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眠れぬ夜には

「あー、毎晩帰ってきてテレビ見て、ゲームして、AV見て、シコって、寝て…寂しい日々だよなぁ…」

大原俊一 24歳 独身
大手食品メーカーに就職して2年目にして、早くも大組織社会の一歯車に過ぎない存在を実感し、ただ給料をもらって限られた範囲の生活をし続けていく虚しさを抱えて、今年もまた年越しを迎える時期に近づいてきていた。

元来の人見知りな性分が災いしてか、性格はいたって穏やかで容姿も不細工とまではいかないのに、生まれてからこれまで、女性との甘い時間を過ごした経験もほとんどなく、童貞も気の合った風俗嬢に捧げてしまっていた。
まだ若くもあり社会人デビューしたての多忙さもあったので、今まではそれほど今の境遇にも寂しさや虚しさを感じることもなかったが、社会生活にも慣れてみると、その風景はものすごくモノトーンで寒々しいものに変化し始めている。

「今年もまたこのままクリスマスをスルーして正月かぁ…」
テレビ画面に流れるクリスマス向けのCMを眺めながら、ため息混じりの独り言を吐き出していると…。


ピンポーン。


「ん?こんな時間に誰だ?」
時計に目をやると、既に午後11時を回っていた。
もちろん、来客の予定などない。
俊一は怪訝そうにインターホンを押した。

「どなたですか?」
「夜分に恐れ入りまーす!「夢の宅急便」でーす!お届け物をお持ちしましたー!」

夢の宅急便?
そんなふざけた宅急便会社など聞いたこともないし、何かの通信販売の商品も一昨日届いたAV以外買った覚えもない。

「部屋間違えてないですか?」
「あれ?ここは「大原俊一」さんのお部屋ですよね?」

確かに自分宛てらしい。
インターホンのモノクロ画面に映っている配達員も、それなりのユニフォームで人のよさそうな風貌であるし、怪訝に思いながらも、とりあえず玄関のロックを外してドアを開けてみた。

「どうもー!こんな時間のお届け物ですみません、何しろ先方が寝てくれないとお届け出来ないもので」
その人がよさそうな配達員はにこやかにそう言いながら、やたらと大きい荷物を屋内に搬入しようとしている。

その荷物はゴルフバッグよりも一回りほど大きな筒状のケースで、どうやらそれを車から台車で運んできたらしい。
おいおい、そんな大きな荷物って何なんだよ!
それに、さっきの口上の中の「先方が寝てくれないと…」って!?
不信感と迷惑感が急速にこみ上がってくる心境を、抑えて抑えて、

「こんな大きな荷物、一体どこから…」
言いながらケースに添付されている送り状に目をやった。
その荷物の送り主を見て、俊一の戸惑いの心がますます高まる。

送り主: 中田 舞 ナカタ マイ

中田舞って、あの中田さん!?

“あの中田さん”とは、俊一が所属する食品メーカーの総務部の若手OLである。
営業部の俊一とは違う部署であるがフロアが同じなので、毎日顔は合わせるし、福利厚生関係のことで何度か相談もしたことがある。
タイトスカートのユニフォームが似合う、明るく清楚な美人社員として男性社員の中での人気は高く、日々さまざまな思惑の目で注目されている女性社員の一人なのだ。
それに俊一とは同期入社ということもあって、新人研修などでは同じ班でオリエンテーリングのプログラムなども行った思い出もあり、実は俊一の日々の妄想オナの中でも、抜群に登場回数が多い女性だった。

しかしながら、彼女とはそれ以上の個人的交流などなく、ましてや宅急便で荷物が届くなど聞いてもいない。
それに、何故僕の住所が分かったのか?
携帯番号すら交換していないのに?
確かに総務部なのだから、社員の住所検索くらい簡単に出来るだろうが、まさか彼女が僕なんかのためにわざわざそんなことをするはずもない。
巨大な荷物を眺めながら、俊一の疑念がますます増大していく。

「あのー、それではこちらにサインお願いしまーす!」
突然の特大荷物の到来にまだ戸惑っている俊一をよそに、配達員が配送票にサインを求めてきた。

「あ、あぁ、はいはい」
戸惑いつつもサインに応じるしか術がなかった。
何しろ、この配達員は荷物を依頼されて運んできただけだし、なによりも中田舞という捨て置き難い送り主からの荷物であるので、戸惑いつつもどうしても中身を確認したいという感情が先走ってる。

「どもー!ありがとうございましたー!」
元気な挨拶とともに配達員が去り、一人住まいの侘しい部屋にはさっきまでの静寂が戻ったが、目の前にはゴルフバッグ大の大きな荷物が置かれている。

その筒状のケースは、一辺に蝶番が付いており、反対側のロックを外せば開き戸のように開く仕組みになっていた。
ロックのところには誤開防止用の透明テープが貼ってあったので、それを剥がし、いよいよロックを外して蓋を開いた。

「!!!!!!!!!」

一瞬ものすごい衝撃が走った。

それもそのはずで、そのケースの中にはなんと中田舞と思われる人間そのものが収納されていたのだ。
思わず叫び声を上げそうになるほどの衝撃を受けた俊一は、それが人間そのものなのか、それとも人形か、そして生きているのか、まさか死体なのか、そんなことを同時に考えながら、もう一度よくその中身を凝視してみた。

中身はどうやら人形などの人工物ではなく、本物の人間らしい。
そして、どうやら呼吸をしているらしくお腹のあたりが緩やかに上下を繰り返していた。
それが生きていると確認できた途端、俊一の足腰にガクガクと震えが起こり、思わず尻もちをついた。

本物の“中田舞”が、こんなケースに眠ったまま詰め込まれて、ここまで運ばれて来た!

これがようやく辿り着いた結論である。
少し落ち着きを取り戻して、もう一度舞に目をやると、俊一のジタバタ劇にも全く動じないで、今もまだスヤスヤと寝息を立てている。
服装も薄いピンクの可愛らしいパジャマ姿であり、元々会社でも薄化粧だったのであまり変わらないが、すっぴんのまま寝ているのである。

これは一体どういうことなのか!?
落ち着きを取り戻しつつある俊一が、次に抱えた疑問である。

ふと彼女の足元に目をやると、一通の封書が添えられていた。
手を伸ばして、寝ている舞を出来る限り刺激しないように封書を取り、中の書類を取り出した。

------------------------

大原 俊一 さま

この度は突然お荷物をお届けいたしまして、誠に恐縮です。
お荷物は気に入っていただけましたでしょうか。

すでにご確認済みかと思いますが、お荷物は「中田 舞さま」です。
大原様の日々のご妄想にお応えするために、ご用意いたしました。

尚、その睡眠状態の中田さんは、私共が再び回収に伺うまでは、何をなさろうと絶対に目を覚ましませんので、ご安心してお楽しみください。
何をなされようと大原様の自由です。

しかしながら、中田さんのお身体にその後も残るような何かしらの変化を加えた場合には、中田さんへの変更刷り込み作業のため、別途料金がかかります。予めご了承ください。

例:陰毛を剃る。ボディピアスを付ける。髪型を変える など

ただし、今回はお試しキャンペーンとして、無料となりますのでご安心ください。

中田さんは明日の6時半に起床予定ですので、配達員が5時には引き取りに伺います。
それまでにこのケースに収納の上、ご返却ください。

尚、ご返却時に配達員より別途ご案内状をお渡しいたします。


夢の宅急便

-----------------------------

「何なんだよ、これ…」
あまりにも理解し難い文面に戸惑いつつも、目の前に置かれている、いや、寝ていると思われる中田舞の姿が、その文面の内容を強制的に信用させるだけの衝撃的存在感を醸し出して、俊一をさらに混乱させていく。
これは誰かの悪戯?
もしくは誘拐か何かの犯罪?
それとも中田さん自身による自作自演の何かか?
様々な疑念に苛まれながら、俊一はもう一度、今度はケースの縁からかなり間近で寝ていると思われる舞の顔付近を覗き込んだ。

どうやら本当に寝ているようでもあるが、尚も緊張と恐怖心が高まったまま、今度は恐る恐る手を伸ばして、舞の顔を指で触れてみようと手を伸ばしてみたが、すぐに引いた。
元々が小心者で人見知りの性格であるため、その後に起こるかもしれないリアクションに対して、様々な思いがよぎり過ぎる。
万が一、ここで彼女が起きたらどうなるのか?
何も知らずに拉致監禁されたと誤解されて、とんでもない騒動になるのでは?
こんな恐怖妄想をしながらなのだから、接触確認一つにもかなりの勇気を要するため、俊一の息は絶え絶えになりかけ、あるかないかも分からない程度しか持ち合わせていない勇気を振り絞って、同時に湧き上がってくる好奇心の支援を受けて、何とか舞の頬を軽く突いてみることに成功した。

「・・・・・・・」

舞の反応は無い。
俊一の緊張と好奇心のバランスが好奇心優位へと徐々に傾き、今度は思い切って肩を揺すってみたが、やはり反応は無かった。

「(ゴクリ…)」
思わず生唾を飲み込んだ俊一の表情には、先程までの恐怖や不安に囚われてた様子は払拭されて、目は妖しく爛々と光り、これから起こるかもしれない可能性と好奇心とに支配されつつある様子である。

「中田さん!中田さん!」
妖しい好奇心が完全に優位となった俊一の行動は、もはやその後のリスクなど顧みる必要も疎まれるほど大胆になり、耳元で名前を連呼しながら肩を大きく揺すってみたが、舞ははやり無反応で穏やかな寝息のままである。
その後も耳を引っ張ってみたり、軽く頬を平手打ちしてみたりしたが、もうどのチェックでも反応は同じだろうという確信を得る域まで達したようで、俊一はようやく納得と満足の息を漏らして落ち着きを取り戻した。

