僕のチンポを欲情させるね。
オッパイもほどよく張りがあり、ブラを見たらCカップね。手頃だね。

そのまま後部座席に横倒しに寝かせて…と。
片足は背もたれの上に乗せて、大股開きの状態に。
28歳のオマンコはそれなりに使用感があるね。
しかしミキちゃん…オマンコの周りまで毛がびっしりだよ。

その毛深いオマンコに顔を近づけていくと、さすがに午後3時のオマンコらしく、オシッコ臭と若干のオリモノ臭が鼻につくけど、それはそれで芳しい芳香に感じられる。
この時点で僕のチンポはカウパー洪水が起きているが、必死に堪えて舐めまくる。
表面を唾液でベチョベチョにしてやって、指を挿入。
中はしっとり温かいね。
時間停止中なのに、指を出し入れしていくと異常を感じたオマンコは徐々に濡れ始めた。
ことごとく都合よく出来ている世界。気に入った。

さぁ、ずいぶんと濡らしてくれたので、いよいよ2年ぶりくらいの生挿入といくか。
チンポの先を入り口にこすりつけてから、一気に挿入。
大きくまた小刻みに…早くまたはゆっくり深く…自分の都合だけに合わせた腰使いで快感の極地に達するべく腰を動かす。
久々だからなのか、ミキの持ち物が名器なのか…とにかく最高に気持ちがいい。
嗚呼…もうダメだ、いきそうだ…。
悪いがこのまま中で果てさせてもらうよ。
今や君は僕のオナホール&ダッチワイフなのだから。
その真剣な眼差しのままで僕の溜まりに溜まった精液を体内で受け取っておくれ。
それがさっきの高圧的な態度に対するお仕置きだよ。

そうこうしているうちに、いよいよ限界が来た。
うっ…出るっ!

ドビュッ!ドクドクドク…… 

最高だ…このまま身ごもって欲しいくらい愛しいよ。

その後、元通りに服を着せて、書類も持たせ、時間を動かしてあげた。
ルームミラー越しに後ろを見ると、何やら股間をモジモジさせてる。
多分、溢れ出た精液が気持ち悪いんだろう。
でも僕が怪しまれる心配は全くない。
何しろ、あの声をかけたときからまだ数十秒しか経過していないのだから…。

目的地に到着したとき、もう一度時間を停止させ、股間を拭ってやった。
まぁ、少しでも遺恨を残さないような心配りも大切な接客サービスかね。
一発抜かしてもらって、お金まで頂いて…
最高のお客様でしたよ。ミキちゃん。
妊娠させたらごめんね。

少し腰をよろつかせながら取引先に向かうミキをそんな思いで見送った。

さてと、これから仕事に張りが出て忙しくなりそうだ。
これからの人生が大きく変化していく実感を十分に感じながら、再びタクシーを流し始めた。

(Vol.2に続く)

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