2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

タクシードライバー<vol.04>*時間停止系

遂にその瞬間が訪れた。

タクシーの営業拠点にしている駅前商店街の喫茶店の女店主である美香さんを次のターゲットに決めてから、一週間…。
ホントによく通ったものだ。
それもこれも、全てこの瞬間をよりおいしいご馳走にするためのものである。
美香さんをより身近な存在に感じる為の準備期間としての一週間であった。
当の美香さんはそんな企みなど露知らず、僕のことを単なるお得意さんの一人としか認めていないが…。
そのシチュエーションギャップが僕の性欲にさらなるエネルギーを注いでくれる。

今、一人のお客が乗ってきた。…というより、僕がこの時のために呼んだのだ。
乗ってきたのは、唯一の女友達と言っていい岡崎幸子(おかざき さちこ)という30過ぎの独身女である。
昔からの幼馴染で、この駅の近くに住んでいる。
幸子は車を持っていないので、前からある高速道路のインター近くにある、アウトレットモールに連れて行って欲しいと、頼まれていたのだ。
なので、食事を奢るという交換条件で、今日呼び出した。
もちろん、幸子の目的を優先したわけではなく、僕がこの後のお楽しみのために都合よく振舞えるようにするためである。
イタズラを敢行した後の美香さんの反応がどうしても見たかったためである。
これが本当のお客なら、時間を戻した後はすぐにリクエストの場所まで運ばなければならないからな。
幸子ならば、その後「お茶でも飲んでから行こう」ということで、二人で美香さんの店に入ることもできるわけだ。…我ながら名案である。

とはいっても、別に幸子を巻き込んで3P…などという気持ちは毛頭無い。
幸子はスタイルこそ美香さんに似通ったところはあるものの、まずブスである。
この歳まで独身できたのは、幸子自身になんら男を作らないというようなポリシーがあるわけではなく、単にその顔立ちのハンデが災いしてのことである。
性格は献身的で決して悪くはないのだが…。
なので幸子を呼んだのは、単に時間停止装置を発動させる条件を作るためのエキストラである。

その幸子が乗り込んだところで、時間停止ボタンを押した。

……もう慣れ親しんだ静寂の世界が訪れる…。

あの騒々しかった駅前の喧騒も、昼下がりの雑踏も全てが確実に停止し、僕だけの世界が目の前に広がっている。
後部座席の幸子も「久しぶりー」を言いかけた顔のまま停止している。
相変わらずのブサイク顔だが、性格がいいので笑顔も人を和ませる効果を持っている。
ダシに使って悪いな…。
ふと一瞬そんな感傷めいた言葉が脳裏を過ぎったがすぐ消えた。

というのも、幸子の太ももが目に入ったからだ。
コイツ、ブスのクセになんでミニスカートで来るんだよ。
乗りたての態勢のまま停止しているので、覗き込めば股間の三角地帯が難なく見れる状態である。
男というものは何と因果な生き物なのか…。
全く性の対象にもなっていなかった幸子の股間を覗き込んでる自分がいた…。
やはり、一週間の禁欲生活が、僕のアンテナをかなり敏感な物にしているらしい。

ピンク地に白のレース使いのパンティが見えた。
コイツ、ずいぶんとオシャレなもの穿いてるじゃんか…。
まさか何か期待してきた訳じゃないよな…。
などと、自分勝手なことを考えていたが、ふと一つのアイデアが浮かんだ…。
美人の美香さんとブスの幸子…体型はもちろん美香さんが勝っているが似通っている…。

僕は、おもむろに後部座席に移動し、幸子の着ているものを脱がしにかかった。
これまでずいぶんと色んな女を脱がしてきたので、その辺はお手のものである。
その内本業のタクシーの運転よりも、こっちの方が職人技になるかもしれないな…。

あっという間に幸子を全裸にすると、情けないことに僕のチンポはギンギンに反応していた。
しかし、ご馳走の前に先走ったことをするわけにはいかない。
とりあえずこれも何かの記念と思い、開きかけの幸子の口をあらためて大きく開かせ、チンポを挿入してやった。
ほれ、これで満足しておけ。幼馴染様のチンポだぞ。
バカみたいな征服感に妙に興奮したが、とりあえず本題に入らなくては…。
僕は今さっき頭の中で作り上げたシナリオ通りに、幸子の上下揃いのピンクの下着を持って美香さんの店に向かった。
途中、通り沿いのホームセンターで、仮眠サイズの小振りなスポンジマットを頂戴したのは言うまでもないが…。まさに用意周到である。

店の中に入ると、そこはまさに異空間であった。
何しろこの一週間一日2回欠かさず通いつづけ、その度に美香さんの「あら、いらっしゃい♪」の声に癒されつづけてきたのだから、静寂に包まれているお店の中で、カウンターの中で丁度こちらに背を向けて、戸棚の上段にコーヒーカップをしまっている状態のまま人形化している美香さんを目の当たりにすると、外の静寂に慣れていても新鮮な衝撃に駆られた。

しかしその後の行動は、さすがにこの時間停止世界に慣れきっているが故の堂々たる振る舞いだった。
まず、手にもっていたマットと幸子の下着をおもむろにカウンターに置くと、そのまま後ろ向きの美香さんの背中に抱きついていった。
そして片手は腰に巻きつかせ、もう一方の腕で胸を揉みながら華奢な首筋に顔を押し付け、思い切り憧れの美香さんの匂いを嗅ぐ…。まさに脳髄まで痺れるような芳香である。
胸のボリュームもブラジャー越しではあるが、手の平に丁度納まるほどの質感でたまらなく揉み心地がよい。