「…これって、マジですごくねーか!?」
あまりの衝撃に、本音が思わず口を突いて出てきた。
その衝撃は、もはや先のものとは全く異質で、得体も知れない妖しさと目の前の現実への好奇心的欲求に満たされた衝撃である。
中田舞…一人きりの妄想世界で、何度この名前を連呼し、その顔や体内に何度己の欲望の滾りを放ったことだろうか。
身近なのに遠い存在、周りの連中は気さくにコミュニケーションが取れているのに自分には遠い存在、だけど常に目で追ってしまう憧れの存在、そんな女性が今目の前で怪しげなケースに保管されて熟睡している。
それも普段では拝むことも叶わない、プライベート感丸出しのピンクのパジャマ姿でなのだから、今の俊一の衝撃の程は計り知れないくらいのものであった。

衝撃の後にくるのが、欲望の支配である。
俊一はまず部屋の床にずっと押し入れに寝かせっぱなしだった布団を敷きつめ、その上にケースから運び出した舞を寝かせた。
比較的小柄な舞とはいえ、完全に熟睡状態の彼女はそれなりの重さで運び出しに少し苦労したが、これから起こることへの期待感で、そんなことは全く苦にもなるはずもなかったし、何よりこれまで眺めるばかりで触れたこともない舞の柔らかな肉体の感触と温もり、そして鼻腔をくすぐる甘い体臭が心地よかった。

みすぼらしい布団の上に寝転んでいる可憐な花一輪、何とも言えないギャップが舞の輝きをさらに際立たせているようで、これまで薄暗さしか感じなった部屋の中が、一気に光を放ち始めたように思える。

我に返って時計に目をやると、午前1時になろうとしていた。
「中田さんを引き取りに来るのは5時とか書いてあってな。俺は一時間以上もグズグズしてたのか、我ながらビビリだよな」
苦笑い交じりの独り言をつぶやきながら、舞の隣に寝転んで、自分の腕枕の中に舞の滑らかな黒髪に覆われた頭を埋めさせてみる。
こんなに間近で女性の寝顔を眺めたことなど、これまで一度もなかった。
きっと彼女でもいたらこんな機会もあったかもしれないが、これまでの俊一には全く縁の無かった話である。
しかし、今は違う。
こんな短時間の間にこれまでの人生が一変していく気配さえ感じる。
何しろあの中田舞が、無防備な寝顔で可愛らしい寝息をたてながら、自分の腕枕の中にいるのだ。
もしあの宅急便の言っていることが本当ならば、これはものすごい夢のような幸運かもしれない。
憧れの舞を本当の彼女のように接し合うことは出来ないけれど、その代り、本当のカップルでも出来ないような卑猥なことならば、この“生きたダッチワイフ”状態の舞には可能かもしれないのである。
そんな衝動が、益々俊一の警戒心や不安感を払拭し始め、今や後先のことなど考えもしない程の欲望の塊のみが支配する思考回路へと、変貌を遂げつつあった。

「あと4時間か、舞ちゃん、それまでたっぷり楽しもうね」
言いながら、俊一はピンクのパジャマの上から、寝ていても手に余るくらいこんもりしている舞の乳房を揉み、そして無防備な唇に自分の唇を重ねていった。
手の中で揉むたびに形を変える柔らかな乳房は、もちろんノーブラである。
パジャマ越しではあるが、手の平にはCカップ以上確定と思われる質感と温もりが直に伝わってきて、これがリアルな出来事であることを、益々実感させてくれるのだ。
それに、強引に奪っている唇の間から、これまた無理やり舌でこじ開けた口腔内の唾液の交換が、俊一の脳内刺激をさらに高め、さらなる欲望への高みへと誘っていく。

乳房にあった俊一の手が、パジャマのボタンを捉え、それを下から順に外しにかかり、そして胸元の最後の一つが外された。
同時に舞の24年の実りである見事な乳房が、俊一の目の前に曝け出された。
その膨らみの頂点には、うす茶色の小ぶりな乳輪と、若さの象徴のようなツンと尖った乳首、その乳首の中央は淡いピンク色に染まっていて、惚れ惚れするような美乳である。
果たして、何人の男がこの美乳を拝むことが出来たのだろうか。
少なくとも、舞の周りで彼女の気を引こうとバカみたいに必死になっている社内の男共の中では、どうだろうか。
俊一は、目の前の美乳をまじまじと眺めながら、そんな小さな世界の優越感をひしひしと噛みしめていた。

そして俊一の欲望の手が、今度はパジャマのズボンへと伸びていき、腕枕で可動域を制限されている範囲内で届く限りの股下のあたりまでずり下げた。
目の前には清楚なレース使いの純白のショーツが現れたが、よく見れば中央のデルタ地帯はその下に潜んでいる黒のジャングルがうっすらとその影を浮かび上がらせており、生地の隙間から所々で短い陰毛がその先端を覗かせているのが、舞の無防備さをさらに強調してくれているようである。

さらにそのデルタ地帯の頂点、股間に近い部分にフォーカスを当てると、その純白のショーツはそれなりに使い込んでいる感があると思われ、今付いたとは思えない幾多の排尿時の漏れがシミの層となって、もう落ちない染色が施された黄ばみが確認できた。
こんな使い込んだパンツなんて、同棲を重ねた彼氏か、結婚後の旦那くらいしかお目にかかれないのではないか、少なくとも、付き合いたての彼氏と夜を過ごす機会があるときには、絶対に隠される類のパンツなのだろう。
それがまさか、風呂上りにこれをセレクトした段階の舞には、後々よりによってこれまで社内でも気にも留めなかった俊一に間近で凝視されようとは、夢にも思わなかったはずである。
それが今では、彼女にとってまさに悪夢のような展開になりつつあるのだが、当の本人はここまでの俊一の勝手な振る舞いにたいしても、表情一つ変えることなく、スヤスヤと心地よさそうに熟睡のままなのだ。

俊一は舞の頭から腕枕を外して立ち上がり、今や使い込んだ白いショーツ一枚でみすぼらしくカビ臭い布団に寝かされながらも尚、心地よさそうな寝息を立てている舞を、真上から見下ろしてみる。
何とも言いようがない征服感、そして宝物を手に入れたような昂揚感が込み上げてくる。
すかさず、街撮りで偶発的なパンチラでも撮ってやろうなどという、どうしようもない理由で鼻息荒く買い込んだデジタル一眼を手に取り、似合わぬカメラマン風な仕草で、何の撮影許可も得ていない被写体を様々な角度から撮影し始めた。
顔の毛穴まで見逃さないような超接写、わき毛処理の痕の超接写、乳首、ショーツの黄ばみ、俊一のフェチ心への執着心満載のグラビア写真集が、次々とメモリーディスクの中に記録されていく。

そして、いよいよ俊一の手が黄ばんだショーツへ伸び、当然穿き主からの抵抗は一切なく、大手食品メーカー総務部の可憐な花は、薄汚い部屋とカビ臭い布団の上で一糸纏わぬ姿にされてしまった。
それだけでなく、その魔の手は彼女の両太ももを大きく左右に割り、その上身体ごと自分の方へ引き寄せたかと思うと、ぐいと下半身を上に向けて、今や舞の股間が俊一の顔の真下で、彼の顔を見上げているかのような態勢にされてしまい、マ〇コからアナルまでが全て彼に凝視されてしまっているのだ。

「これが中田さんの…」
俊一が生唾を飲み込むのも忘れるほど凝視している股間は、程よく生えそろった陰毛によって縁取られ、その毛の延長は毛の長さこそ短さを増しながら、アナルまでうっすらと続いていた。
そしてその縁取りの中央には、可憐な顔からは想像も出来ないようなほどはみ出たビラビラがもの凄く卑猥な二枚貝の様相を呈しており、一見ヤリマン!?とも思えたのだが、中身を開いてみると見事なほどに光り輝く薄ピンク色の花園が広がっていたので、どうやらそのビラビラは発育上の問題に過ぎなかったようだと納得することにした。
もちろん、これはまだ推測であるが、舞は処女ではないであろう。
まぁ、それはこの後すぐに直で確かめればいいことなのだと、はやる心を必死にコントロールしていく。

俊一はその体勢のまま更に舞の股間を上方に引き上げ、自分の鼻をその股間に埋めてマ〇コからアナルに至るまで、何往復も這いずり回しながら、彼女の秘所の匂いを堪能し始めた。
お風呂上がりの秘所は微かに石鹸の香りを残しながらも、寝る前にトイレを済ませたであろうと思われる、残尿臭が、股間という生々しさをより感じさせてくれる。
たっぷりと匂いを堪能した後は、舐め回しの刑と言わんばかりに、思いの丈を込めて自分の唾液を舞の股間に纏わりつかせていった。
彼女の蜜壺からは、性感を刺激された快感からではなく、異物が侵入しかけているという生理的反射から、多少の粘液が分泌されてくるが、俊一の唾液の勢いがそれを遥かに上回り、大量の唾液と生理反射の少量の愛液が絡まったカクテルで、舞の股間はあっという間に洪水状態になってしまっていた。

「中田さん、そろそろ合体しようね」
ここまでの行為で、俊一の股間も破裂寸前まで追い込まれていた。
彼は未だに舞の股間に顔を埋めたまま、こういうときだけの器用さと俊敏さを発揮して丸裸になり、彼女を布団の上に寝かせ直すと、再度大股開きにさせて、自分のいきり立った一物を舞の体内に侵入させていった。

ニュルン…。

侵入はあっという間の出来事であった。
散々に舐めほぐした蜜壺には、何の緊張感もなく、当たり前のように彼の一物を迎え入れ、その蜜壺の持ち主は、これまた何の緊張感もなく先ほどからの可愛らしい寝顔のままなのだ。
まさに「生きた等身大のダッチワイフ」そのものであった。
俊一は己の本能の欲するがままに腰を動かしながら、心地よさそうに寝息を立てたままの舞の顔を鷲掴みにして、荒々しく彼女の唇を吸いまくっていく。
侵入前から爆発寸前だった彼の一物は、もうすでにそのリミッター限界まできていた。
だからと言って、こんないきなりの棚ボタ的な夢のような現実でも、さすがに中で出して万が一…の責任までは取れないと、限界寸前のギリギリで判断できた彼は、咄嗟に舞から身体を離して、次いで見事な俊敏さで彼女の首元に跨って四つん這いになり、舞の鼻の真上に発射口の照準を合わせた刹那、彼女の顔ほぼ一面に白濁の熱い精が放たれた。

無残にも一糸纏わぬ未だ大股開きで転がされている舞の裸体は、股間も唾液とあくまでも生理的な愛液でドロドロとなったままで、顔はその支配者の激情の程を物語っているように、大量の白濁液で汚されたまま、またもや様々な角度からのフラッシュの嵐に見舞われていた。

その後、さらに二回も舞の身体に射精した俊一は、時計を見ながら大急ぎで彼女の身体の洗浄と原状復帰のための更衣を済ませ、何とか引き取り時間の数分前に彼女の身体を、元のケースに収めることができた。

「ふう…」

まるで大仕事を終えたような溜息をついた直後、

ピンポーン!

