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妄想商会(4)~バースデープレゼント〈第4話)~*特殊アイテム

玲子を風呂場に残し一人先に上がってきた真一は、誰もいないはずの部屋にシルクが立たずんでいたことに仰天して大声を出しそうになるを、そこは玲子に気付かれないように堪えながら、
「お、おいーっ、何でここにいるんだよっ。っていうか、どうやって入ってきたんだよっ」
「あ、どうもどうも。一応私も魔界と人間界を行き来している者なので、壁をすり抜けることくらい簡単なんですよ」
シルクの方は悪びれる様子もなく、にこやかに返事をしてきた。

「真一さん、どうやら順調に進んでいるようで何よりですよ。あなたの欲望エネルギーも、魔界では結構な値で取引されてますので、私としても嬉しいところです。で、今回の商品は喜んでいただけましたか?」
「あ、ああ。それには感謝してるよ。最高の商品だ」
「それはどうも。あ、今日お邪魔したのはですね、あの商品の後始末の仕方をお話しし忘れていましたので、それをお話ししておこうと思いましてね」
「後始末?」
「ええ。まぁ、真一さんが今後一生彼女とこのままの生活を続けるのであれば、生涯使用も可能で、私としては長期的にあなたの欲望エネルギーが頂けて嬉しい限りですが、そうでない場合もありますでしょう」
「ま、まぁ…な。そんな先のことまでは考えてもいなかったけど」
「もしも彼女とのこの関係を終わらせたい時は、例の箱を再び開けて、もう終わりにすることを念じてください。そうすれば、この関係をリセットできますよ。ただし、彼女がこの部屋にいない時の方がいいですねぇ。彼女が我に帰ったときには、それまでの異常な出来事のことは忘れていますが、その場合尚の事、この部屋にいることが不自然になってきますからね」
「そ、そりゃそうだな」
「そして、その時点で私とあなたとの、今回の提携は終了いたします。この提携に関して、私とあなたがお会いするのもこれが最後かと思います。ただし、あなたの名前は顧客リストに載っておりますので、またいい欲望エネルギーが生まれてきたら、お会いすることもあるかもしれませんね。では、そろそろ彼女も出てくる頃でしょうから。ごきげんよう…」
そう言って、シルクの姿は霧が霧散するように消えていった。

シルクが消えるのとほぼ同時に、玲子が上がってきた。
「あら?ご主人様、まだ裸のままでいらしたのですか?」
「あ、あぁ。熱かったからな。玲子はさっさと制服に着替えるんだぞ」
「はい。かしこまりました」
玲子の返事の仕方は、一流奴隷を目指しているためか慣れと共に急速に進歩してきている。

「そういえば、玲子はまだ食事を取っていないだろう。着替えたら、今日は手っ取り早く冷凍庫のピザを解凍するように。ついでに食事の作法も教えるからな」
「はい。かしこまりました。一生懸命にお作法を身に付けます」
玲子は全身の水気を拭き終えると、素早く用意されていた制服に身を包んだ。ただ…身を包むと言っても、股間に大きな縦切り込みが入った綿の股割れイチゴロリパンツに、飼い犬用の赤い首輪、メイド用の円形フリルエプロン、メイドキャップ…という出で立ちでは、身を包んでいる面積があまりにも小さすぎるのだが…。

玲子の制服姿を見た真一は、昼間のスーツ姿の玲子とのあまりにも大きなギャップに、予想以上の大きな興奮を覚えていた。完全に征服したのだ…この思いがその興奮に強力な拍車をかけている。
玲子はその姿のまま冷凍ピザの解凍作業に入っていた。
キッチンに向かっている玲子を後ろから見ると、イチゴのロリパンしか身に付けていないかのように見える。そして、腰下の棚からお皿を取ろうと屈みこんだ時には、そのパンツが中央から左右に大きく分かれ、代わりに玲子の秘所が顔を出す…。助平文化を受け継いでいる日本男児としては、最もエロチシズムを感じる一瞬かも知れないな…そんな感慨に耽りながら、真一は満足げに彼女の後姿を眺めていた。