そのまま美香さんの身体を正面に向け直して、挙げていた両腕を下ろさせ、抱き寄せながら今までになかった至近距離でマジマジと顔を眺める。ものすごくきめ細かい肌だ…。
こんなに上質な奥さんを持つ、まだ見たこともない旦那に強烈な嫉妬感を感じた。
そのやるせない嫉妬心をかき消すかのように、淡い赤色の口紅が艶かしい唇にむしゃぶりついた…。
ずいぶんと長く感じる時間唇を吸いつづけただろう、その証に口紅が美香さんの口の周りに広がってしまった。
カウンター内に常備してあるウェットティシューで丹念に拭い去る。

少し落ち着きを取り戻したところで、カウンター内に置いてある美香さんのバッグの中を探り始めた。もちろん、出来る限りの個人情報を入手する為だ。
財布の中からまず免許証を探り当てる。
そうか、フルネームは藤木 美香(ふじき みか)というんだね。とても品のいい名前に感じた。
生年月日からすると丁度30歳か。これから熟れ始める頃…。最高だ。

携帯を探り当て、メール履歴をチェックする。
やはり旦那らしき男性からのメールが多い。その日の帰宅時間や夕食の有無などを確認しあってるようだ。夫婦らしいやりとりが正直羨ましい。
旦那の名前は分からないが、メール内では「こーちゃん」と呼んでいる。
フフフ、こーちゃん…悪いがこれから多分短期間で、美香さんとあなたのセックス回数を僕と美香さんのセックス回数の方が上回ることになると思うよ。
なにせ、ここまで惚れ込んだ人だからね。多分毎日のセックスになると思うのでアシカラズ。
こんな不公平&理不尽極まることで優越感を感じるしかないのも情けないが、感じるものは感じるのだ。ハッキリ言って嬉しい。

「さぁ、藤木 美香さん…僕のために今からオールヌードを披露してもらいますよ。」
声に出してそう言いながら、店の中央の床にマットを敷き、まず立ったままの状態でお決まりの白いエプロン、クリーム色のハイネックセーターを脱がしていく。
淡い紫色のブラジャーが現れた。まさに品のある色使い…。たまらない。
寝かせると外し辛いブラジャーを取り外す…。
30歳人妻でも、まだ子どもがいない分だけオッパイの張りは何とか保てているようだ。
でも熟れ始めのオッパイである。10~20代の若娘のような固さはそこにはなく、本当に福与かという言葉が瞬間に連想できる膨らみだ。乳首の色も落ち着いた赤茶色で、乳輪も控えめ…。
もう既にこの時点で、この美香さんのために一週間も禁欲生活を強いてきた下半身は爆発寸前の緊張状態だ。

その一触即発の状態を何とか保ちながら、美香さんをマットの上に横たえる。
そして、ロングスカートを一気に抜き去った。
ベージュのパンティストッキングに包まれたスラリとした美脚が目の前に呈される。
先に行けば行くほど細くなるその脚は、それでも根元の方には十分な弾力を備えた豊満な太ももを擁していた。
そして、その上にはブラジャーと一対になっているこれまた淡い紫色で上品なレース使いのパンティが見える。
パンティストッキングを抜き去り、一気に両脚を持ち上げ大股を開かせてみた。
丁度、赤ちゃんのオムツ変えのポーズである。

そのパンティの中央、すなわちオマンコが当たる部分には、さすがに穿きつづけてからかなりの時間を経過した証であるかのように蒸れた芳香を漂わせている感じだ。
僕は、思わず条件反射的にそこに顔を埋める…。
最高だ。今までこの状況下でかなりの女性の股間に顔を埋めてきたが、こんなにもこの匂いを愛しく感じたことはなかった。
しかし、今目の前で大股を開いている女性は、僕が一目惚れをした最高の女性である。
この女性の身体から出る全ての物が愛しく感じるのは、当然のことだろう。

いよいよである…。
パンティを一気に脱がす。
驚いた…。

これまですべてのパーツが上品で、高貴なイメージさえ漂わせていたのに、女体の最も陰の部分であるデルタ地帯は、かなりの剛毛が密集しており、まさにジャングルの様相を呈していた。
そして、そのジャングルはオマンコを通り過ぎてアナル周囲にまで達しているのだ。
また、肝心のオマンコもビラビラが大きい…。
今は閉じているハマグリから少しはみ出しているのだ。
他のパーツとは全く一線を記した状態で、そこだけ凶暴ないやらしさを漂わせているオマンコなのだ。
そこから一本の白いヒモが垂れ下がっていた。タンポンである。
引き抜いてみた。
もうほとんど出血もないようだ。
オリモノしか吸い取っていないかのようである。

…これが美香さんのオマンコ…。
なんていやらしい…。

その直後には僕はそこにむしゃぶりついていた。
次第に外身も中身も、僕の唾液でヌラヌラと光り始めてきた。
と同時に、異常を感じたオマンコからも大量の分泌物が溢れ始めている。
周囲の時間は止まっていても、そこだけ時間の流れがあるかのように…。
でも、表情は優しい眼差しでコーヒーカップをしまおうとしていた時のままなのだ。

もう限界である。
僕は一気に全裸になり、そして遂に美香さんと一つになった…。
時間は止まっていても、身体が人形のようになっていても、死んでいるわけではない。
僕のチンポを包み込んで幸福感を与えてくれる温かみも十分に感じられる。
そして締め付けはしないまでも、肉ひだが美香さんの愛液と相まって、僕のチンポに絡みついてくるのだ…。僕にとってはまさにこれぞ名器である。

これまで何人もの女とこのようにして身を重ねてきて、早漏もかなり改善されてきているのに、もう限界である。
もう堪えきれない…。

あぅっ…ダメだ…出るっ!