予告時刻丁度に玄関ベルが鳴った。


(眠れぬ夜には②につづく…)

【やや短編】淫テンドーDS③

渉と奈々子の変態的なドライブは、目的地を目指して田舎道をひた走っている。
しかし、あの昇天地獄の後から、奈々子の様子に明らかな変化が見られ始めた。それまではゲーム機による操作が無い限りは脚をしっかりと閉じ、胸を両手で隠して屈み込んでいる姿勢を、ずっと保っていたものだが、今では胸こそ軽く腕組みをして隠しているものの、身を屈めるようなことはしなくなっていた。
また、その胸を隠す行為も多分ではあるが、渉に見られたくないから…というよりは、対向車やすれ違う歩行者などのため…といった感じでもある。
何はともあれ、あれ依頼渉に対する異常なまでの嫌悪感や警戒感のようなものが、徐々に薄れ始めているのは確かなようだ。

渉の方はと言えば、だからといって攻撃の手を弛める訳でもなく、道すがらのそこ彼処で、執拗に奈々子の羞恥心を責め抜いている。
例の真っ赤なスケスケパンティ一枚だけの姿のまま、ゲーム機からの強制コントロールで道端の野菜即売所で買い物をさせ、農家のおじちゃんおばちゃんに白い目で見られたり、通りかかかった若い男子高校生に道を尋ねさせたり、『休憩』と言って車を路肩に停め、誰も通らない街道をいいことに、道の真中に大の字で寝かせてしばらく放置したり…。
とにかくこれまでの人生の中で、露出プレイなど経験したこともない奈々子に、昨夜からずっと執拗に彼女の理性への攻撃を仕掛けている。

ただ攻撃を仕掛けるのではなく、一つの露出が終わる度に一回昇天させてあげるという、彼なりの『アメとムチ作戦』とでも言うべき努力を重ねているようである。

「おっ、あそこにトラクター停めて休憩中の農家のお兄ちゃんがいるねー、今度は彼にアタックしてみようかー♪」
「渉クン…また?」
奈々子は既に渉の呼称への抵抗感はなくなっているようである。
「うん、今度はさ、このニセ名刺使って自己紹介してきてもらおうかなー」
そう言いながら、ポケットからいつ用意したものか、一束の名刺を取り出した。そこには『新人AV女優 市村ひかる』と書いてあった。
「こ、これ?」
「うん、そう。ま、完全なニセモノだけどさ、苗字こそ本当でも名前は…芸名ってとこかなー。“旅の恥はかき捨て”ってね♪さ、どうする?また強制的に“行かされる”?それとも自分から“行く”?どちらにせよ行くことになると思うけど」
「…もう!あの体が勝手に動く気味悪さは嫌っ!…いいわよ…どーせ嫌がったって行かされるんだし…行けばいいんでしょ!」
「おー!成長したねー、奈々子。嬉しいなぁ。ちゃんとニセのAV女優になりきって、『今デビュー前のキャンペーン中でーす!』って笑顔でPRしてくるんだぞ。笑顔じゃなかったら、強制的にもう一度やりなおさせるからね。ちゃんと出来たら、今度はもっと気持ちいいご褒美あげるからさ♪」
「…わかったわよ…」
随分な変り様である。
奈々子はほぼ真っ裸の格好のまま一人で車を降り、その農家の男性の方へ歩いていった。

奈々子に背を向けて座っていたその若い農家の男性に、
「あのー…すみません」
「ん?……!!!…うわっ!!」
振り向いた先に、裸の女性が立っていたら、当然の反応だろう。男性は後ろに仰け反るような形で驚いていた。
「驚かせてごめんなさい!こんな格好でびっくりしたでしょう…。実は私、もうすぐデビューするAV女優なんです…今、そのキャンペーンであちこち回っていて…」
さすがに自発的野外露出プレイは初体験の奈々子だけに、かなりぎこちない笑顔とたどたどしい口振りで、それでも何とかニセの名刺を手渡した。
「そ、そうだったんですか…。いやー、びっくりしましたよ。いきなり裸ですもんね。ハハハ…それにしても、そんな格好で営業周りなんて、やっぱりAV界って大変な職業ですね」
「え、ええ…是非応援よろしくお願いしますね♪」
「まぁ、生の女優さんの裸を見る機会なんてそうないですからね、DVD出たらカミさんに内緒で買いますよ、ハハハ…」

そんなやりとりを終え、急ぎ早で車に戻ると、渉も今度は気を利かせてすぐに車を発進させてくれた。
「はぁー…ドキドキしたよぉ…」
「いい演技だったじゃん!いやー、素晴らしかった!」
「そんなこと褒められたって…嬉しくないもん!」
「そっかぁ?奈々子はマジでAV女優の素質あるかもなぁ。まず容姿は売れっ子女優間違いなしのレベルだし」
「だからぁ、褒め言葉になってない!AV女優なんて絶対なりたくないもん!」
こんな会話、ドライブ開始当初では想像もつかなかったであろう。
渉の執拗な変態的努力が実を結んだのか、それとも奈々子の方が元々潜在的に持っていた変態性を開花させたのか…とにかく、二人の間には最初の頃の険悪なムードは霧散しつつあるようであった。

車を再び走らせ始めて程なく、前方に観光地特有の街道沿いにポツンと建つラブホテルが見えてきた。
モーテル風の造りで、部屋のすぐ前まで車で乗り付けて、そのまま部屋に入れる…という、今の渉と奈々子にとっては都合のいいホテルである。
渉はそのホテルに車を乗り付け、
「さぁ、じゃあさっきの頑張りへのご褒美あげようかなー」
「え!?…ここって…うそ…入るの?」
問答無用である。
ここでごねられるのも面倒なので、渉はすかさずゲーム機を取り出し、
『行動:すみやかにホテルの部屋に入る』と書き込んでしまったので、奈々子は有無を言う間もなく、渉よりも先に部屋の中に入ってしまった。
部屋に入るとすぐに、これまた問答無用で、
『行動:パンツを脱いで、ベッドの上に仰向けになり、脚を大きく開いて両手で膝を抱えて固定、感度:最高』と書き込まれてしまったので、当然のことながら強制的に遂に真っ裸で仰向けM字開脚体勢で拘束されてしまった。
「ちょ、ちょっと…渉クン…何するつもり!?…こわいよぉ…」
「怖くないさ、だってほら…」
そう言って、渉は剥き出し状態のオ○ンコに舌を這わせた。
「はぁう!あぁぁ…また…すごいぃぃ…」
「でしょ?今度は窮屈な車の中じゃないからねー。思いっきり気持ちよがっていいよ」
ますます強烈な舌使いで、奈々子の最も敏感な部分にむしゃぶりついていく。
「あぁぁっ!あぁぁっ!だめぇぇぇっ!あぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
舌の愛撫だけで、まず一回目の昇天を迎えてしまった。今さらながら、さすがの『感度レベル最高値』の威力である。

その勢いで舌でイカすこと3回…再び奈々子が昇天確変モードに突入し始めた段階で、
「今回のご褒美の目玉はこれだよ」
そう言って、いつの間にか自分も真っ裸になっていた渉は、今にも破裂寸前なくらいに屹立した一物を、奈々子に見せた。
「きゃっ!きゃあっ!わ、渉クン…それは…それはダメ!!…お願い!舌だけで十分だからーっ!」
「何をおっしゃいますー♪これを味わってもらわなきゃ、こっちの気も済まないってねー♪」
奈々子の必死の懇願など歯牙にもかけず、彼女が動けないのをいいことに、一気に挿入してしまった。
「!!!!…あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
奈々子とて、既に処女ではない。
ないが…しかし、これまでの男性体験では味わったことのないレベルの電撃が、下半身から脳天を一気に貫いていく。
「あぁぁぁっ!あぅっ!あぅぅっ!あぁぁぁぁぁっ!!」
徐々に一物の深度とピストン速度をあげていく。
「どう?奈々子、初体験じゃないみたいだけど、今までと比べてどうだい?」
「あっ!あぁぁぁっ!!すっ、すごぃぃぃ…こ、こん…なの…初めて…あぁぁぁぁっ!!」
それはそうだろう、通常感度の倍以上の快感に襲われているのだから、受験に失敗してヤケになり、安い場末のソープで童貞喪失したての、テクニックも何もない渉であったとしても、そこら辺の男連中には負けないはずである。