「ご主人様、出来上がりました」
玲子はレンジで解凍したピザを皿に載せて、真一が座っているテーブルに運んできた。
「ごくろうさん。玲子、じゃあ俺の隣の席に座りなさい」
「はい。では、失礼致します」
「これから毎食時の作法を教えるから、しっかりと身に付けるんだぞ。いいか、食事は俺の分だけを少し多めに作れ。そしてお前は今のように俺の隣の席に座り、両脚を開いて椅子に乗せ、片手でオ○ンコ、もう片手でオッパイを刺激しながら、オナニーをし続けること。オナニーくらいしたことあるんだろ?」
「…はい…あります…」
「恥ずかしがることはないだろう。最近だってしてたんだろ?」
「…はい…時々…生理前とかに…」
「ははは。日頃あれだけ仕事してりゃ、男とセックスに耽る時間だって出来やしないもんな。だからここでもいつもと同じようにすればいいんだ。簡単だろ?」
「…はい…」
「お前の食事は、俺が口移しで運んでやろう。それも俺の口で咀嚼したやつを…だ。だから飲み込むだけでいいんだよ。どうだ?奴隷としてこんな豪華な待遇はないだろう。ご主人様の口移し食だぞ」
「…あぁ…そんな、なんて勿体無い…」
玲子は本当に幸せを感じているような眼差しで、真一を見つめていた。真一が送り込んだ念には、ご主人様からの気使いには、心の底から喜びを感じる…という設定が組み込まれているので、これは当然の反応と言えよう。

二人の変態的な食事が始った。
玲子は命じられるがままに、目を閉じて胸と密壷を刺激しながらのオナニーに耽っている。その横でピザをかじっている真一は、2回ほど自分の喉に通した後に、3回目に咀嚼したピザをディープキスのように、玲子の口の中へ送り込んでいく。玲子はオナニーの快感に喘ぎながらも、真一の唾液まみれになった噛み砕かれたピザを、少しずつ自分の喉の奥に落としていく…。そんな繰り返し作業がしばらくの間続いていった。
この光景が、これからの"日常風景”となっていくのである。

変態的な食事を終えた後は、真一の疲れた身体を玲子にマッサージさせ、寝る前にもう一回戦を終えてから玲子の魅力的な乳房に顔を埋めるようにして眠りについた。
二人とも、異常なまでの環境の変化にさすがに疲れたようで、昏々と寝入っていた。

翌朝は、さすがに一流奴隷を目指している玲子である。真一よりも先に起きて、朝食の支度をし始めた。
昨日の言い付け通りに、真一の分だけ少し多めに作る食事である。
真一が起きてくると、これも言い付け通りに彼の横に座り何の迷いもなくオナニーを始め、これでご主人様の食卓の準備が整ったことになる。
「おお、玲子、言われなくてもちゃんと用意が出来ているなんて、さすがに一流奴隷だな」
「あぁ…ご主人様…ありがとうございます…ハァァ…アゥゥ…」
これが今の玲子にとっての最高の褒め言葉なのだ。一流企業の一流社員…これが昨日夕方まで玲子が自分のプライドのトップに掲げていたタイトルであったが、今はそれは演技上の姿でしかなく、彼女が自身のプライドのトップに掲げているタイトルは、まさしく“一流奴隷”なのである。

出勤の時間が近づいてきた。
真一も玲子も、それぞれの身支度で忙しく過ごしているが、玲子の着ているものは、前日と全く同じものである。下着も全て…。真一の許可が出るまでは、これを何日も着続けなくてはならないのだが、玲子自身は、それこそが“奴隷たる姿”と認識しているので、何の抵抗も感じていない。それに、今彼女がこの部屋で持っている衣装は、前述した部屋の中での奴隷の制服と、外で演技を演じるためのこの制服の二種類しかないのだ。