ドビュッ…ドビュッ、ドクン…ドクドク…

まるでもう止め処もなく放出されるのではないかと思われるほどの精液が、美香さんの体内に流れ込んでいく。
中で放出するのに躊躇はなかった。
偶然にも、旦那と僕は同じ血液型である。
いつセックスをしたのか、またこれからするのか分からないが、これほどの女性を妻に娶って、もうセックスレスに陥っているとは到底考えられない。
これがどういう結果を生み出すか分からないが、「僕の子どもを産んで欲しい…」心からそう願った。

その後一発では済まなかった。
断続的に襲ってくるあまりにも激しい快感に、立て続けに3発も放出してしまったのだ。
生理直後…このタイミングがどう影響するのか…。

僕はもう汗だくだ。
もう一度美香さんに抱きついて、僕の汗を美香さんの全身になじませる。
顔中を舐めまわし、脇の下やつま先まで舐めまわした。
今や美香さんの身体は体内外全て僕の分泌物で覆われている。

ほっと一息ついた。
美香さんの体臭をあらためて嗅いでみた。
汗臭い…。
鼻に馴染んだ僕の汗の匂いだ。
股間からは大量の精子が溢れ出し、青臭い異臭を放っている。

汚れたね、美香さん…。
僕は満足だよ。

そう言いながら、オマンコに新しいタンポンを詰める。
これは生理用というよりは、今の時点では僕の精子止めでしかないであろう。
そして…。

既に冷静さを取り戻している僕は、カウンターの上に置いてあった上下揃いのピンクの下着を手に取った。
幼馴染の幸子の下着である。
よく見れば、かなりのオリモノが付着していた。股間の部分が濃い黄色に変色している。
それを美香さんに穿かせる。
ブラジャーも同様に…。
若干美香さんの方がバストが大きいようである。
でも、さほど窮屈そうでもないような状態で納まった。

そして、汗臭さはそのままに元通りに服を着させて、カウンター内に立たせた。
乱れた髪型と、舐め落とした口紅だけは修繕した。

そして、足早にタクシーに戻る。
もちろん手には交換してきた美香さんの下着が握られている。
名残惜しさはなかった。
なにせ、これからいつでもまた一つになれるのだから…。

タクシーに戻った僕は、長時間裸のままだった幸子に美香さんの下着を着けさせ、服を着せた。
そして、時を戻した…。
周りの喧騒、雑踏がよみがえる。
幸子もさっきまで素っ裸にされていたことなど全く記憶になくにこやかに崩れた姿勢を整えていた。
その幸子を僕は美香さんの喫茶店に誘った。
アウトレットに行く前に、おいしいチーズケーキを食べていこうという名目で…。
もちろん、幸子は喜んでついてきた。

店に入ると、美香さんの「あら、いらっしゃい♪」の声が出迎えてくれた。
いつもよりも格段に眩しく見える。
ついさっきまで一体になっていた相手なのだ。
そして、彼女の身体にはその痕跡がいたるところに残っているはずなのだ。
そう思うだけであんなに張り切った僕のチンポが、また再び膨張しようとしている。
慌ててテーブル席に座った。

しばらくして、美香さんが注文した二人分のコーヒーとチーズケーキを運んできた。
美香さんがそれらをテーブルの上に置こうとして身を乗り出してきた時に、分からないように美香さんの体臭を確認してみた。
汗臭かった。
僕はそれだけで満足であった。

コーヒーを飲んでいる間、幸子と美香さんを見比べる…。
この二人はこれまで何の面識もないが、この二人が今身に付けている下着は…。

後々一瞬の驚愕と不気味さを伴った疑惑やらが、彼女達を襲うだろう。
しかし、僕を疑う余地はどこにもない…。
だって、彼女達の記憶の中には、僕の前で隙を見せた時間などどこにもないのだから…。

僕だけが持っている記憶である…。

(vol.05に続く…)*「タクシードライバー」は一旦休止し、新たなカテゴリーが登場予定。

テーマ : 官能小説 - ジャンル : アダルト

タクシードライバー<vol.03>*時間停止系

時間を操作できるようになってから、数週間が過ぎた。
あれから、毎日のようにこれまでの人生で溜まりに溜まった欲望を吐き出しつづけている。
乗客、通行人など、僕の下半身アンテナ…すなわちチンポが反応を示す対象にはことごとく手をつけてきた。

また、それと同時に金欲の方も満たすべく、ちょっとずつではあるが集金活動も怠ってはいない。
せっかくの時間停止なのだ。
ダッチワイフで一発抜いた後、近くの通行人などの財布やお店のレジから少しずつ分け前を頂いている。
一人や一軒の店から大きな額を取り上げれば手間はかからないのだが、僕も鬼や悪魔ではない。
分け前を頂いても、被害者が被害と思わない額だけいただく。
手間さえ惜しまなければいいのだ。
でもまぁ、今のところ、日割りにして10万ほどは懐に入れられる。
月にすれば休日を引いても、200万ほどの副収入になる。
年にすれば2400万ほどになるのか。
これではタクシー業と時間停止業!?でどちらが本業かわからないのだが…。
両方あわせれば年収3000万クラスに達するわけで、お気楽タクシードライバーの収入としては法外な高給取りだな。