渉の方も学生時代の数年間、常に蔑むような目つきで見られ、キモイと罵られ続けた張本人を、今こうして自分の力で責め抜き、気が狂わんばかりの状態にまでさせていることに、脳全体が痺れるほどの満足感を感じていた。
まして、“女”として見ても、奈々子は一級品の素材である。
先にも述べたが、卒業後に貯金を叩いて抱いた、場末のソープの女達とは雲泥の差があった。
「あっ!あっ!あぁぁぁぁぁぁっ…あっ、だめっ!だめぇぇぇっ!!ああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
4回目の昇天である。
奈々子の身体がビクンビクンと大きく痙攣を起こしていた。
それと時を待たずして、
「うっ!うわっ…も、もうダメだ…」
最後の強烈なピストンで最深部まで押し込んだ後、慌てて一物を引き抜き、慣れない素早さで奈々子の顔面近くまで一物を運んだ刹那、一気に大噴火を起こして、白い濁流が奈々子の顔に襲い掛かった。
最高の征服感である。
渉の眼下には、自分が放出した欲望の滾りで顔一面を汚された奈々子がいる。
奈々子の方も、その汚れた液体を嫌がるわけでもなく、茫然自失のようなトロンとした目つきで、顔の凹凸に沿って口元に流れ込んできている精液を、そのまま口の中に流れ込むままにしていた。

「ごめん、顔…汚しちゃったね」
「…………」
奈々子は無言で首をゆっくりと横に振った。
これは"否定”ではなく、むしろ"許容”の仕草であることが、今の渉には伝心術のように理解できた。
渉は、枕元にセットされているティッシュで顔の汚れを拭ってあげながら、この計画当初は復讐と淫欲な好奇心だけに支配されていた自分が、奈々子のことをこれほどまでに愛しく思えるようになっていたのかと、我ながら驚きをも感じていた。

しかし、これで終わるはずがない。次があるのだ。まだ攻撃の手を緩めるわけにはいかない。とことん奈々子を責め抜き、渉無しでは生きていけないほどの快楽地獄に陥れてこその"征服”である。
今だM字開脚のまま拘束され続けている奈々子のオシリの下に枕を挟み入れ、腰の位置を一段高くした。こうすることでオ○ンコの下に隠れていたア○ルがはっきりと露呈されてくる。
その上でゲーム機の設定の中の"感度”を"低”に変更させた。
そして部屋に持ち込んだバッグの中から、昨夜スケスケの下着と一緒に購入したいくつかのアイテムの中の一つであるローションを取り出し、アナル一体と自分の指に十分にローションを絡ませ、まずは一本の指をア○ルに沈めていった。
「えっ!?あ、…わ、渉…クン…えっ!?…だ、だめっ…そんなとこ…汚いし…だめだってばぁ…」
「ここ、こうしてもらったことある?」
「な、ないよ…そんなところ…だ、だめ…ゆび…指が汚れちゃうよぉ…」
「初めてなんだね。大丈夫、汚くなんかないから、安心して身を任せてて…」

感度を"低”に設定してあるため、初のア○ル責めには付き物の"痛み”は全く感じていないようである。指でこねくりまわされていることは感じ取ることができても、それ以上の感覚はない。例えるなら局部麻酔をかけられているような感覚であろう。
当然快感も感じないわけだが、今はこのギュッと締まった穴を弛ませる段階なので、快感は必要ないだろう。
今一番強く感じているのは、"汚いところ”と認識している箇所をいじられていることの羞恥心である。
しかし、身体の自由が利かない今の自分では、渉の『大丈夫』という言葉にすがって、耐えることしかできなかった。
渉はしばらくこねくりまわして括約筋の弛緩を感じ取ると、指をさらにもう一本、次いでもう一本と追加していき、計3本の指が入るくらいまで十分に弛緩させることができた。

そろそろいいだろうと、新たに取り出したのは、極太サイズの禍々しいまでにグロテスクなバイブである。
それにも十分にローションを絡ませ、ゆっくりとア○ルに没入させていった。
「あ、…なんか…すごい深くまで入ってきている感じ…え、これ何?何を入れているの?」
仰向け固定の奈々子には、渉が取り出したバイブを確認することが出来なかったようだ。
「いいものだよ…とっておきのご褒美さ。すぐに分かるよ」
長さ20センチ以上はあろうかと思われる大型バイブをほぼ根本まで没入させると、抜け落ちないように、これまた用意周到に持ち込んでいたガムテープで固定した。
その上で感度設定を一気に"最高値”へと変更させ、張りが完全に回復している自身の一物を再び奈々子のオ○ンコに一気に挿入させた。
「あぁうぅぅっ!…す、すごいぃ…お、お腹が…圧迫されてる…あぁぁっ!」
「まだまだだよ」
そう言いながら、極太バイブの電源をオンにした。奈々子の直腸内に強烈な刺激が走り、同時に渉自身の強烈なピストン運動も開始された。
「!!!…きゃっ!きゃぁぁぁぁぁぁっ!!あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
これまで以上の電撃が奈々子の身体全体を駆け巡る。
「だ、だめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!あああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

ピシャーッ!!

水道管が破裂したかの勢いで、思わず失禁をしてしまった奈々子。
しかし、そんなことは全く気付いていない。何故なら、この瞬間、あまりの快感に大きく身体を痙攣させ、白目を剥いて失神してしまったのだから…。

「……………あ、あれ?」
奈々子が意識を取り戻した時、彼女は渉の腕の中で優しく抱かれていた。
「失神しちゃったね」
「…うん…」
「気持ちよかった?」
「…う、うん……私…これでいいのかな…こんなことって…」
奈々子は自分の理性が壊れてしまったのではないかと動揺していた。同時にあの快感が再び欲しくて仕方なくなるであろうことも確信してしまっていた。
しかし、やはり渉には恋愛感情を持つことは出来ない、それは自分にとってあまりにも危険すぎるいうことも悟っており、正直今自分がどう振舞えばいいのかが分からなくなっていた。
渉はそんな彼女の心の動揺を見透かしたように、
「僕もこんなに奈々子のことが好きだったなんて、考えもしなかったよ。ただこれまでの仕返しをしようと思っていただけ…でも、ようやく自分の気持ちに気付いた。今は奈々子のことが誰よりも大切な存在だってことに。でもね、奈々子と僕は恋愛感情で結ばれないことも分かってるよ。だから…いいんだ、僕は奈々子にとって、こうやって最高の快感を与えてあげられるだけの存在で」

まさかあのダメ男から、こんな優しさと愛情に満ち溢れた言葉が出てくるとは…。愛情と言うものはこうも人を変えてしまうものなのであろうか。
この短時間の間に、歪んだ道程ではあったが、渉は彼なりに一つ成長したようであった。
「え、…でも…それじゃあ……」
「いいんだよ」
「ホントに?ホントにそれでいいの?」
「本当だよ」
「…嬉しい…」
「その代わり、僕の前だけでは今みたいに、お互い変態でいて欲しい。いいかな?」
「…うん…渉クンの前だけだもん…心の底からの欲求が出せるのは…だから、私も渉クンの前では変態でいたいよ…」
「ありがとう…」
奈々子は思わず渉の胸に抱きつき、顔を埋めていた。
恋愛感情を強要されるでもなく、あの快感がこれからも味わえる…そんな都合のいい安心感に心を委ねることが出来て、最高に幸せだった。
やはり、奈々子の奥底には潜在的に、こういった変態行為を受け入れることができる資質があったとしか言い様のない変化である。
渉はそれを偶然なのか、はたまた動物的な嗅覚で感じ取ったのかは本人でも定かではないだろうが、結果として奈々子のその資質を開花させてしまったのだろう。

その後の奈々子は、それまでとは別人のような積極さを発揮し始めた。
今では赤いパンティも脱ぎ去って、完全なる全裸でサイドシートに座り、もうどこも隠すことなく嬉々として変態露出ドライブを楽しんでいる。

「奈々子、あそこの自動販売機でコーヒー買ってきてよ」
「はーい♪」
最終目的地の湖周辺の商店街…さすがに観光客や地元の人たちで、ある程度の賑わいがある一角の自動販売機へも臆することなく、全裸で歩いていく。
周りの人々からの好奇の目や軽蔑の眼差しも、その全てが今の奈々子には快楽のための刺激になりつつあるようであった。

「今度さ、愛好家の集いのヌード撮影会でも開いてみようよ。場所は…そうだなぁ、どこか景色のいい温泉で!旅の恥はかき捨て…でね♪もちろん…お楽しみはその後のご褒美…かなぁ♪奈々子は当然また気絶しちゃうだろうけどねー♪」
「もうー、エッチぃ…そんなこと言われると…今すぐご褒美欲しくなっちゃうよぉ…」
「おやおや、ずいぶん性欲が盛んになったもんだねー。嬉しいよ。オッケー、じゃあ、帰り道にさっきのホテルにもう一度寄ろうよ。奈々子の両親の許しがもらえるなら、泊まっていこう♪一晩中失神しまくりだよ」
「嬉しい♪家には友達の家に泊まるって言うから、大丈夫だよ♪」

こんなダメ男でも、こんな上質な女性をメロメロにさせることが出来てしまうスグレモノ…『淫テンドーDS』
次は誰の手に渡り、どんな淫らなドラマが展開されるのか…。
それはまたのお話ということで…。

(淫テンドーDS<完>)

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【やや短編】淫テンドーDS②

さてさて、奈々子との約束の朝…。
僕は張り切りすぎて30分以上も前に、待ち合わせ場所の駅前○△ビルの前にスタンバッているのに…只今9:05am。約束時間を5分過ぎた。

10分経過…。まだ現れない。
奈々子は彼女なりに、昨夜からの経緯や今日のこれからのことをあれこれ考え、戸惑い躊躇っているうちに時間だけが過ぎていき、それでももし約束を放棄した後に、どんな報復が待っているかという恐怖観念から、重い心に鞭打って遅刻覚悟でようやく家を出たのだが、そんなことを渉は知る由も無い。
結局半径500m圏内接近のバイブが作動したのは、9時を15分ほど回った頃だった。