「玲子、支度できたか?」
「はい。ご主人様。いつでも出れます」
「よし、じゃあ分かっているな?玄関を出たら、俺たちは演技を演じなくてはならない。できるか?」
「はい。お任せください。しっかり演じます」
「オッケー。じゃあ、行こうか」
お互いの意識確認をした後、二人揃って玄関を出た…。


「柿崎君、遅いわよ!もっと早く歩きなさい」
「はい、長崎部長、すみません!」
二人の“演技”が始った。玲子もそれなりにしっかりと演じれているようであるが、これまで数年にわたって、“それまで”の玲子の叱咤を直に受けてきた真一は、彼女の声音に微妙な違和感が生じているのをしっかりと感じていた。

会社に到着しても、長崎部長と平社員の柿崎が同伴出勤することに、誰も違和感を感じていなかった。昨日少しばかり危惧していた不安は、これで解消されたようである。“二人の同居生活を周囲の者は当たり前のこととして受け入れる”という念は、その効力をしっかりと発揮していたのだ。
真一の隣の席の横田がヒソヒソ声で、
「おい、柿崎。お前、あのインテリ部長との同居生活なんて、大変そうだなぁ。俺には務まらないぜ」
「あ、あぁ。まぁな。それなりにやっていくしかないよ」
横田の発言は、決して冷やかしなどではない。本気の同情の声なのである。

「柿崎君!」
間髪入れずに、玲子の厳しい呼び出しがかかる。
「昨日の交渉の話はどうなったの?まさか伸展無し…なんて報告はしないでしょうね?」
“いつものように”真一の顔など興味も無い…といった態度で、パソコンを見つめながらの手厳しい報告責めを浴びせてきた。
「あ、はい…長崎部長…実は…」
そう言って、真一は玲子の机に身を乗り出すようにして彼女の方に身を寄せて、
「部長、しっかり演技できているじゃないですか…。ランチの後、小会議室で“ご褒美”あげますよ…」
「あ、はいっ…あっ!……そ、そうね。その言葉、覚えておくわ。下がりなさい」
いささかしどろもどろの態で、顔を赤らめて虚勢を張る玲子の姿がそこにあった。

「(フフフ…しっかりと俺の為に演じてくれよ。俺の可愛い下僕奴隷の玲子さん!)」
真一はその征服感に満ち足りた笑顔で、自分の席に戻っていった。

(妄想商会~バースデープレゼント~<完>)

テーマ : 官能小説 - ジャンル : アダルト

コメント

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いつもありがたいお言葉をいただきありがとうございます!
楽しみしてくださっている方がいるということだけで、執筆意欲が湧いてきます^^
ちょこちょこ付け足していくスタイルの書き方で、ストレスを感じさせてしまうことも多々あるかと思いますが、今のところの精一杯のペースで更新させて頂いております^^;;
今後とも、気長にお付き合いくださいませ^^

予告通り終わってしまいましたか…先が気になりますがマイルームも気になるf^_^;

頑張ってください、応援しております

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コメントありがとうございます!
マイルームも期待してくださって、嬉しい限りです^^
いずれ再開したしますので、ご期待くださいませ~^^
ゆっくりペースでの更新ですが、今後ともよろしくお願いいたします!

お願いです!新作を。。

大ファンです! 最近更新がなく、とてもつらいです・・・毎日見にきてます。
お忙しいとは思いますが、なにとぞ執筆をお願いします!
できれば、この妄想商会バースデー編の続きが読みたいです。玲子の
家族や知人をまきこんで操り、奴隷化して玲子がそれを調教するなど・・・
特に玲子の母とか(女将?)熟女の操りや洗脳をみたいです。(旅館に来たカップルの
客の女を寝取るとかも)
こちらの希望ばかり書いてすみません。とにかく更新を期待してます!

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