生活力に事欠かなくなった分、気持ちにもゆとりが生まれてきた。
そうなってくると、欲しくなるのは更なる安定か…。
結婚もそろそろしたいが、そんなものは後々金に任せてなんとかなりそうだ。
今は常に身近に置いておけるオモチャが欲しい。
これまでのターゲットは皆、行きずりの女達で、次また同じタイミングでめぐり合えたり、一発できる可能性も低い。
何しろ、こちらは客を乗せていない限り、彼女達と遭遇しても手を出せないという足枷が付いているのだ。

そこで、いつも客待ちの拠点にしている駅前周辺で継続的にオモチャにする女を捜すことにした。
駅前で働いている女であれば、タクシー乗り場で客を乗せた瞬間に時間停止させれば、ほぼ毎日のように出会うことが出来る。

ターゲットを探すのに時間を止める必要はない。
休憩がてらその辺を歩き回ればいいのだ。
さすがに駅前である。女は山のようにいる。
綺麗系、可愛い系、お姉系、アキバ系、主婦系、学生系…ジャンルにすればかなりのものになる数の女がそこかしこにいる。
まさに大型オモチャショップ内を目を輝かせて歩き回る子どものようである。
その子どもと同じように、僕もこの中から気に入った一人だけを選ぶことにした。

しかし、思い出せば子どもの頃から優柔不断であった。
中々おもちゃも決められなかったものだ。
その度に親からは文句を言われていた。
今もそうだ。
あれも欲しい、これも欲しいが頭の中を駆け巡っている…。
しかし、そんな手当たり次第…が今回のテーマではないのだ。
よし!決めるぞっ!

…その前にちょっと喉が渇いたし、小腹が空いた…。

ふと横を見ると、こじんまりとしているが品の良さそうな喫茶店があった。
長年この駅を拠点にしているが、身の回りのことに対して極めて無機質無関心であった過去の僕は、こんな小さな店など気にも止めなかったのだろう。

窓越しに中を覗いてみて、思わず驚いた。
まさに理想的な女性がカウンターの中で仕事をしているではないか。
カウンターの中に入っているので、上半身しか見えないが、黒いハイネックの薄手セーターの上にメイド調の品の良い白のエプロンを付けている胸元は、まさに母性を感じさせる柔らかそうな膨らみを持っている。
そして、細い首筋から顎のラインが極めて美しい端正な美貌。
色白なだけに、派手過ぎない赤の口紅がとてもよく似合うふっくらした唇。
多分下ろせば背中まで達するであろう髪を、ポニーテールでまとめているヘアスタイルが、その端正な顔立ちと相まって、知的な雰囲気を醸し出している。

一瞬で決めた…この女性だ。
この女性なら、しばらくの間継続的に僕を幸せにしてくれそうだ。
悪いけど、あなたの身体と記憶に残らない時間を僕に提供してね。

そう心に決めた僕は、これから長い付き合いになるであろう彼女の人となりや声を聞いておきたいと思い、探し疲れた身体を癒す為にも店内に入っていった。

店内に入った途端、「いらっしゃいませ」と彼女の声。なんて綺麗な声なんだ。
かすれているわけでも、くぐもっているわけでもない、澄んだクリアーな美声。
思わずうっとりする。

そのままカウンターに座り、とりあえずのコーヒーとチーズケーキをセットで注文した。
カウンター越しに彼女の全身が見えた。
予想通りである。
黒のハイネックセーターの下には、グレーの暖かそうなタイトスカートでその下に黒のタイツを身につけている。
全体が理想的な流線型でまとめられた、まさに美人体型である。

思わずうめきそうになった…。
カウンター内のかなりのハイクラス美人と、カウンター外のブ男。
こんなミスマッチなカップルなど、絶対に成立するはずもない構図である。
彼女も僕のブ男振りにあきれているかのように、全く無関心で注文したコーヒーを煎れている。
ちくしょう、世の中なんでこんなに不公平なんだ…。
僕の心の中では日常的になっている不満の声が上がる。

しかし、その声は数日前から全く重みのない単なる口癖のような心の声に変っていた。
なにせ、どんな美人だろうが身分だろうが、今の僕にはそれを勝手に超えて我が物に出来る力があるのだから…。

そんなことを考えている内に、目の前にコーヒーとチーズケーキが出されてきた。
「どうぞ」
そう言ってこのブ男に対してニッコリ微笑んでくれた温かさに触れ…完全に惚れた。

それから一週間、毎日のようにその店に通った。それも午前と午後の2回もだ。
合計10数回も通えば、いい加減向こうも常連と認めてくれる。
ブ男ではあるが、無害(今のところは)な客に警戒心も解かれてきて、何気ない会話も出来るようになってきたし、毎度同じ注文しかしないので、「今日もいつもの?」と、気軽に声をかけてくれる。
今では、彼女も僕の仕事が個人タクシーであることを知っているので、日に2回通うことにも何も不信感を抱いていない。

こんなに特定の女性に親しみを覚えたのはどれくらい振りだろうか…。
それも今や単なる親しみではない…目の前の獲物を十分に自分の中で熟成させている最中なのだ。
僕はこの一週間、オナニーさえ堪えている。ただの一発も射精していない。
全ては目の前の獲物の体内に捧げる為に…。

日頃の会話の中で、彼女の名前だけ知ることが出来ている。
美香(みか)さんという名前だ。
何気ない会話の中で入手した情報では、美香さんは人妻さんである。
商社勤務の旦那がいるらしく、この店は美香さんの趣味が昂じて開いたそうである。
確かに、店内のそこかしこに英国風のこだわりが見られる。
趣味と実益を両立させてるようである。
年齢はさすがに聞けないが、20代後半から30代前半といったところか。

店内はカウンター5席、テーブル席が2卓と、本当にこじんまりしているので、店員はいない。
一人で寂しくないのかと聞くと、その分お客さんとの会話を楽しんでるそうだ。
社交的な一面も大いに美香さんの華やかさに貢献している。

