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マイルーム外伝(5)〜ある日の千夏と美佳の物語②〜

それから数日後、康介が元優等生 沙希の小屋の中で美少女と、成り行きで種犬になっている元営業マンの二人との相変わらず盛っている様を見物していると、家政婦の美佳がなにやら困った顔で歩み寄ってきた。

美佳の股間には、相変わらず凶々しく黒光りしたペニスバンドが反り返っており、その黒棒がまだ粘液で濡れ光っているということは、今の今まで千夏の蜜壺にその黒棒をねじ込んであやしていた証拠である。

「康介さん、ちょっとお話があるのですが、よろしいですか?」
「あ、うん、大丈夫だけど、どうかしたの?」

康介は、この歪んだ世界に美佳を連れ込んでからは見たこともない困惑の表情に、一抹の不安を感じていた。

「実は、今、千夏ちゃんと遊んであげていたのですが、千夏ちゃん、それまでアンヨを大きく広げて気持ちよく腰を振ってくれていたのに、急に私のことをじっと見て、ママなの?なんて言ってきたんです」
「えっ⁉︎」

この美佳の発言は、康介にとってもっとも恐れる衝撃を孕んでいた。
それもそのはず、千夏に掛かっている領主達の暗示が解けるということは、ここまでようやく築き上げてきた康介の王国的楽園が崩壊することを意味しているからである。

康介が慌てて家の中に駆け込むと、千夏はリビングに敷いてあるお気に入りのラグマットの上で丸まってお昼寝中のようだった。
身に付けているものも、エアコンでお腹が冷えないようにと綾子からプレゼントしてもらった、ピンク地でウサギのキャラクターが織り込まれている毛糸の腹巻きと、尻の割れ目からはフサフサの尻尾を装着した直径5cm弱の張型をアナルに埋めているいつもの格好である。
先ほどの美佳の困惑の表情など気にも止めていないような穏やかな、いつもと変わらぬ可愛らしい寝顔なのだ。

「んぁ? あ、康介ぇ〜」

千夏は浅いうたた寝だったようで、康介が近づいて来たことに気付いたのか、少し気だるい様子で身を起こしてきた。
身を起こすと言っても四つ脚ポジションまでで、そこからアナルに尻尾を生やしたヒップを、高く突き上げて後ろに引きながら床に向かってバンザイ姿勢になるという、犬がよく見せる背伸びのポーズで気持ちよさそうに丸まって寝ていた身体をストレッチさせてみせた。
これも、康介の王国になってからの至って日常的な光景で、康介にとっては先ほどの自分と美佳の会話から生じた不安と焦りは何だったのかと、半ば拍子抜けするくらいの気の抜けた千夏なのである。

「千夏さ、最近なにか変わったことなんてない?」

千夏の落ち着きぶりを見て、康介は内心の動揺を少しずつ抑えながら、千夏の内心を探り見るように聞いてみた。

「ん〜?変わったことぉ?ん〜、無いよぉ。どうかしたの?」

お気に入りのラグマットの上で、正座の姿勢から両腕を伸ばして身体の前で突っ張って、まるで犬のお座りのような座り方で座りながら、にこやかに答える千夏。このスタイルが普段の千夏のスタンダードな座り方である。誰かに教えられたのではなく、自分からし始めた座り方で、察するに床に直接お尻を下ろすと、アナルに埋め込まれている巨大な張り型からの圧迫が強いのであろう。

千夏のそんな様子を見てようやく安堵を覚え始めた康介は、意を決して質問の核心を打ち出した。

「あのさ、さっき美佳さんに遊んでもらったろ?その時に美佳さんのことをママって呼んだの?」

今の様子のままであれば何も触れなくても大丈夫かもしれないが、かと言って看過して気付かぬうちに取り返しのつかないことになるのも不安であるし、逆にこの質問を投げかけたことで、封じ込めたはずの人間の記憶を呼び起こす呼び水になってしまうかもしれない。
様々な可能性で戸惑いも大きいが、看過できない以上突いてみるしかないと、覚悟を決めた質問である。

「う、うん…」
「いきなりママなの?なんて聞かれて、美佳さん、びっくりしてたぞ。なんでそんなこと言い出したの?」
「えっとね、寝てる時に夢?なのかな、美佳さんと人間の格好した私がお話してたり…でね、その中で美佳さんが自分のことをママって言ってたの」
「…!?」

記憶が…戻りかけている!?
康介は、一旦落ち着き始めていた鼓動が再び激しくなっていく気配を感じながら、咄嗟にその場から離れ、この歪んだ王国の発祥地である庭のプレハブ小屋に走っていった。
そこに備えた祠こそがこの洗脳力の源である旧領主との接点となる場であるからである。その廟に置いてある鏡に顔を映せば、その鏡の中に彼らが姿を現す。どこかのおとぎ話のようではあるが、本当に出てくるのである。
この事態への解決の鍵は、もはやその旧領主に問うしかないと思えば思うほど、底知れぬ焦りの念が増してくる。

今や康介の正妻の座で優雅に日々淫美な下着姿で暮らしている元兄嫁の綾子、元千夏の実母で今は常時尻出しエプロン姿で黒光りのペニスバンドを装着している下女の美佳、庭の牛舎に繋がれて日々食べて排泄を繰り返しながら徐々に肥えつつある元英語教師のミッシェル、同じく庭のコンクリート小屋の中で二匹の元営業マンの野良犬とともに昼夜を問わずヤリマン振りを発揮している元生徒会副会長で秀才美少女の沙希、そして最愛の愛玩ペット犬の現在も同級生の千夏、ここまで築き上げてきた王国の存亡に迫られている王のような心境で、祠の鏡に向かって叫んだ。

「おい!領主!頼む!出てきてくれ!」

(執筆継続中)