「奈々子、遅いじゃんか」
「ご、ごめん…なさい。…っていうか、奈々子なんて気安く呼ばないで…やだもん…」
「何言ってんだよ。今日は“ラブラブ”デートでしょ?それなのに『市村さん』なんて呼べないよ。奈々子の方も僕のこと親しみを込めて呼んでくれるんだろ?なんて呼んでくれる?」
奈々子が自分の事を毛嫌いしているなんていう思いなど全く無視…といった態で、彼女の心のパーソナルエリアに土足でズカズカ入り込んでいく。
そんな図々しさをあからさまに表に出しながら、
『表情:笑顔 行動:スカートめくってパンツ見せる』と書き込んだ。

「きゃっ、きゃあ!や、やだっ!」
驚きと拒否の声を上げておきながら、明るい笑顔で膝丈のスカートの裾を両手で握ってめくり上げてくれた。オーソドックスな白のパンティが丸見えである。
まだ駅前の各デパートやファッションビルなどの開店前とは言え、休日の午前中なりにそれなりの人通りはある。
その往来の中で笑顔でパンツを露出させている可愛い乙女に、行き交う人々は驚きと好奇の眼差しを送ってくる。
「う、内海!やめて!こんなこと…いやっ!」
決して大声は出せない状況の中でも、出来る限りの抵抗を見せる奈々子。
とりあえず解除ボタンを押してあげた。
「へー、今日はまた地味めなパンツだね。こうなることをある程度予想して穿いてきたんじゃないの?」
「ば、ばか!そんなことないわよ!」
「ふーん、まぁいいや。とりあえず僕との約束を違えると、何だか神様が罰を与えるみたいだね。罰と言うか、昨夜見た変態奈々子にとってはご褒美になるのかな?」
「や、やめて!それ以上言わないで!」
「だからさ、僕の言いつけには逆らわない方がいいよ」
「アンタ、私の身体に何をしたの?言いなさいよ!」
「おっと、ずいぶんとまだ強気だねー。何度も言うように、僕は奈々子の身体に触れてもいないし、直接何かしてるわけでもないだろう。全て嫌嫌と言いながら、自分でしてることだよ。それを忘れないようにね」
「…………」
無言で僕を睨みつけているが、完全無視。

そんなことよりも…。
「あのさ、パンツ、これに穿き替えてくれる?昨夜あれからわざわざ街道沿いの無人ランジェリーショップまで買いに行ったんだよね」
そう言って、小さい紙袋を奈々子に押し渡した。
「穿き替えてって…何言って…!!…何考えてるのよ!」
文句を言いながら袋の中身を覗いた奈々子は、思わず驚愕した。
中には鮮やかな赤色のぱっと見で全体が透けているのが分かるパンティが入っていたのだ。しかも、奈々子はまだそこまでしっかりと確認できていないようだが、このパンティには股間部分のクロッチ…すなわち二重構造の当て布が付いていない、全体が“ただスケスケ”なエロ下着なのである。

「そこにさ、今日のデート用にわざわざ車借りてきてるんだよね。もう鍵開いてるから、その中で着替えてきてよ」
奈々子の驚きなど気にも留めずに、目の前に駐車させてある車を指差した。
「ふざけないで!そんなこと嫌よ!もう帰りたい!帰してよ!」
「あ、いいのかなぁ…言い付けに背いてるところ、きっと神様見てるだろうなぁ…きっとまた身体が勝手に動き出して、今この場で穿き替えをされられちゃったりして…」
あからさまな予告&脅迫である。
こんな往来で下着の穿き替えなど…そんなことは絶対に出来る行為ではない。しかし、これまでの経緯上、ここで渉の言い付けに背けば、必ず予告通りの現実になることは明らかであった。
もう今の奈々子にとって、被害を最小限に抑えるのは、渉の言いなりになるしか選択肢がなかった。

「…わかったわよ…穿き替えればいいんでしょ…」
「そういうこと。分かってきたじゃん。脱いだそのつまんない白のパンツは、袋に入れてここに持ってきてね」
半ば諦めの境地で、指定された車の方に向かっていった。

車内でモゾモゾと着替えを済ませた奈々子は、完全にふてくされた顔つきで戻ってきて、要求された通りに脱いだばかりのパンティが入った袋を渉に手渡した。
「ごくろうさま」
言いながら、その袋を無造作に近くのゴミ箱に投げ入れてしまった。
奈々子は心の中で渉を軽蔑しまくっている。この男はどこまで自分を辱めれば気が済むのか…それもただ辱めるどころか、それを嬉々として楽しんでいる、許されない男なのだ。
渉はそんなことは百も承知なのか、それとも全く気にしていないのかという態度で、
「じゃあ、そろそろ出発しようか。さぁ、楽しいドライブの始まりだよ。乗って乗って」
女性をエスコートするなどという感性など元々持ち合わせていないダメ男は、自分からさっさと運転席に乗ってしまい、奈々子を急かせる。
こうして、全く意気投合していない二人のドライブデートが始まった。
行先は、約2時間ほど高速を乗り継いだ先にある、とある場所である…。

途中の車内にて…。
「ねぇ、奈々子、さっきの質問の続きだけど、これから僕のこと『渉クン』って可愛らしく呼んでくれるよね?」
このダメ男、もう完全にそう呼んでくれるものと決め付けている。
「えっ………」
奈々子の方は完全に躊躇っている。これが普通の会話だったら、こんな失礼なリクエストなど歯牙にかけることも無く拒否するはずであろうが、今は状況が違う。奈々子の方が完全に弱者なのだ。今ではそれを身に染みて理解している。
その質問をかわすかのように、
「あの…なんで私にこんなことするの?…その…男として卑怯だと思わない?」
「ああ、卑怯かもね。神様を味方につけるなんてさ」
「神様とか言って誤魔化さないで。絶対何か秘密があるんでしょう」
「秘密ねぇ…、そう思うなら、自分でその秘密とやらを暴いてごらんよ。僕には神様が味方してくれているとしか思えないけどねー」
こういう態度が卑怯だということに、このダメ男は全く気付いていない。
「私に恨みでもあるの?」
「恨みはあったさ、自分で分かってないの?奈々子はそれだけの恵まれた容姿と裕福な家庭環境に恵まれ、社交的な性格だから友達からも慕われてるから、その対極にいる人間の身になんかなれないだろうけど…だから平気で僕のことを『キモオタ』とか人前で言えてたんだよねー」
「そ、それは…もしそれが原因なら謝るわよ…ごめんなさい…ね、だからもうこんなことやめて…許して…」
「あはは…もうそんなこと気にしてないって」
「えっ!?じゃ、じゃあ…」
「もう恨みには思ってないよ。今はただ好きな女性を一人占めしてるっていうことだけさ。だから過去のことはもう怒ってもいないけど、今日はこれからだからね。帰さないよー♪」
「そ、そんなぁ…」
この脳天気ダメ男は、完全にスタンドプレー独走中である。奈々子の自由への微かな期待など、この脳天気さで吹き飛ばされてしまった。

高速道路手前で車を一時停車。
『行動:料金所越えたら、すぐにパンティ以外の衣服は全て脱ぐ』と書き込み完了。
料金所を越えたところで、再び路肩に停車。同時に奈々子が服を脱ぎ始めた。
「いやぁっ!!また勝手に…やめてーっ!!いやだー!!もうやめてーっ!!」
大声で叫んでも無駄である。
あっという間に真っ赤なスケスケパンティ一枚の姿になり、脚をギュッと閉じて、胸を両腕で覆い隠して身を屈めてしまった。
渉は奈々子が脱いだ衣服を寄せ集めると車外に出て、その衣服をトランクに収めてしまった。
その上で…。
『行動:大きく脚を開いたまま、パンツに手を突っ込んで、ひたすらオナニーしまくる。背中はシートにピッタリくっつけたまま。感度:最高』と書き換えた。
「えっ、えっ!?いやっ!あっ、あっ!やだっ…あぅっ!はぁ…ぅぅ…」
車を再度走らせ始めてすぐに、奈々子の強制オナニーショーが始まった。今度は身を屈ませることも出来ずに、シート幅一杯に脚を開き、一心不乱にパンティの中の指を巧みに動かし続けている。
「はぅっ!…も、もう…あっ!ゆ、ゆるしてぇーっ!ハァハァ…あぅっ!」
抵抗感と快感が交互に奈々子の身を襲っていた。

ここで登場した新設定が『感度』である。
昨夜の内にこの淫らなゲーム機の制作者に、ゲームパネル内を<表情・セリフ・行動・感度>の4つのカテゴリーに分類して使いやすくしてもらった訳だが、この『感度設定』は見ての通り、性感帯の感度設定である。低・中・高・最高の4段階設定であり、登録者が元々持っている感度が<中>である。最高値では、その既存感度の倍以上の感度となってしまう。
ちなみに、逆の<低>だと、ほとんど何も感じなくなる。痛みも同様にね。
なので、今奈々子を襲っている望んでもいない快感は、これまで彼女が味わったことのないレベルの快感なわけで、それに反発する抵抗感など及びもつかないであろう。
その結果が、
「いやぁっ!…だ、だめぇ…あっ!あぁぁぁっ!!はぁうっ!!や、やだーぁぁぁっ!!あっ、あぁぁぁぁぁっ!!」ってな感じでイッてしまったらしい。
それでも解除ボタンを押さない限り、そのハンドジョブは止むことを知らない。

渉は自分の股間が既にはち切れんばかりにパンパンになっていたが、敢えて淡々とした態を装って、
「へー、奈々子、ちゃんとオナニーの仕方知ってたんだねー。いつもそんなに激しくオナニーしてたんだー」
「ハァハァ…はぅっ!も、もう…ゆる…して…あぁっ、あっ!あっ!」
「許してもなにも、そんなに気持ちよさそうにオナニーしてるのに、止めたら申し訳ないじゃん。あーぁ、股間がもうビショビショでシートにそんなに大きなシミまで作っちゃってるじゃん。まぁ、レンタカーだし、どんどん濡らしちゃいなよ」
「ひ、ひどい…こ、こんなことさせ…て…あぅっ!あぁぁぁぁぁっ!!!」
またまたイッてしまったらしい。
もしかして、もともとイキやすい体質なのかな。

3回目の絶頂を立て続けに味わったところで、
「ハァハァ…い、いつまで…あぅっ…続けさせるつも…り…なの…あぁぁ!」
「さてね…僕のこと愛情込めて“渉クン”って呼ぶようになってくれたら、もしかしたら終わるかもね」
「あぁっ…あっ、あっ…わ、わたる…クン…はぅ!も、もう…ゆるしてー…あぁ…」
遂に言わせた。
これまであれほど『キモオタ』『アンタ』呼ばわりしていた奈々子に、遂に親しみ深い呼称を自ら使用させるまでに至ったのだ。
「渉クン…も、もうダメ…お、おね…がい…許して…」
「あー、いいねー、憧れの女性にそう呼んでもらうのが夢だったんだよねー。ほら、もっと呼んでよ」
「あぁ…渉…クン…はぅぅぅ…」

そんなこんなで、結局6回もイカせてしまった後に、ようやく解除。で、疲れたであろう奈々子のために新たに、
『行動:シートを倒して寝る。絶対に起きない』と書き換えてあげた。
深い眠りについた奈々子の、仰向けになってもツンと天を向いている張りとボリュームのあるオッパイや、じっとりと濡れまくっているオ○ンコを、運転しながら十分に手で弄って堪能したことは言うまでもない。
あれほど上から目線で僕を罵り続け、近寄らせることもしなかった奈々子の輝かしいばかりの見事な身体を、今では弄りたい放題なのである。
『昨日までの敵は、今日の恋人』ってね!これ名言!