もっと突っ込んだ個人情報も欲しいところだが、それはいずれ財布の中やら、手帳、携帯などを見させてもらえば済むことだ。
焦りは禁物だけど、そろそろ僕の身体の方も限界に近い…。
もういい加減頃合か。
では、今日の午後いよいよ決行するか。
午後一の客が乗った時点で美香さんは僕と一体になる運命なんだよ。
そしてその体内に僕の分身をたくさん宿すことになるんだよ。よろしくね…。
目の前でにこやかに今さっき出て行った客の後片付けをしている美香さんに、心の中でそう語りかけながら、僕もその店を後にした…。

(vol.04に続く)

テーマ : 官能小説 - ジャンル : アダルト

タクシードライバー<vol.02>*時間停止系

タクシードライバーを始めて早10余年…。
将来の目的を持たないまま、なんとなく大学を卒業して大人社会の煩わしい関わりから逃れたい思いだけで若くして個人タクシーのドライバーになった。

毎日毎日様々な人間を乗せ、その分様々な人間模様も見てきたが、いい加減それにも飽き、今や淡々と生きている時間を消費するだけの生活になってきたように感じる日々…。
客のリクエストに無言で答え、ただそこに運ぶだけの機械化無機質ドライバー。

しかし、これは昨日までの僕の姿…。
営業車の買い換え祝いに、幼馴染の怪しい発明家が取り付けてくれた時間停止装置のお陰で、今の僕は仕事にも人生にも俄然張りが出てきたようである。
とはいえ…決して人に胸を張れるようなことでもないのだが…。

昨日はその装置を使って、数年ぶりに女を抱いた。
それもかなりの上玉だ。
この辺じゃ数万の金をはたいたって、安っぽい女しか買えないのだから、たとえ相手が無反応であったとしても、ブスの顔を拝みながらよりかはよっぽどマシだ。
でもこれからは、そんな無意味な金を使う必要もなく欲求を満たすことができる。
それも、誰にも嫌な思いをさせずに…いや、実際には嫌がることをしているわけだが、記憶に残さないだけか…。
まぁ、知らなけりゃ不幸な思いをしないわけだしな。

僕は今、客を乗せて走っている。
ただし、男性客だ。
今日は実験を試みることにしている。
とはいえ、こんなオヤジに用はない。
この時間停止装置のお約束事では、どうやら客が乗っているときでないと効果がないらしい。
昨夜幼馴染の発明者に、何故誰も乗っていないときでも効果があるようにしなかったのかと問い詰めたら…「お前がちゃんと仕事に打ち込めるようにおせっかいをしただけだ」…と言っていた。
ふん、余計なことを…。
まぁ、確かにお陰で一生懸命客探しをすることになったのは確かだが…。

さてさて、話を戻そう。
その実験とは、この男性客さえ後ろに乗せておけば、僕が外に出て何をしても大丈夫なのか…
ということである。
昨日のミキと同じようなことが外にいるその他大勢にも出来るのか…ということである。
現状では十分出来そうだが、まだ手を出していないので、この客を乗せているときに試すつもりで、あたりに興味を誘う対象がいないかキョロキョロしながら走っている。

いた…。
下半身のアンテナが反応する獲物を発見。
僕の本来の好みは成熟した成人女性なのだが、アンテナが反応を示した対象は女子高生か。
その年代に今まであまり関心を示さなかったのは、どうせ相手にされないからな…という諦念が勝手にリミッターとなっていたからかもしれない。
それが今や、だれかれ構うことなくやれる…という全開放的な環境になったので、アンテナの対象範囲も大きく広がったのかも…。
ただし、ロリ好みにならないことだけは確かなようだが…。

その女子高生は商店が建ち並ぶ歩道を一人で歩いていた。
時間からすると、下校途中だろうと思われる。
薄茶色のジャケットに、赤のギンガムチェックのスカート。当然ミニである。
そこから伸びる今時の長い脚。かつての日本人にはなかった長さである。
その脚にふさわしい腰つきに、ジャケットの上からでもわかるくびれたウエスト…。
背中まで達している綺麗なロングヘアの輝きが成熟前の若々しさを物語っている。
その子の横を低速で通り過ぎる時見えた顔は、アイドルさながらの可愛らしさ。まさに完璧。

少し走った先でちょうど信号待ちとなった。
徐々に近づいてきた彼女をある程度引き寄せてからボタンを押した。

……静寂と共に訪れる僕だけの世界。

後ろのオヤジも間抜けな顔のまま止まってる。
さてと、それでは実験開始といこうか。
僕は車外に出て、今や車のすぐ近くまで歩み寄ってきていた彼女の元に向かう。

近くで見ると本当に可愛い。
ちょうど真横のショウウィンドウに写った自分を見つめる表情で止まっているね。
自分自身を覗き込むような目線が尚可愛らしさを演出してくれている。

とりあえず横を向いている顔を正面に向けなおしてみた。
時間停止状態に何も影響無し。
可愛い唇におもむろにキスもしてみた。無造作に制服の上からやや小ぶりのオッパイも揉んでみた。…止まったままである。

よっしゃ!思わずガッツポーズ。
どんな客であろうとタクシー内に乗せてさえすれば、僕はこの世界の覇者であることが証明されたかのようである。
覇者…と言っても、やっていることがあまりにも狡いことばかりではあるが…。

