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妄想商会(21)~ポチの首輪〈第5話〉~*特殊アイテム

母親同士が友人関係ということから、晋吾とは小さい頃からの幼馴染であり、高校3年生の浅井奈緒を、朝の久々の偶発的な再会から、僅かその日の内に親元から引き離しペットとするという一大イベントを終え、今ようやく自宅に戻ってきた。
その手に握られた手綱の先には、首輪で繋がれた奈緒がいることは、言うまでもない。

「ただいまー。香織ー、いい子にしてたかー?」
「はーい♪ご主人様、お帰りなさい♪」
奥から待ちに待ち焦がれたという様子で、香織が元気よく出迎えに出てきた。
「あら?その“ヒト”は…?」
「ああ、今日からうちで飼うことになった“奈緒”だよ。これで香織のお留守番も寂しくなくなるだろ。仲良くするんだぞ」
「はい♪ご主人様、ありがとうございます♪…奈緒、よろしくね」
晋吾は彼の後ろに隠れるように立っていた奈緒を、香織の前に押し出して、
「ほらっ、奈緒もきちんと先輩にご挨拶…だろ」
「香織…よろしくお願いしますぅ…」
初めての環境にまだ順応し切れずに、少し不安げな様子で挨拶を交わした。

奈緒にとっては、まさに激動の一日だった。
彼女の人生に関わるなどというような、生易しいものではない。それまでの“人生”が終了し、新に取って付けの造語ではあるが“ヒト生”なるものがスタートする日になったのだから…。
須藤奈緒という名前も人間社会からは消え失せ、“奈緒”というペット名だけが残り、高校3年生という立場からの、進学または就職などという目先の将来の憂いや希望を持つ必要も無い。
ただ純粋に“新井晋吾の飼いヒト”という、可愛らしいペットの役目を果たしていけばいいのである。
もし飼い主に飽きられたり、見放されたりすれば、“野良ヒト”となるしかない運命を、新に授けられてしまったのである。

その新たな生き方を強制享受させられることとなった奈緒からは、つい数時間前の威勢のいい生意気娘の影は消え失せ、今はただオドオドするしかないというよな素振りである。
今後、彼女の記憶、性格、習性などは、全て晋吾による支配及び改定が施されることになるし、既に今もその改定が行われつつあった。

「じゃあ、奈緒、これでお前は我が家のペットとして仲間入りすることになったのだから、香織と同じように、俺のことはご主人様と呼ぶこと。いいね?それと返事はきちんと“はい”とか“いいえ”の丁寧な言い方にするように。いいね?」
「…はい、…ご主人様、わかりました」
「(おやおや、さっきまでのオタク扱いの呼び捨て口調が、随分としおらしくなったねー、奈緒。念願のペットの気持ちは、どんなだい?)」
黒い征服感を感じ、晋吾は“してやったり”という笑みを浮かべながら、
「では奈緒、早速だけど、我が家のペットとしては邪魔な、その着ているものを全部脱ぎなさい」
「えっ…で、でもぉ…」
「脱ぎなさい。香織も何も着てないだろ」
「い、嫌だよぉ…」
「何でだい?」
「…恥ずかしいから…」
この感覚は、香織には見られなかったものである。
それもそのはずで、香織には元から“羞恥心”というものは排除してあったのに対して、今回晋吾は奈緒にはその“羞恥心”だけは残しておくことに決めていたからである。
これは、それまでの自分に対する非礼の数々を行ってきた“生意気娘”への、ささやかな報復でもあった。

「脱ぎなさいっ!飼い主の言うことが聞けないなら、外に放り出して、野良ヒトにするぞ!」
晋吾は“わざと”語気を荒げた。
「ふぇっ…ふぇーん…」
果たして、奈緒は両手で顔を覆って泣き出してしまった。
しかし、この反応の中には、理不尽なことを強要されたことによる恐怖心や憎しみなどの感情は含まれていない。ただ純粋に“恥ずかしい”だけなのだ。
なので、これは“教育”や“躾”という方法で、矯正させる必要があり、また奈緒もいずれそれを享受出来るはずである。
「ほら、脱ぎなさいっ!」
「奈緒、頑張って」
香織もこれが躾であることは十分に理解できているので、奈緒を庇うよりも、励ますように彼女の肩を抱いている。
「ふぇーん…ふぇっ、ふぇっ…ひっく…」
18歳の乙女が、その若さ溢れる可愛らしい顔を涙で濡らしながら、ようやく観念したのか、Tシャツに手をかけ、スルスルと脱ぎ始めた。

Tシャツの下には淡い色の薄手の綿キャミソールを着ており、それすらも脱ぎ去ると、香織のそれよりも若さの分だけ若干の固さが見受けられる、ツンと上向きの乳房が顕わになった。それは乳輪も小さめで桜色の乳首を持ち、まだ完全成熟はしていないまでも、美乳と言われる部類のものであろう。
こんな恥ずかしい行為は早く済ませてしまいたいのか、奈緒はそのまま多少慌てるような素振りで、ショートパンツに手をかけ、一気に下ろしていくと、可愛い縁取りで飾られたピンク色の綿ショーツが晋吾の目に飛び込んできた。
あれほどさっきまでの言動が気に障っていた奈緒だが、こうして恥らいながらの脱衣ショーを見せ付けられると、当然のことながら、彼の一物は素直に反応し、熱く固い肉棒へ変貌している。

奈緒は立て続けにその綿ショーツも脱ぎ去り、完全な裸体少女となってしまった。
彼女の下半身のデルタ地帯は、ギュッと固く両脚を閉じられているので、その中心部分こそまだ未知の領域ではあるが、今視界に広がるそこは、上のまだ未成熟の美乳とは打って変わっての成熟した陰毛地帯を呈しており、統計比較こそしたことはないが、晋吾が知っている範囲の平均値で言えば、“毛深い”という評価を与えられるものであった。

「(へー、子どもの頃に一緒にお風呂に入っていた時には何も生えていなかったアソコは、こんなにもいやらしい成長をしていたのかぁ。奈緒、卑猥な毛深さだよー。それにしても、あのムカツク女だったのが、今やこんなになっちゃって…)」
そんな感慨に耽りながら一連の脱衣ショーを見物した晋吾の目を避けるかのように、
「…ふぇっ、ふぇっ…ひっく…」
奈緒はまだベソをかきながら、両手で胸と下半身全部のデルタ地帯を覆い隠し、両脚をきつく閉めて、出来るだけ自身の裸体露出面積を狭くしようと、懸命になっている。


(ポチの首輪<第6話>に続く…)

テーマ : 官能小説 - ジャンル : アダルト