真っ赤なスケスケパンティ一枚の姿で深い眠りについた奈々子を乗せたまま、車は目的地付近の高速出口へ…。
さすがに料金所のおっちゃんに怪しまれて、車のナンバーでも通報されたら面倒なので、奈々子には僕の上着をかけてあげて無事通過。
で、そろそろ起こそうかと、設定解除ボタンをプチッ。
「う、うーん…!?…きゃっ!…わ、私…こんな格好で寝ていたなんて…」
とんでもない格好のまま、あまりに無防備に眠りに付いていたことに対し、今になって慌てふためいている。
「まぁ、あれだけ連続で絶頂迎えれば、さすがに疲れたんだろうねー。隣でさ、かれこれ一時間くらいそんな綺麗な身体を披露してくれていたから、もう僕の目も慣れたし、むしろ奈々子もその開放的な格好に慣れたんじゃない?」
「そ、そんなことあるわけないじゃない!」
また例のごとく丸く屈み込みながら抗弁している。
「…アンタ…い、いえ…渉…クン…、寝ている間、変なことしなかったでしょうね」
おっと、落ちてきたねー、奈々子ちゃん。
自分から呼び方を訂正してくれたねー。
渉は奈々子のこの微妙な心境変化に、僅かながらの期待を感じ始めていた。
「ははは…僕は奈々子の恥ずかしがっている姿や、気持ちよさそうにしている姿を見たいだけで、寝ている奈々子にちょっかい出しても…ね、だから安心していいよ。何もしてないよ。見てたけど」
100%ウソである。
「ば、ばか!…安心なんて出来るわけないじゃない!」
「ははは…そっか、そっか」
「それより…これからどこにいくつもりなの?」
「ああ、そうだったね。安心していいよ。綺麗な景色の見える湖の近くまでさ」
「ねぇ…」
「おっと、僕のことを呼ぶ時は『ねぇ…』だったけ?そんなことだと、また何か罰がきちゃうかなぁ」
「ご、ごめんなさい…渉…クン、あの、もうそろそろ服を着させてもらえないかな…」
「あはは…そりゃダメだよぉ。何せ今日は“ラブラブデート”だからねー」
このダメ男は、完全に“ラブラブ”の意味を誤解しているようだが、奈々子の方も『あぁ、やっぱり…』といったような諦めの境地で返す言葉もない様子である。

この辺りはあまり人気のない観光スポットなのか、休日でも行き交う車がほとんどない街道をひた走っていると、ポツンと建つコンビニがあった。駐車場にも車が他に一台しかなく、店内もアルバイト店員らしい20代くらいの男性と、その車の客であろうスーツ姿の30代くらいの男性が立ち読みをしているだけであった。
渉はそのコンビニの駐車場へ車を停め、
「さすがに喉が渇いたよね。ちょっと待ってて、買ってくるから。お茶でいいかな?」
そう言って、スタスタと店内に入っていった。

程なくして、飲み物を抱えて帰ってきたが、
「あ、いっけねー。もっと他に買い物があったんだ」
そう言いながら、ダッシュボードから取り出したメモ用紙に、何やら書き始めた。
「あのさ、悪いけどコレを買って来てもらえるかなー」
「ちょ、ちょっと…買ってきてって…まさか、こんな格好で!?服…着せてもらえるよね?」
「あぁ、言い忘れてたけど、奈々子の服、寝ている間に立ち寄ったサービスエリアに隠してきちゃったよ。あはは…ごめんごめん、すっかり言い忘れてた」
「!?…えっ!?じゃ、じゃあ、この車の中には私の着る物は何も無いわけ!?そんな…ひどい…ひどいよぉ…」
「ちゃんとパンツは穿いてるじゃない。ハイッ!つべこべ言わず、行った行った!」
あまりにも理不尽な言い分である。
パンツ…と言ったって、顔や容姿に似合わずやや濃い目の陰毛地帯も、オシリの割れ目も、はたまた角度を変えてみれば、一番大事な秘所までも丸見えの代物である。隠している…などと言えたものではない。
渉はそんなことにはお構いなしに、奈々子にはその存在が認識できないゲーム機を取り出し、
『表情:笑顔、セリフ:元気よく爽やか、行動:颯爽としてリクエストの品物を買ってくる』と書き込んでしまった。
「もういやーっ!!」
そのセリフだけを残して、否応なく元気な笑顔と足どりで、あまりにも破廉恥極まりない衣装とも言えない衣装で、店内に入っていってしまった。

その店内の様子を、車の中から見ているが、その男性店員も一人だけの立ち読み客も、奈々子のことを好奇の目でジロジロ見ているだけで、特に驚いた様子もなかった。
それもそのはずで、先程渉が飲み物を買いに行ったときに、店内の二人には“素人モノの野外露出AVの隠し撮り撮影”ということで、了解を取り付けてあったのだから…。
そして、その二人には顔にはモザイクを入れるので、とにかくその“女優”の一部始終をじっと凝視してもらいたいと、協力まで取り付けてきていた。
なので、今奈々子は見ず知らずの男性二人から、“素人AV女優”という観念の好奇の目で、そのうら若き見事な裸体を見つめられ続けているし、彼女自身もAV女優さながらに、身体のどの部分も隠すことなく、表面上は可愛らしい笑顔と颯爽とした立ち居振舞いで、10項目ほど適当に書き込んだ買い物リストを見ながら、あちこち探しまくってはカゴに収めている。
内心はさぞ心細く、さぞ恥ずかしく、さぞ怖いだろうに…それを表現する術を何も持っていないのだ。

羞恥露出プレイの買い物から帰ってきた奈々子への命令を解除してあげると、それまでの恥ずかしさ、心細さなどから一気に解放されたようで、顔を両手で隠して泣き始めた。
「よしよし、ご苦労様。よく頑張ったね」
渉はそう言いながら、
『行動:両手は身体の横で固定、脚は開いて固定、身体はシートに背を付けて固定、顔は前を向いたまま固定 感度:最高』という設定で書き込みを行った。
「ヒッ、ヒック…ま、また…身体が動かないよぉ…ヒック…」
「そうみたいだね。これは僕からのご褒美だよ」
そう言って、渉はおもむろに奈々子の首筋に舌を這わせ始めた。

「!!…いやぁ!やめて!近寄らないでー!!…あうっ!はぁぁぁっ!…」
首筋から鎖骨…そしてアゴ先へと舌を這わせながら、片手で乳房を揉みだし、乳首を弄っていく。
「いやっ!いやだってばーっ!あっ、ああぁっ!やめ…て…はぁう!…気持ち…わる…いよぉ…あぅ!」
舌は執拗に首筋周りを愛撫しながら、乳房にあった手はそのまま下にスライドしていき、パンティの中に侵入。そして既に感度最高値で濡れまくっているオ○ンコへと到達し、最も敏感な芽を弄り始めた。
「あああぁぁぁぁっ!!な、なんで…あぁぁっ!…ア、アンタなんかに…あっ、ダメッ!だめぇーっ!」
奈々子の全身が小刻みにビクンビクンと痙攣した。毛嫌いしているはずの渉の愛撫でイッてしまったのだ。
それでも渉の攻撃は止まず、舌の愛撫は唇へと移動し、執拗なディープキスへと移行し、下を弄っている指は、とうとう奈々子の体内に没入された。
「ウッ、ウグッ…ウグゥ…ングッ!!ンッ!ウグゥゥゥゥゥゥゥッ!!!」
今度はさっきよりも激しい痙攣で2回目の絶頂へ…。こうなるともう昇天地獄である。
奈々子は身動きも出来ない拘束状態の中で、何度も何度も果てること無き昇天地獄を味合わせられた。

一生懸命自分の理性を奮い立たせて、それに渉への嫌悪感を上乗せして、この昇天地獄と戦おうとするのだが、絶え間なく襲ってくる“感度:最高値”の快感に、次第に理性の勢力が弱まり、脳内を快感だけが支配していく…。
「あっ!あああぅぅぅ…あぐぅぅ…あっ、あっ、あぁぁぁっ!」
いつの間にか抵抗する言動も無くなり、喘ぎ声だけになっているのだが、そんなことを客観的に捉える余裕など、今の奈々子には無かった。
途中から身体の拘束だけは解除されていたにも関わらず、身体の全てを渉に委ね、そればかりか自分でも全く気付かぬ内に、渉の背中に手を回し、抱きついている始末である。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
もう数え切れないほどの昇天を味わい、いよいよ最後の絶頂を迎えた後は、股間からは猛烈な潮吹きでオシッコを垂れ流し、息も絶え絶えで、倒されたシートにぐったりと身を横たえたまま、両腕はどこも隠すことなくだらんと投げ出されいた。