気を良くして、その子の持ち物を物色。
手提げバッグの中から生徒手帳を発見。
木下 怜美(きのした れみ)…2年生の17歳か。
今日の獲物はレミちゃんで決定だな。

おあつらえ向きに、さっきレミちゃんが覗き込んでいたショウウィンドウの奥は女性向の雑貨ショップが並ぶファッションビルで、1階はインテリアショップになっていた。
窓から中を覗くと、洒落たベッドが見える。
まさにそこは僕とレミちゃんのためのベッドとして用意されているかのようである。

決まりだな…。

レミちゃんを肩に担ぎ上げてズカズカとショップ内に入り、そのベッドに横たえる。
横たえた拍子にスカートが捲れあがっているが、これはどう見てもショートパンツ型の見せパンだな。
この下に2枚重ねで蒸れ蒸れになったパンティが隠れているわけだ。
その見せパンを脱がしてあげると、出てきました…可愛らしい水色のストライプパンツが。
やはり女子高生はテカテカナイロンよりも、こんな感じの綿パンツだよな。
合格だよ、レミちゃん。

まだ閉じられている脚の股間部分に鼻を押し当てて、思い切り嗅いでみる。
放課後の股間の匂い…ややオシッコ臭が強いね。きっとたくさん出したんだね。
じゃあ、このパンツも脱いでみようか。
スルスルと綿のパンティを下ろしていくと、これまた可愛らしいこじんまりした繁みが顔を覗かせた。

さてと…どんなオマンコなんだろうね。
思い切って両脚を大きく開かせる。
繁みはフロント部分に密集しており、オマンコ周りには薄い翳りしかない。
その奥にはまだ黒ずんでいないふっくらした割れ目が見える。
両手でやさしく開いてあげると、中は鮮やかなピンク色。
レミちゃん、もしかしてまだ処女か?

もし処女であれば、これは光栄だね。
これまでの人生で、まさかこんなに可愛い処女を抱けるとは思いもよらなかったもんな。
そんな甘美な高揚感に胸躍らせながら、レミちゃんをスッポンポンにしてあげた。
そして、ここは二人のベッドだから、ついでに僕も真っ裸になる。
ちょっとギャラリーが多いけどね…。

周りを見渡すと、そこは中央の通路沿いなので、多くの買い物客が往来しているし、このベッドの値札を覗き込んでるカップルもいる。
これが時間が動いているときであれば、僕たちは当然変態露出カップルだろうし、それよりもレミちゃんが尋常じゃない抵抗もするだろう、警備員も警察も駆けつけるかも知れないし、多くの人が
集まってくるだろう。そこで僕のそれからの人生も塀の中での暗澹たるものになるだろうし…。

でも今は、そんな周りの人間達も僕をより興奮させる刺激剤でしかなく、当のレミちゃんも、あのショウウィンドウを覗き込んでいた可愛らしい表情のまま完全なるダッチワイフでいてくれている。
もうすでに僕のチンポは昨日のミキの時と同じくカウパー洪水に陥っている。
このままでは、挿入前に果ててしまいそうだ。

慌てて大股開きのレミちゃんのオマンコを舐めまくる。アナル方面までしっかりと念入りに舐めまくる。
前回のミキの時のような狭い車内ではなく、ここはクイーンサイズの広々としたベッドの上。
レミちゃんを思いっきり大股開きにさせて、さらにオマンコを真上に向ける態勢をとらせても何の苦もない。まさに天国。

ベチョベチョになったオマンコにいよいよ欲望の塊であるチンポを挿入。
……!?
き、きつい!

これはやはり処女か!?
根元までなんとか押し込んで、摩擦開始。
処女であろうがなかろうが痛みも何も感じていない表情のレミちゃんだが、しばらくするうちに身体の方が変化を示した。
シーツに真っ赤な血のシミが出来てるじゃないか…。

やはり…処女だったんだね。
ありがとね、レミちゃん。僕が君にとって記念すべき最初の男性だよ。

そんな身勝手な征服感に満足しながらいよいよ絶頂の瞬間を迎えた。
中で出すかどうか一瞬迷ったが、それより先に身体が自制心を超えてしまった…。

ドビュビュッ!ドクン…ドクドク…

これはきっと昨日よりも多いのではないかと思われるほどの量の精液が、レミちゃんの体内に放出されていった。
そのまましばらく挿入したままの状態でレミちゃんに抱きついてキスをしまくり、顔を舐めまくりして時を過ごす。
時を過ごすと言っても、これは僕だけの時間なんだな…。

チンポを引き抜いて、溢れ出る精液を拭ってあげながらふと通路の奥のほうに目をやると、一番奥がランジェリーショップであった。
この時間停止世界にもずいぶんと慣れた僕は、新しいアイデアを生み出す余裕がずいぶんと出てきているようだ。
この日の記念にレミちゃんにランジェリーをプレゼントしよう。

しばらくしてレミちゃんのもとに戻った僕の手には、真っ赤な上下揃いのセクシーランジェリーが握られていた。
両方ともレース使いのスケスケのもので、パンティは紐パンである。
それをレミちゃんに着けさせて、枕をいくつか重ねたところにもたれ掛けさせ、両脚立て膝大股開きのポーズで、両腕は小ぶりのオッパイを挟み込むようにして両手を軽くグーで口元に置いてあげた。

可愛い…。

そのポーズで最近は常に常備しているデジカメで記念撮影。

その後、元通りに制服を着せ、外の歩道に立たせてあげた。
ただし…制服の下はプレゼントした真っ赤なランジェリーを身に着けさせたままだし、体内には僕の精子がたっぷりと溜まっているんだけどね。
ちゃんと帰宅するまで僕からの二つの贈り物を持ち帰ってよね。