「すごい感じてくれてたんだね。ものすごく可愛かったよ」
こんな最低男から優しい言葉を投げかけられ、頭を撫ででもらいながら、奈々子は何故か心地よい安堵感と満足感を感じ始めていた…。
『なんでこんな男に…』懸命にそう思おうとするが、少し前まではその言葉に篭っていた感情が失せ、自分の奥底から沸き上がってくる本性を誤魔化そうとする、単なる言い訳にしか過ぎなくなっているのを、薄々と感じ初めていたのである。

(淫テンドーDS③へつづく…)

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【やや短編】淫テンドーDS①

僕は内海 渉(うつみ わたる)18歳。この就職大難時代に大学受験まで失敗した、先行き不安度200%のダメ浪人生である。
まったくイケてない容姿&性格から、学生コミュニティからも疎外され、こうなりゃ自暴自棄にでもなるしかないな…と思い込んでいた矢先、どこからともなく面白いモノが手に入った。

それは一見今流行りの携帯型ゲーム機と同じ形で、パカッと開閉式になっており、表には『淫テンドーDS』と書かれている。
ふざけた代物ではあるが、これが中々どうしてスグレモノ。
使い方が分かった今は、これをどうやって面白く使ってやろうかと、自分の将来よりもそんなことばかり考えてしまっている。

使い方は超簡単。
まぁ、それは使いながら説明していくことにしよう。
昨日からあれこれ考えていたけど、やっぱり最初はアイツに使おう。
僕のことを卒業時まで毛嫌いして、キモイ扱いしてくれたアイツ…おっと、この家だな。そろそろ大学に行く時間だろう。
待つこと数分…。

出てきたね。今僕の姿を見られるわけにはいかないので、身を隠しながらこの付属のカメラでアイツを隠し撮り…よしっ…で、専用のケーブルで繋いでこの『淫テンドーDS』に送信。
後はデータベースに名前と生年月日を入力。これでオッケー。
入力したのは『市村奈々子』 0043
女優の綾○はるかを勝気にしたような元同級生で、数名の女子グループ筆頭で僕のことをキモオタ扱いしてくれていた奴だ。

とりあえず、これで仕込みはオッケー。
後は奈々子の帰宅を待つとするか…。どうせとりあえずやることのない堕落浪人生。マン喫でも行って時間をつぶすとするか…。

夕方、僕は奈々子の家に程近い公園のベンチで、ひたすら彼女の帰りを待っていた。
おっと、このスグレモノ、入力した対象が半径500m圏内に近づくと、バイブで教えてくれるのだ。
このタイミングで、付属のペンで『家の近くのこの公園の僕の前で自転車を降りる』と書き込む。
程なくして、奈々子が僕の前で自転車から降りた。
「あれ、市村さん」
「な、なによ、なんでアンタがこんなところにいるのよ」
「なんでって、知っての通り受験に失敗したダメ男だからヒマしてて、ここでゲームしてただけだけど…市村さんの方こそ、僕の前までわざわざ来てくれて、何か用?」
僕にそう言われて、あからさまに戸惑っている様子である。それはそうだろう、さも用事有りげに自転車でわざわざ乗り付けてきたのは、彼女の方なのだから。
「な、何でもないわよ。なんでアンタに用事があるのよ。変なこと言わないで」
そう言い捨てて、自転車に乗り直そうとする彼女を見ながら、ゲーム機に『ズボンを膝下まで下ろして腰に手をあて動かない』と素早く書く。

次の瞬間、奈々子はおもむろにベルトを外し、Gパンを膝下まで下げ、春らしい鮮やかなピンクのパンティを曝け出したまま、腰に手を当て仁王立ちになった。
「きゃ、きゃあっ!!な、なによこれっ!!」
「う、うわ…市村さん、何やってんだよ」
「な、何って…いやっ!身体が動かない!?や、やだ、内海!見ないで!見ないでよっ!」
「見ないでよ…って、見せてるのそっちじゃん、何で僕にそんなピンクのパンツ見せつけるのさ」
「アンタに見せつけるわけないでしょう!やだー!なんで動かないのよー!」

とりあえず眼福したし、今はこの辺でいいか。そう思って、ゲーム機側面のボタンを押す。これは命令解除ボタン。命令が解除された奈々子は慌ててズボンを穿き直し、顔を真っ赤にしながら僕に目もくれずそそくさと去っていった。

これがこの『淫テンドーDS』の使い方。
それにしても、奈々子の下半身はけっこうボリュームと張りがあって、歪んだ欲情を掻き立たせてくれるものがあったな。派手なピンクのパンツも拝めたし。
さてと、それでは今夜あたりもう一度奈々子に恥をかいてもらうとするか。学校で僕のことをキモオタと罵って恥をかかせてくれた仕返しでね…。


そしてその日の夜。
社会の上り階段から転げ落ちたダメ男にとって、夜ほど暇で孤独な時間はない。これまではエロサイトめぐりやチャットでのイケメン気取りなど、全く無意味な時間を費やしてきたが、これからはこの夜の時間がずいぶんと楽しくなるのかな…等と期待に胸を膨らませながら、自分の住処とさほど離れていない奈々子の自宅に向かって、軽快に原付バイクを走らせる。

まずは自宅確認。
フムフム…只今午前0時、奈々子の部屋の明かりはまだ灯っているが、他は真っ暗ということは、一人っ子家庭の奈々子の両親は既にご就寝とうことか。うんうん、好都合である。
その足で、夕方の公園に向かう。
この公園は閑静な住宅街の中の公園なので、この時間はやはり誰もいないね。さっき夜間見回りの警察官とすれ違ったばかりだから、もうこの辺りには当分来ないだろう。
ということで早速ゲーム機を取り出し、対象を『奈々子』に設定して…まぁ、今は彼女しか登録されていないのだが…『そのままの格好で公園の僕の前まで来る』と書いた。

程なくして、大きめの薄いピンク地のスウェット上下という、完全な部屋着姿で奈々子がやってきた。髪の毛も洗いざらしのままの、いかにも『くつろぎモード』といった様子である。
「あれ、市村さん、また会ったねー。こんな時間にどうしたの?」
「やだっ、なんで内海がまたここにいるのよっ、それに…私こんなところ来たくなかったのに…」
「今日の夕方のことといい、何か変なことばかり言うね」
僕の発言に、夕方の失態を一気にフラッシュバックさせたらく、顔を真っ赤にして、
「あ、あんなの、何かの間違いだからね!アンタもあんなことさっさと忘れてよ!」
「忘れろ…ったって…学校でも人気が高かった市村さんに、いきなり見せ付けられたピンクの下着姿を忘れろって言われても…今だって、いきなり僕の目の前にそんな軽装で現れて、…その下に今度は何色の下着着けてるんだろうって想像しちゃうよ」
「!?…やだっ!!やっぱアンタ最低!そんな性格だから、キモイって言われるのよ」
「おいおい、これって男子の素直な想像力だよ。それに、勝手に何度も僕の前に現れて、キモイ呼ばわりまでされてさ…、これって、どこの誰から見ても、市村さんの方がヒドイぜ」
「…………」
じっと僕の方を睨みつけてはいるが、さすがに返す言葉がないらしい。そりゃそうだろう、僕が彼女を呼びつけて何かをしたっていう根拠も証拠も何もないのだから。

「もう!なんでこんな夜中にムカツクアンタと話をしなきゃならないのよ!もう!」
そう言い捨てて僕に背を向けて歩き去ろうとするその姿に、
『スウェット上下を脱ぎ捨てて、四つん這いになって動かない』と書いてあげた。
「!?…きゃ、きゃあ!な、なにっ!?身体が…勝手に…いやーっ!」
案の定、おもむろにそそくさとスウェット上下を脱ぎ捨てて、夜の寛ぎモードにはピッタリの紺の綿生地のパンティ一枚の姿で四つん這いになってくれた。…そう、部屋着でブラジャー付ける女性も少ないのだから、奈々子も類に漏れず、スェットの下はノーブラだった。

「うわー、市村さん、また勝手にそんな大胆な格好に…まさか僕を誘ってるの?」
「もー、やだー!そんなはずないでしょ!何で身体が勝手に…内海、見ないで!見ないでよー!」
「見ないでよったって…勝手み見せてるのそっちじゃん。嫌なら早く服を着たほうがいいよ。誰か来ちゃうかもしれないし。それにしても、市村さんがこんな大胆な露出癖があるとは知らなかったなぁ」
“誰かが来ちゃうかもしれない…”そんな恐怖感をモロに感じたのであろうか、奈々子は急に声のトーンを落とし、
「いや…やだよぉ…こんなこと…見ないで…見ないでよぉ…」
既に半べそ状態で必死に動くはずもない身体を動かそうと、懸命になっていた。すぐ目の前には脱ぎ捨てた服が散乱しているのに、それを取ることも出来ないのだ。

「見ないで…と言われてもさ、せっかくこうして自分から見せてくれているんだから、しっかりと拝んでおきゃなきゃ、損ってもんでしょう」
「もしかして、内海、アンタ私に何かした!?」
奈々子は僕と会ってからのこの立て続けの怪現象に、薄々疑惑を感じたらしい。
「おいおい、僕が市村さんに何か言ったり、直接手を出したりした?変なこと言わないでよ。ここに呼び出した訳でもないだろ」
「………で、でも…おかし過ぎるよ、こんなの…いやっ、お願いそんなに見ないで…」
このスグレモノゲーム機の更にスゴイところ…実は設定対象にはこのゲーム機の存在が認識できないのだ。他の人が見たら、僕がゲーム機を操作していることに気付けるが、奈々子には無理なのである。まったく大した機械だよな。

奈々子を固定している状態なので、今度は焦らずゆっくりと、
『パンツを脱いで、全裸で大きく足を開いて立ったまま腰を落とし、両手は膝の上に置く』と書いてあげた。
「!!…いやっ!また身体が勝手に!!あ、だめ!これだけは…だめー!」
おかしな光景である。自発的に行っている行動に、自分で拒否言動を行っているのだから。
遂にスッポンポンで、お相撲さんの“立ったままの股割りストレッチ”のような格好になってくれた。
奈々子はもう既に涙顔である。
「内海…お願い…もうやめて…やめてよぉ…」
もうここまで来ると、奈々子もこの怪現象に僕の“なんらかの力”が加わっていることを確信しているようである。でも、僕は敢えてそれを肯定しない。しない代わりに立て続けに、用意していたクリップボードに挟んだA4サイズの紙とマジックペンを奈々子の前に置き、
『目の前の紙に“市村奈々子は裸を見てもらいたくて仕方ない、露出大好きっ子です♪”と書いて、首からぶら下げて、元の姿勢に戻る』と書いた。
当然奈々子はその通りの行動を行うことになる。用意したクリップボードには首から下げるようにとヒモが通してあるので、今奈々子は首から変態的な自己PRメッセージをぶら下げて、股割りストレッチ姿勢を保っている。

「なんで…なんでこんな酷いことするのよぉ…もうやだ…お願い…お願いします…もうやめて…」
この哀願の声は完全無視。
僕は公園の夜間照明に照らし出されたいやらしい格好の奈々子の裸体を、股間の間に顔を潜り込ませて、真下から覗き上げている。
「へー、市村さんって意外と毛深いのな。オ○ンコの周りまでしっかりと生えてて、肛門にまで達してるじゃん。やらしー股間だねー」
「やめてーっ!こんなこと…警察に訴えてやるから…」
「訴えるって、どうやって?自分から自筆のこんな自己PRぶら下げてさ、僕は何も要求もしてないし、触れてもいないんだぜ?何なら、『公園に変な女性がいます』って僕が警察呼んであげようか?」
「!!!…いや…そんなこと…絶対ダメ…とにかくお願い…もう私を解放して…」
この解放懇願も当然無視。

「じゃあさ、お望み通り僕はもうそろそろ市村さんの目の前から消えてあげるから…その代わり、明日の休日、僕とラブラブのデートしてよ」
「なっ!?何言ってるのよ!そんなの絶対に嫌…」
「あっそ…」
『その格好のまま、笑顔で“奈々子おっきいオチ○チン大好き、オチ○チン欲しい”だけを笑顔でつぶやき続ける。他の事は何も喋れない』と書き込んであげた。
「奈々子おっきいオチ○チン大好き、オチ○チン欲しい…奈々子おっきいオチ○チン大好き、オチ○チン欲しい………」
可愛い笑顔でこんな破廉恥な言葉を連呼する奈々子だが、心の中では動揺&否定感情が爆発しそうなのだろう。
「あれれ?いきなりそんなこと言い始めるなんて…やっぱり市村さんって変態なんじゃないの?」
「奈々子おっきいオチ○チン大好き、オチ○チン欲しい…奈々子おっきいオチ○チン大好き、オチ○チン欲しい………」
笑顔でしかもこれしか連呼出来なくなっている奈々子だが、それでも僕の変態発言に大きく首を左右に振って、否定を態度に表そうとしている姿が、とても健気である。
「どう?もう一度聞くけど、僕と“ラブラブな”デート…しない?」
言葉による返答は出来なくても、先程のように首を縦か横に振っての返答なら出来るはずだが、
「奈々子おっきいオチ○チン大好き、オチ○チン欲しい…奈々子おっきいオチ○チン大好き、オチ○チン欲しい………」
こう言いながら、首はピクリとも動かない。かなり迷っている様子である。

『そのままオシッコを垂れ流す』駄目押しでこう書いてあげた。
「奈々子おっきいオチ○チン大好き、オチ○チン欲しい…奈々子おっきいオチ○チン大好き、オチ○チン欲しい………!?」

シャーーーーッ!

「あらら…変態の市村さん、今度はオシッコですか。へー、女の子ってこんなところからオシッコが出るのかー、これじゃあオマタが汚れるはずだよね。それにしても溜まってたみたいだねー、よく出るなー」

奈々子の感情など無視して、非常にも勢いよく公園の床に叩きつけられるオシッコ。
夜の誰もいない公園で真っ裸になり、首から露出癖PRのサインを吊るし、股割りストレッチ姿勢でオシッコ垂れ流しながら、卑猥な言葉を連呼している…こんなことは大学入学したばかりの通常の乙女がする行いでは決してない。しかし、それを今自分が実践してしまっているのである。それも…高校在学中、生理的に最も毛嫌いしていた内海渉の目の前で…である。
この時の奈々子の羞恥心と渉を恨む念は、どれほどのものであろうか…。しかし今の彼女には、その思いを晴らす手段も力も何も持っていないのだから、我ながら情けない…と己の非力を恨むしかなかった。

大量のオシッコが全て出切った頃合を見て、
「で、どうする?僕と“ラブラブ”デートする?早く返事しないと、もしかしたら今つぶやいているそのいやらしい言葉、大声で叫ぶ事になるかもしれないねー。変態の市村さんのことだからさ」
奈々子は既に悟っていた。
あくまでも奈々子の自発的な行動を予想しているかのようなこの発言が、あからさまな“命令予告”であることを…。そして自分が渉の意に沿う返事をしない限り、彼は躊躇なくその予告を実行に移すであろうことも。
もしそうなったとしてその騒ぎを聞きつけて人が集まったとしても、今の自分にはこれらの行為が渉の仕業だと決定付けられるものなど何も掴んでいないし、むしろ人に来て貰ってもっとも被害を被るのは、自分自身なのである。もう選択の余地はなかった。笑顔で卑猥な言葉を連呼しながらも、力なく彼女の首が縦に振られた。

「わー、嬉しいなー。誘いに乗ってくれてありがとう。じゃあ、明日…ってもう今日のことだけど、朝9時に駅前の○△ビルの前で待ち合わせしよう。それと、僕はミニスカートの女性とデートするのが夢だったから、ミニスカート着用で着てね。いい?」
奈々子は今度は素直に首を縦に振った。もうデートの約束をしてしまった以上、こんなことにいちいち拒否するつもりなど毛頭無かった。むしろ拒否した時の報復の方が不利益である。ここはとにかく早くこの場を開放してもらうことの方が先決であった。

「それじゃあ、今日は刺激的な夜をありがとね。嫌われ者はこの辺りで退散するよ。朝の待ち合わせ、遅れないようにね。それから、こんな変態的なことは好きでやっているんだろうけど、風邪引かないようにね。早く家に帰った方がいいよ」
もちろん大きなお世話である。
自分で呼んでおいて、好き放題なことやらせても、徹底的に奈々子の自主的行動で貫こうというふてぶてしさに、我ながら感心する。

最後に、
『セリフはそのままで、思いつく限りのラジオ体操を“前だけ向いて”やり続ける』と書いてあげた。
「奈々子おっきいオチ○チン大好き、オチ○チン欲しい…奈々子おっきいオチ○チン大好き、オチ○チン欲しい………」
こんなことをつぶやきながら、真っ裸でラジオ体操に励み始める奈々子。非常に滑稽である。
「そうそう、いらぬ罪をなすりつけられても困るからね、何かの時のお守りに、今の姿をデジカメの動画で少し録画させてもらうね」
そう言って、渉は笑顔でラジオ体操中の奈々子にカメラを向け始めた。
心の中では渉に対して、かなりの攻撃的言動や、恨み辛みの念が爆発しているであろうが、今は先程と違って首も動かせず、しっかり前を向いて笑顔で卑猥言動を口にしながら、元気よくラジオ体操をするしかない。カメラの中に動画として納められるのは、あたかも自発的変態行為としかとられない光景ばかりなのである。これでは、後でどんなに否定しても、一体どれだけの人が自分の否定言動を信じてくれるだろうか…。
諦めと絶望感に苛まれながら、撮影を終えて去りゆく憎き渉を見送るしかない奈々子であったが、
「奈々子おっきいオチ○チン大好き、オチ○チン欲しい………(!!ちょっと待って!私、いつまでこんなこと続けさせられるの!?ちょ、ちょっと待ってよー!やだーっ!解放していってよ!いやーっ!)」
そんな奈々子の切実な心の訴えなど気付きもしないかのように、渉は原付バイクには乗らず、手で押しながら公園の光が届かない奥地へと消えていってしまった。

しかし、これは渉の演技である。
彼はまだ奈々子がよく見える暗がりの植え込みに身を隠すと、しばらくの間、満足感に浸りながら彼女の変態行為を眺めていた。
遂にあの“可愛いくせに自分にとっては最高にタチの悪い女”だった奈々子の包み隠すところの無い赤裸々な裸体をじっくりと堪能し、思うが侭にコントロール出来たのだから、尚且つ、このお楽しみはこれからもっとエスカレートしていくのである。

数分後、ゲーム機の解除ボタンを押してあげると、奈々子は一瞬身体中の力が抜け落ちたかのようにその場に崩れ落ちたが、すぐさま散乱した衣服を着始めて、走ってその場から逃げ去っていった。今夜はさぞや寝れない夜になるだろうな。

しかし、僕の夜はまだ終わらない。
これからこの機械を作った知り合いの科学者の所に赴き、成果の報告と、ちょっとした手直しを加えてもらうつもりだ。
今回使ってみて、ある部分の命令を継続させておきながら、違う命令を加える時に、一々『それはそのままにして』を書き添えるのが、非常に面倒だった。だから<表情・セリフ・行動・感度>この4項目でそれぞれ独立した書き込み設定が出来るようにしてもらうつもり。
最後の<感度>は、さっき思いついたもの。
これは明日からのお楽しみ用…とうことで。さてと、明日がいい日になりますように…。

(淫テンドーDS②へ続く…)

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