そんな思いを胸に秘めながら、タクシーに戻り、時間を動かした。

その途端、レミちゃんはよろけて転びそうになっちゃったけど、何とかバランスを取り戻して歩き始めた。ちょっとオマタの辺りを気にしながらね。

ふと後部座席に目をやると、客のオヤジが呑気に大きなあくびをし始めた。
信号が青になり、僕はサイドミラー越しにレミちゃんに別れを告げて再び走り出した…。


(vol.03に続く)

テーマ : 官能小説 - ジャンル : アダルト

タクシードライバー<vol.01>*時間停止系

タクシードライバーを始めて早10余年…。
将来の目的を持たないまま、なんとなく大学を卒業して大人社会の煩わしい関わりから逃れたい思いだけで若くして個人タクシーのドライバーになった。

毎日毎日様々な人間を乗せ、その分様々な人間模様も見てきたが、いい加減それにも飽き、今や淡々と生きている時間を消費するだけの生活になってきたように感じる日々…。
客のリクエストに無言で答え、ただそこに運ぶだけの機械化ドライバー。

そうだな…最近の心躍らせるニュースといえば…
実は今運転しているこの車、10年間のお勤めを終えた先代車からの後継で、昨日納車完了したばかりの新車ということくらいか。
それでも一応商売道具なので、それなりのグレードのものを買い入れたので、いくら無機質な自分でも、気分は上々…といったところか。

それに、幼馴染で今は変な発明家になってる友人が、納車祝いでいいもの装備してやるよ…というので、一週間ほど預けてからの初運転だし。
ただ、あいつは何の装備かは全く教えてくれなかった。
ニタニタと笑いながら、そのうち気が付くさ…とだけ言って、また自称研究所の自宅に引き込んでいった。
気にはなったけど、僕に悪いイタズラをする奴ではないので、とりあえず放っておくことにした。

そんなこんなで流し運転をしていると…
ほら、またあそこで手を挙げてる客がいるよ…。

乗ってきたのは仕事途中のOL。
見たところ28歳程度か…。
そろそろ仕事にも自信がついてきて、これから取引先にでも向かうのか、乗り込むなり数枚の紙をバッグから取り出して、こちらなど見向きもせずに見入ってる。
顔は美形だが、高飛車な感がするところが気に入らないね。
そんなことを思いつつ、表面上は無機質に車を走らせている。

“それ”に気付いたのは、交差点の信号待ちで停車したときだ。
乗客日誌を書き込もうとして、誤ってペンを落としてしまったので、拾おうとして屈みこんだ。
その時、ふとハンドルを見上げると、丁度ハンドルの真下辺りに時計マークのボタンがあるのに気付いた。
何のボタンか分からなかったが、明らかに純正ボタンの仕様でない作りのものなので、あいつが取り付けたものだと思われた。

何だろ…と思いつつ、そのボタンを押してみた。

……………。

機械的な反応や変化は全くなし。
おいおい、何だよコイツは…と思った瞬間、妙な違和感に気が付いた。
まず、それまで聞こえていた車内のエンジン音や、外の雑踏音が全くしない。無音の世界。
そして、目の前に広がる異様な光景…。
それは、全ての人の動き、物の動きが停止している世界の光景。

「嘘だろ…おい…」
僕は思わず声に出していた。
ハッと後ろを見ると、乗客である高飛車OLも書類を見つめたまま停止している。

「マジかよ…ハハ…」
もう一度思わず呟いた。

変な期待感や喜びよりも、突然の超非現実的な光景に不安感が募った。
やや慌て気味で再び先ほどのボタンを押す…。

すると、エンジン音も雑踏も人の動きも再び取り戻すことが出来た。
後ろを振り向くと、高飛車OLは急に振り向いた僕に怪訝そうな冷たい一瞥を向けた。

そこでようやくアイツが仕掛けた“いいもの”の意味が理解できた。
このボタンはどういう仕組みか分からないけど、時間を操作するボタンであり、これをオンオフすることで、自由に時間操作が出来るってわけだ…。
幼馴染のアイツは何と恐ろしい、そして何と嬉しい発明をしてくれたんだろう。

人生の目的やドラマ性を失っていた僕に、何年か振りに訪れた高揚感。
結婚もせず、彼女も持たず、とりあえず風俗で童貞喪失はしているものの、これまで男の野生を押し込めていた僕に咄嗟に思いつくことは…
金欲、性欲…こんな陳腐なイメージしか出てこない自分も情けないが、これで十分高揚している僕を今は応援することにしよう。

そんな時、その幼馴染から電話がかかってきた。
「どや?もう試したか?」
「お、おお…そうだな…ハハ…」
「なんだ、そのしどろもどろの感じだと、お客でも乗っけてんだな」
「そうなんだよ、しかしすごいなこれは…」
「だろ、オレは期待を裏切らない性分だからな、じゃあ、今から言うことだけ気をつけてな」
「う、うん」
「お前が試した通り、そのボタンで時間を止めたり動かしたりは自在だ。ただし、それは後部座席にお客を乗せてるときだけだからな」
「なるほど、そうなんだ」
「だから、時間が止まってる最中に客を車外に出したりするとその時点で時間が動き出すから気を付けてな、それじゃあプレゼントで楽しんでくれたまえ」
それだけ言い残して電話は切れた。

客を乗せてる時だけ…いささか不自由な気もするが、まぁそれはそれでいいか。
客さえ乗ってれば、僕が降りて何をしようと自由なわけだし。全く問題無し。
もちろん…最初の欲求の捌け口は、後ろに座っている高飛車女で決まりだな。
僕はさりげなく時間停止ボタンを押した…。

さっきと同じように時間が止まる世界。
しかし、今度はさっきのような動揺はない。
カラクリが分かったからね。
とはいっても、理論的なことは全く皆無だが、そんなことは僕が気にすることではない。

さて、さっそく後部座席のご馳走をいただくとするか。
まずは素材をよく知らなければ美味しくないからな。
彼女のバッグを取り上げて、おもむろに中身を物色する。
これが時間が動いている時ならば、この時点で僕はこの気が強そうで高飛車な女に警察に突き出されているかもしれない。
でも今はそんなこと全く問題にならない。最高だ。

免許証が出てきた。
名前は“斉藤 美樹”へぇ~、ミキちゃんね。
気の強そうな顔立ちにはピッタリの名前かな。
生年月日からすると、やはり28歳か。
携帯のメール履歴や着信送信履歴を見ると、ケンジとかいう彼氏がいるのか。
顔立ちとは裏腹に、かわいい絵文字なんか使って甘ったるいメール送ってるね。

一旦ここで時間を動かして、普段は全くしないことだが、さりげなく声をかけてみる。
「お客さん、さっきからずいぶんと忙しそうですねぇ」
「…ええ、そんなことより急いでくれます?」
やはり高飛車な物言いだね。ミキちゃん。
その高圧的な態度が僕のイタズラ心にさらに火を注いでくれるよ。
今や君にはプライバシーなど存在せず、僕の欲求の捌け口でしかないことも知らずに…。
そしてまた再びボタンを押した…。

僕は後部座席へと移動し、ミキの隣に座った。
目鼻立ちのハッキリした美形で、セミロングのストレートヘアもその美貌をさらに際立たせている。
スタイルもポチャでもガリガリでもなく丁度いい頃合か。
僕は個人的に痩せすぎてる女は好みじゃないので、ミキは合格だ。

紺のスーツに身を固めているミキの上半身はそのままに、下半身のタイトスカートをまくり上げる。
ベージュのパンストに包まれた程よいムッチリ感の太ももから、その下に見える黒のパンティまで丸見えだよ。

パンツ丸見えの格好のまま真剣な顔で書類を見つめるミキ。たまらんね。
でも、やっぱり服着てると何かと面倒だから、スッポンポンになった方がより魅力的だね。

服を脱がしていて思ったんだが、時間は止まっていても手足を自由に動かしたり、体位を変えることは自在のようだ。
それにちゃんと呼吸もしているし、体温もある。
やはりこういう世界では、楽しむ側の都合がよいように出来ているもんだな。

今やミキはVラインこそ処理してあるものの、密度が濃い陰毛地帯も顕わにして書類も手放してオープンな格好で座ってる。書類を見つめていた真剣な顔立ちはそのままに…。
その端正な顔立ちとのギャップがたまらなく僕のチンポを欲情させるね。
オッパイもほどよく張りがあり、ブラを見たらCカップね。手頃だね。

そのまま後部座席に横倒しに寝かせて…と。
片足は背もたれの上に乗せて、大股開きの状態に。
28歳のオマンコはそれなりに使用感があるね。
しかしミキちゃん…オマンコの周りまで毛がびっしりだよ。

その毛深いオマンコに顔を近づけていくと、さすがに午後3時のオマンコらしく、オシッコ臭と若干のオリモノ臭が鼻につくけど、それはそれで芳しい芳香に感じられる。
この時点で僕のチンポはカウパー洪水が起きているが、必死に堪えて舐めまくる。
表面を唾液でベチョベチョにしてやって、指を挿入。
中はしっとり温かいね。
時間停止中なのに、指を出し入れしていくと異常を感じたオマンコは徐々に濡れ始めた。
ことごとく都合よく出来ている世界。気に入った。

さぁ、ずいぶんと濡らしてくれたので、いよいよ2年ぶりくらいの生挿入といくか。
チンポの先を入り口にこすりつけてから、一気に挿入。
大きくまた小刻みに…早くまたはゆっくり深く…自分の都合だけに合わせた腰使いで快感の極地に達するべく腰を動かす。
久々だからなのか、ミキの持ち物が名器なのか…とにかく最高に気持ちがいい。
嗚呼…もうダメだ、いきそうだ…。
悪いがこのまま中で果てさせてもらうよ。
今や君は僕のオナホール&ダッチワイフなのだから。
その真剣な眼差しのままで僕の溜まりに溜まった精液を体内で受け取っておくれ。
それがさっきの高圧的な態度に対するお仕置きだよ。

そうこうしているうちに、いよいよ限界が来た。
うっ…出るっ!

ドビュッ!ドクドクドク…… 

最高だ…このまま身ごもって欲しいくらい愛しいよ。

その後、元通りに服を着せて、書類も持たせ、時間を動かしてあげた。
ルームミラー越しに後ろを見ると、何やら股間をモジモジさせてる。
多分、溢れ出た精液が気持ち悪いんだろう。
でも僕が怪しまれる心配は全くない。
何しろ、あの声をかけたときからまだ数十秒しか経過していないのだから…。

目的地に到着したとき、もう一度時間を停止させ、股間を拭ってやった。
まぁ、少しでも遺恨を残さないような心配りも大切な接客サービスかね。
一発抜かしてもらって、お金まで頂いて…
最高のお客様でしたよ。ミキちゃん。
妊娠させたらごめんね。

少し腰をよろつかせながら取引先に向かうミキをそんな思いで見送った。

さてと、これから仕事に張りが出て忙しくなりそうだ。
これからの人生が大きく変化していく実感を十分に感じながら、再びタクシーを流し始めた。

(Vol.2に続く)

テーマ : 官能小説 - ジャンル : アダルト